《労る》の正しい読み方
「労る」の正しい読み方
「労る」の正しい読み方は「いたわる」である。ちなみに「労う」は「ねぎらう」と読む。
「労る(いわたる)」は「労わる」とも表記される。この表記は特に「労った」のような活用形が「労った(いたわった)」と「労った(ねぎらった)」で同形になるので混同を避ける表記として役立つ。
「労る」の意味解説
「労る」は動詞であり「高齢者や病人など自分よりも弱い立場の人に優しく接する」「苦労をねぎらう」「同情の気持ちを持って親切に接する」といった意味の表現である。「労る」の類語・用例・例文
「労る」の類語として「慰める」という言葉が挙げられる。そもそも「慰める」は、「悲しみや苦しみの気持ちを紛らわせて、心を和らげる」という意味。「先生にひどく叱られて落ち込んでいた彼女を慰める」、「大切な家族を失って悲しんでいる友人を慰める」というように用いられる。「労る」と「慰める」はどちらも弱い立場にある人に対して思いやりの気持ちを持って大切にするという共通点がある。しかし、「慰める」は精神的なショックを受けている人に対して用いられるのが特徴。一方の「労わる」は、今まで頑張ってきた人や物に対して手厚く大事にするというニュアンスが強い。- 《労る》の正しい読み方のページへのリンク