「日本初の女性探偵作家」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 08:10 UTC 版)
「一条栄子」の記事における「「日本初の女性探偵作家」」の解説
一条栄子は日本初の女性探偵作家とされる。ただし、一条が執筆活動を始める前の1923年から1926年にかけて、松本恵子が「中野圭介」という男性名のペンネームで、夫の松本泰が主催していた『秘密探偵雑誌』『探偵文藝』に創作探偵小説を発表している。したがって、一条は正確には、日本で初めて女性名で作品を発表した女性探偵作家ということになる。 また、一条より8カ月早く、久山秀子が「浮れてゐる「隼」」(『新青年』1925年4月号)を発表し、日本で初めての女性名を名乗った探偵作家としてデビューしている。ただし「久山秀子」は、実際は男性作家のペンネームだった。 なお、日本で最初に単行本を出版した女性探偵作家は、1935年に『踊る影絵』(柳香書院)を出版した大倉燁子である。
※この「「日本初の女性探偵作家」」の解説は、「一条栄子」の解説の一部です。
「「日本初の女性探偵作家」」を含む「一条栄子」の記事については、「一条栄子」の概要を参照ください。
- 「日本初の女性探偵作家」のページへのリンク