藤原定頼 逸話

藤原定頼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 05:32 UTC 版)

逸話

一条天皇大堰川行幸のお供で和歌を詠んだときのこと、父の公任も同行していて定頼の歌の出来映えを心配していた。すると定頼の番になり上の句を「水もなく見え渡るかな大堰川」と読み始めた。満々たる大堰川を前にして「水もなく」とはどういうつもりだ、何という不調法な、と公任が思っていると「峰の紅葉は雨と降れども」と朗々と下の句を詠み上げた。そのあまりの見事さに、公任も嬉しさをこらえきれず、思わず会心の笑みを漏らしたという[7]

官歴

公卿補任』による。

系譜

尊卑分脈』による。


  1. ^ 『小右記』寛仁2年4月2日条
  2. ^ 『江談抄本』59
  3. ^ 『小右記』寛仁3年11月23日,26日,12月13日,17日,18日,19日,21日条
  4. ^ 『小右記』寛仁3年12月22日条
  5. ^ 『小右記』長元3年9月13日条
  6. ^ 『春記』長暦3年12月21日条
  7. ^ 『西行上人談抄』
  8. ^ 『御堂関白記』


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