「今際の国」の正体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:56 UTC 版)
「今際の国のアリス」の記事における「「今際の国」の正体」の解説
「今際の国」の正体は、臨死体験の最中にある人々が迷い込んだ、この世とあの世の狭間に位置する世界。 滞在者たちが元の世界で目撃した花火の正体は隕石群であり、その落下で生じた災害により死に瀕した人々が「今際の国」へと誘われた。 「今際の国」は滞在者の意識を基に形成されている。本編における「今際の国」が23区とその周辺のみに限定されていたのは、滞在者の多くが23区の住民であったことによる。 現実世界と「今際の国」には体感時間の差があり、現実世界における約30秒が「今際の国」における10日から2週間に当る。 「げぇむ」は滞在者らの生きる意志を問うために行われている。最後まで生き残った滞在者は、「今際の国」の国民となり死ぬまで「げぇむ」に参加し続けるための『永住権』を取得するか、『永住権』を放棄して現実世界に帰還するかのいずれかを選択することを迫られる。なお、作中では最後に「永住権を得るか得ないか」のみが聞かれ、「永住権の放棄」=「現実世界への帰還」ということは説明されなかった(実際に『永住権放棄とはレーザーで排除される事を指すのではないか』という考察をした登場人物も存在する) 現実世界へ帰還した人間からは「今際の国」で起きた全ての出来事の記憶が失われる。また、現実世界で「今際の国」について情報を得た状態で入国しても、その記憶は「今際の国」に居る間は失われる。 一定の条件を満たすと「今際の国」に滞在中も現実世界の記憶を保持することができる。本編の隕石災害においては1名のみ完全に記憶を保持した状態で滞在した人物が存在することが確認されている。 現実世界へ帰還する際に失われた記憶、または「今際の国」に入国する際に失われた「今際の国」に関する記憶は、人為的に復活させることが可能。
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