「片翼の天使」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 19:17 UTC 版)
「セフィロス」の記事における「「片翼の天使」について」の解説
セフィロスの抽象的な呼び名に「片翼の天使(One-Winged Angel)」がある。これはラストバトルでセーファ・セフィロスが登場するときのBGMの題名が由来になっている。作曲は植松伸夫が担当した。このBGMの何度も「セフィロス」の名が登場する印象的なコーラスの歌詞は「カルミナ・ブラーナ」から引用されたもので、言語はラテン語である。他のセフィロスが登場する作品でもこの曲のアレンジ版が使用されている。 ラストバトルに使用されることもあり、本曲に付いての情報は公表されていなかった。しかし植松は、当時黎明期であったネット上では発売翌日(つまりは1997年2月1日)の時点で、カルミナ・ブラーナの引用と付き止められていたことを、『FFVIII』の発売直前に出版されたVジャンプ増刊上でのインタビューで答えている。植松はすぐには付き止められないだろうと思っていたようで、驚きをもって受け止めていたことも同じインタビューで述べていた。 『FFVII AC』では歌詞が変わり、曲調の大部分にハードロックアレンジが加わった「再臨:片翼の天使(Advent:One-Winged Angel)」という曲がBGMで使われている。 国内外のゲームミュージックを扱ったコンサートイベントでは必ずと言っていいほど演奏される曲であり、90年代の植松伸夫を代表する曲の一つである。 チョコボの不思議なダンジョンの第3ダンジョン500Fでこの曲が流れるという構想があったがボツネタとなった。サウンドを担当した中村栄治は、この曲を「セフィロス音頭」と呼称している。 『KHFM』ではセフィロスに勝利すると「片翼の天使」というキーブレードを入手できる。『COM』でもこのキーブレードがカードとして登場する。 プロレスラーのケニー・オメガのフィニッシュ・ホールドでもある「片翼の天使」はこれに由来している。
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