「踊り」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 18:33 UTC 版)
「饗宴 (クセノポン)」の記事における「「踊り」について」の解説
続いて、竪琴の美少年が踊り始める。するとソクラテスは、その美しく均整のとれた踊り姿を見て、シュラクサイの男にその踊りを学びたいと言い出し、それを聞いて全員が笑う。 ソクラテスは真面目な顔で、皆が笑うのは、自分(ソクラテス)が、 健康を望むからなのか 食事や睡眠をより快適にしたいと望むからなのか 体全体をバランスのとれたものにしようとするからなのか 一人で狭い部屋でこっそり運動する様を想像してなのか 大きいお腹を程よくへこませたいと思うからなのか と、踊りの効用を挙げながら皮肉混じりに問い、更に最近早朝に踊っているのをカルミデスに目撃されたと述べる。カルミデスも同意し、最初は驚いたが、その後ソクラテスの話を聞いて、家に帰った後、腕の運動ぐらいは真似してみたと述べる。すると、すかさず道化者ピリッポスが、カルミデスの肩と足の貧弱さをパンに例えて揶揄する。 カリアスがソクラテスに、自分も一緒に踊りを学びたいと述べる。すると道化者ピリッポスが、自分も学びたいと、少年と踊り娘が踊っている中に飛び入りし、真似をしながら滑稽に踊る。
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