《猫種》の正しい読み方

実用日本語表現辞典

《猫種》の正しい読み方

「猫種」の正しい読み方

「猫種」は「びょうしゅ」と読む言葉である。「ねこしゅ」と読む人も多いが、この読み方は間違いだ。しかし、「びょうしゅ」と聞いてすぐに「猫種」と理解する人も少なく、PCやスマートフォンなどの検索機能で「ねこしゅ」とワードを入れても、ちゃんと「猫種」の検索ができるケースもある。また、人によっては「びょうしゅ」よりも「ねこしゅ」の方がしっくりくるという人も多数存在する。

「猫種」の意味解説

「猫種」は「猫の種類」という意味である。アメリカンショートヘアーやマンチカン、ロシアンブルーなど、様々な種類の猫がいるが、その一つ一つの種類のことを表現する言葉が「猫種」だ。

なぜ「猫種」と読むのか・理由

「猫種」の「猫」は音読みで「ビョウ」や「ミョウ」、訓読みは「ねこ」である。「種」は音読みでは「シュ」、訓読みでは「たね」となり、「猫」の「種類」は共に音読みである「びょうしゅ」と読むようになった。また、「種」は植物の種という意味の他にも「血筋」や「血統」という意味もあるため、「猫」の「種類」を表す「猫種」という言葉が生まれたのである。

「猫種」の類語・用例・例文

「猫種」の類語には「種別」や「類別」、「分類」などがある。「種別」は「共通した性質によって区別すること」であり、「類別」は「種類によって分けること」、「分類」は「ある基準をもとに分けること」を意味している言葉だ。例文には「どの猫種の猫も可愛いね」や、「猫の猫種ってこんなにたくさんあるんだね」、「猫は好きですが、そんなに詳しくはないので猫種で言われてもよく分かりません」などが挙げられる。

また、「猫種の違いが理解できる図鑑を作ったよ」や「猫種によって共通する性質はあるが猫にも個性がある」、「猫種だけで判断するのは猫に対して失礼だと思います」なども例文となる。

「猫種」の英語用例・例文

「猫種」は英語で表現すると「cat breed」となる。例文は「What's your favorite cat breed?(あなたの好きな猫種は何ですか？)」や「I like cat regardless of cat breed.(どの猫種にもかかわらず私は猫が好きです)」、「There's lost of cat breed,such as American Shorthair,Siamese,Scottish Fold,Ragdoll.(猫種ってたくさんあるんだよ、例えばアメリカンショートヘアー、シャム、スコティッシュフォールド、ラグドールとかね)」などが挙げられる。

また、「What's cat breed is your cat?(あなたの猫の猫種は何ですか？)」や「This breed of cat usually has short legs.(この猫種の猫はだいたい短い足をしています)」、「The most popular cat breed has changed over time ,however.(だが最も人気のある猫種は時と共に変化してきた)」や「This cat breed known as the Munchkin.(この猫種はマンチカンとして知られています)」などもある。

（2022年4月27日更新）