β-アミラーゼ
英訳・(英)同義/類義語:beta-amylase
炭水化物のα1-4グルコシド結合を末端から一つおきに加水分解するエキソグルコシダーゼで、βーマルトースが産物である。サツマイモなどから得られる。
酵素タンパク質モチーフなど: | αヘリックス α因子 α因子受容体 β-アミラーゼ β-ガラクトシダーゼ β-ガラクトシドガラクトヒドロラーゼ β2ミクログロブリン |
Β-アミラーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/20 03:37 UTC 版)
β-アミラーゼ(β-amylase、ベータアミラーゼ)は、アミラーゼの一種。澱粉のα-1,4グルコシド結合を非還元末端からエキソ型に二糖単位で加水分解し、βアノマーのマルトースを生成する反転型の加水分解酵素。系統名は、1,4-α-D-glucan maltohydorase。EC 3.2.1.2。GH14ファミリー。
概要
β-アミラーゼは、澱粉のα-1,4グルコシド結合を非還元末端からエキソ型に二糖単位で加水分解し、βアノマーのマルトースを生成する酵素で、第一番目のエキソ型アミラーゼ。 澱粉の枝分かれ構造(α-1,6グルコシド結合)の手前でその作用は止まり、高分子のβ-リミットデキストリンが残る。 アミロペクチンのβ-アミラーゼによる分解限度は55-60%、アミロースのβ-アミラーゼ分解限度は70-96%である[1]。
植物に広く分布し、エネルギー代謝で重要な働きをする。細菌からは、1974年にBacillus megateriumから初めて見出された[1]。動物からは見つかっていない。
出典
- ^ a b 『澱粉の科学と技術』 ISBN 978-4990528706
関連項目
β-アミラーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 08:11 UTC 版)
β-アミラーゼは別名を1,4-α-D-グルカングルカノマルトヒドロラーゼ、グリコゲナーゼあるいはサッカロゲンアミラーゼといい、デンプンやグリコーゲンをマルトース(麦芽糖)に分解する。植物や微生物ではよく見られるが、動物からは見つかっていない。糖鎖の非還元末端から二つ目のα-1,4-グリコシド結合をエキソ型で逐次分解してマルトースを産生する。直鎖型のアミロースに対する分解効率は高い。一方、アミロペクチンに対してはα-1,6-グリコシド結合をしている分枝部で反応が停止し、マルトースとともにβリミットデキストリンが生成される。
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