「奇跡の」日記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 08:58 UTC 版)
ラモーンが宇宙で書いていた37ページの日記は奇跡的に焼け残り、未亡人ローナのもとに届けられた。彼女はこれをエルサレムのイスラエル博物館に寄贈し、イスラエルの人々と共有した。ローナ・ラモーンは、これをイスラエル博物館の法医学の専門家のところへ持ち込んだ。2ページだけが公開された。1ページはラモーンの覚えを記したもので、もう1ページはキッドゥーシュの祈りの言葉だった。学芸員のYigal Zalmonaは、この日記を修復するのには1年かかり、警察が80%を解読するにはさらに4年を要すると語っている。Zalmonaは、「この日記は爆発の際に凄まじい高温と低温に耐え抜き、その後は微生物や昆虫による害も受けた。残っていることは奇跡であり、信じられない。これがどのようにスペースシャトルの事故から生き残ったのか、論理的な説明はできない。」と語った。 ラモーンは、日記の最終日にこう書いている。 「 今日は、自分が宇宙で生きていると真に感じた初めての日だ。私は、宇宙で生き、宇宙で働く人間になった。 」 黒いインクと鉛筆で書かれ、16日間のミッションのうち最初の6日間分をカバーしている。紙は白いままで、地球から37マイルの位置で起こった爆発でも炭化しなかった。
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