「本能寺」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 00:16 UTC 版)
「秀吉 (NHK大河ドラマ)」の記事における「「本能寺」」の解説
本能寺の変での信長の最期は、自ら太刀を振るっての殺陣で明智軍を震え上がらせ、燃え盛る炎の中で白装束の信長が「人間五十年」で有名な幸若舞「敦盛」の一節を謡った後、「神か…、神が死ぬか!」と叫び頚動脈を自ら斬り、大量の血を吹き出させながら絶命するという壮絶なシーンとなった。数ある本能寺の映像作品の中で、切腹以外の方法で死ぬ信長の描写は初めてであったという。 本能寺に至る理由として、本作では信長による光秀への冷遇(敵地への領地替えや、光秀の母・美が八上城に人質に取られているにもかかわらず、信長が八上城主・波多野秀治・秀尚を殺害してしまう等)と共に、信長によって長男・信康と正室・築山を失った徳川家康、および信長に茶道を冷遇された千利休の2人が、光秀に謀反をけしかけるという陰謀説を採用している。なお、ストーリーブックに収録されていたあらすじでは、明智光秀が小栗栖で死なずに天海と名を変え徳川家康に仕えたことを示唆する展開がなされていたが、実際に放映された作品では史実通りに光秀は小栗栖で死んでいる。なお、作中ではその最後を見届けた石川五右衛門の計らいで光秀の首は坂本城に届けられ、届けられた光秀の首を抱えて煕子が琵琶湖へ入水自殺するという顛末となっている。 なお、この放送回の翌週の8月4日はアトランタ五輪・男子マラソン放送により休止となることから、エンドカードの後、鎧姿の秀吉が「来週の『秀吉』は、オリンピック放送のためお休みいたしまする。がんばれニッポン! 心配御無用! ニカッ!」と語り掛ける特別なスポットが放映された。DVD化の際にはカットされ収録されていないが、後の2020年7月12日に放送された特集番組「『麒麟がくる』までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル」では、本作の紹介の中でこの特別スポットが再び放映された。
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