「魚釣師」の技術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 04:54 UTC 版)
客人はまず、「ソフィスト」を言論を通じて規定していくことにするが、その前に簡単な練習例として「魚釣師」を規定してみることにする。 そして客人は、以下のように「魚釣師」が何らかの「技術を持つ者」であるという前提の下で、「二分割法」を用いてその「魚釣師の技術」の内容を絞り込んでいき、それは「技術」の内の、「獲得」の内の、「捕獲」の内の、「狩猟」の内の、「動物の狩猟」の内の、「水棲動物の狩猟」の内の、「魚猟(漁)」の内の、「打って傷つける」ものの内の、「鉤漁」の内の、「下から上へと引き上げる」やり方のものであると、特定・規定する。 「作る技術」 - 農業、飼育、道具作成、模倣(再現) 「獲得の技術」 - 学習、金儲け、競争、狩猟「交換の技術」 - 贈物、賃銭、購買 「捕獲の技術」 - 力ずく「闘い取る」 - 相手に気づかれたまま 「狩猟する」 - 相手に気づかれないように「無生物の狩猟」 「生物の狩猟」「陸上動物の狩猟」 「水棲動物の狩猟」「翼を持った種族(水鳥)の狩猟」(鳥猟) 「水中に棲む種族(魚類)の狩猟」(魚猟/漁)「囲みこむ狩猟」 - 籠、投げ網、羂(わな)/置き網 「打って傷つける狩猟」 - 鉤(かぎ)、銛(もり)「夜間」(篝火漁) 「昼間」(鉤漁)「上から下へ」(銛漁) 「下から上へ」(釣漁)
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