石川県の市町村歌一覧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/08 12:14 UTC 版)
概説
金沢市や小松市では戦前から市歌が制定されている。昭和時代戦後に成立した市では1960年代に市歌を制定した事例が多いが、七尾市では旧市の市歌が平成の大合併で新設合併に伴い失効したまま旧市域で演奏され続けており、輪島市でも新設合併前の市歌の扱いが不明確な状態となっている。
町部では平成の大合併で新たに誕生した町を中心に大半が未制定もしく町民音頭のみを有する状態だが、鹿島郡中能登町が2010年（平成22年）に町歌を制定した。また、合併に加わらなかった河北郡の2町は共に町歌を制定している。
市部
- 作詞：鴻巣盛広 作曲：金沢市唱歌研究会
- 現在の金沢百万石まつりの前身として戦前に開催されていた金沢市祭の第1回開催を記念して制定された。百万石まつりでは現在も市内の小学生が太鼓や提灯を手に市歌を歌う行列が風物詩となっている。詞・曲とも著作権の保護期間を満了（パブリックドメイン）。
- 作詞：小松眞吾 作曲：今井松雄
- 市制60周年を記念して制定され、元から存在した市歌と並立している。
- 作詞：河西新太郎 作曲：供田武嘉津
- 新設合併前の（旧）七尾市が制定した2代目の市歌である。七尾・鹿北合併協議会で行われた「新市において新たに定めるものとする」との申し合わせに基づき失効したものとして扱われているが[3]、旧市域では認知度が高く新設合併後も市内の保育園が参加する行事の演奏曲目に含まれている。
なお、2013年（平成25年）に市の木・花・鳥・魚の選定と合わせて新市歌制定が検討されたが「（この会議で選定された）菜の花などの4つがシンボルとして親しまれ、十分に機運が盛り上がった時期に制定することが望ましい」との理由で見送られている[4]。
- 作詞：輪島市歌制定委員会 作曲：古賀政男
- 新設合併前の（旧）輪島市の市歌であり、大川栄策が歌唱するご当地ソングとしても知られている。輪島市・門前町合併協議会では合併後の市歌の扱いについて特に取り決めが行われなかったため、現在の地位は不明確である。
- 作詞：野田稔 作曲：くるみ敏弘
- 作詞：酒井英一 作曲：鈴木リデヤ
- 作詞：長橋正宣 作曲：木下牧子
- Song of Nomi[12] - 2015年（平成17年）制定、2018年歌詞追加
- 作詞：村木海季男 作曲：大野俊三
- 合併10周年を記念して作成され、3年後に歌詞が追加された。
- （不明）
町部
- 川北音頭
- 作詞：杉本外三 作曲：石本一雄
- 河北郡内灘町
- 作詞：密田良二 作曲：石本一雄
- （未制定）
新設合併前の（旧）志賀町の時代から町歌は制定されていなかった。志賀町・富来町合併協議会では「新町において新たに定める」との申し合わせが行われているが[16]、実現していない。
- 羽咋郡宝達志水町
- 宝達志水町音頭
- 作詞：工藤和久 補作：森山奈美 作曲：中田理恵
- 合併5周年記念。
- （未制定）[18]
- 鳳珠郡能登町
- （未制定）
能都町・柳田村・内浦町合併協議会では合併後の町歌制定について「新町において検討する」との申し合わせが行われているが[19]、実現していない。
- ^ a b 金沢市の紹介
- ^ 七尾市議会史(1982), p293
- ^ a b 第5回 七尾・鹿北合併協議会 会議資料 p10-11
- ^ 4 その他の意見の取り扱い（市のシンボル等制定に関する提案）（2013年12月20日アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 小松市歌
- ^ 中山(2012) p211
- ^ 珠洲市民の歌
- ^ その150「作詞家ポリス」（金沢蓄音機館）
- ^ 市政のあゆみ 昭和33年〜40年
- ^ 羽咋市歌
- ^ 白山市民の歌
- ^ 能美市合併10周年記念曲「Song Of Nomi」ダウンロード・CD販売!
- ^ ようこそ津幡町へ
- ^ 内灘町歌
- ^ a b c d e f g h i j k 北國新聞、2019年4月30日付36面「平成合併前の県内 20自治体に市町村歌」。
- ^ 19 慣行の取り扱い
- ^ 中能登町歌ができました
- ^ 第2回 穴水町・門前町合併協議会 会議資料 p15
- ^ 能都町・柳田村・内浦町合併協議会 第4回会議資料 p54
- ^ 七尾市議会史(1982), p77
- ^ 松任・石川広域合併協議会 会議資料（第3回） p33
「石川県の市町村歌一覧」の続きの解説一覧
- 1 石川県の市町村歌一覧とは
- 2 石川県の市町村歌一覧の概要
- 3 廃止された市町村歌
- 4 参考文献
- 5 関連項目
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