失われた時を求めて おもな登場人物

失われた時を求めて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 08:36 UTC 版)

おもな登場人物

私〈語り手〉(Narrateur
物語の主人公。姓・名とも物語中では不明。パリの裕福なブルジョアの家庭に生まれた男性。父親は高級役人。母親と祖母(母方)の愛情を一心に受けて育った。身体が弱く繊細。読書好き。兄弟はいない。祖父は株式仲買人であった。
語り手の母親。幼い語り手がベッドで眠る前に、おやすみのキスをする習慣がある。幼い語り手にはそれがないと耐え難い。ある晩は遅くまで眠らずに、両親が来客のもてなしを終えて2階に上がって来るまで待ち続け、足音がすると階段まで飛び出していってキスをねだったこともある。その時母は一晩中、語り手のベッドに寄り添い、ジョルジュ・サンドの『フランソワ・ル・シャンピフランス語版』(孤児フランソワ)を読み聞かせる(義母と息子の恋愛部分は飛ばして)。語り手が成長したある冬の寒い日に、外から帰ってきた息子に紅茶プチット・マドレーヌを出す。
レオニ叔母
コンブレ―にいた親戚。語り手の大叔母の娘。灰色の古い家に住む。裏手に庭に面したところに語り手一家が滞在するための別棟がある。幼い語り手は、レオニ叔母の家で、紅茶やシナノキの花のハーブティーに浸されたマドレーヌを食べた思い出がある。
祖母(バチルド)(Bathilde Amédée
語り手の母方の祖母。孫の語り手に深い愛情を注ぐ。少年の語り手を連れてノルマンディーの避暑地バルベックにバカンスに行ったことがある。語り手が成長後には、体調がすぐれない中、語り手と一緒に出掛けたシャンゼリゼ公園で発作を起して重篤になり、死去する。
ゲルマント公爵夫人の才気な性格のモデルとなったストロース夫人フランス語版ジョルジュ・ビゼーの未亡人。プルーストの同級生ジャック・ビゼーの母親。
ゲルマント公爵(バザン)
由緒ある大貴族の生まれ。夫人は従妹。「フォーブール・サンジェルマンフランス語版」の最高の地位にある家柄。結婚の翌日から浮気をし、次々と愛人を作ったが、美しい妻が社交界で発揮する才気(エスプリ)が自慢で、その引き立て役を喜んで演じている。知り合いの侯爵の訃報を聞いても知らなかったことにして、晩餐会仮装舞踏会を優先する。
ゲルマント公爵夫人(オリヤーヌ)(Oriane de Guermantes
貴族社交界のスター的な存在。夫のゲルマント公爵は従兄。美しく才気があり、辛辣な警句や大胆な言葉を他者に言ったりする。痛烈な観察眼でその場にいない人を毒舌的に嗤い者にする振舞いが社交界の人々に受けて喝采を浴びている。語り手は夫人に憧れて親しくなったが、その後は、夫人の社交場の批評だけの生活が不毛なものに見え、社交生活と本当の社会活動や仕事との関係を「批評と創作の関係」になぞらえる。夫人の主要モデルは、グレフュール伯爵夫人フランス語版だが[41]、プルーストの同級生だったジャック・ビゼーの母親のストロース夫人フランス語版(作曲家ビゼーの妻で、夫の死後に銀行家ストロースと再婚)が才気な会話のモデルとなっている[32]。ストロース夫人はユダヤ人家系のアレヴィ家出身[32]
シャルリュス男爵(パラメード)(Baron de Charlus
ゲルマント公爵の弟。母親はバイエルン公爵夫人。深い教養を持っているが尊大で無礼な態度を見せる。実は同性愛者。フランスへの愛国心がなく、第一次世界大戦の最中でも壮絶で倒錯的な性の快楽を求めている。大戦後は、脳卒中となるが回復し老いさばらえた姿となる。見下げていた二流貴族の婦人からも憐れまれるが、昔の愛人ジュピヤンに支えられながらパリの街を若い男を求めて歩く。モデルはロベール・ド・モンテスキュー伯爵[41]
ゲルマント大公(ジルベール)
ゲルマント公爵夫妻の従兄。大戦後に夫人を亡くし、同じく未亡人となっていたヴェルデュラン夫人と再婚してシャンゼリゼ近くに豪邸を構える。
ゲルマント大公夫人(マリー)
バイエルンの高貴な家の出身。
ヴィルパリジ侯爵夫人(Madame de Villeparisis
ゲルマント公爵夫妻の叔母。語り手の祖母とは、サクレ・クール(聖心女学院)時代の友人。
ロベール・ド・サン=ルー(サン=ルー=パン=ブレー侯爵)(Robert de Saint-Loup
ゲルマント公爵夫妻の甥。若い軍人。スワンの娘ジルベルトと結婚するが、大戦中に死去する。
ヴェルデュラン夫人(Madame Verdurin
称号を持たない裕福なブルジョワの夫人。夫は元美術評論家。ブルジョワ社交界の女主人としてサロンを頻繁に開いている。貴族を「やりきれない連中」と言いながらも、内心では羨望している。第一次世界大戦中に夫を亡くし、戦後にゲルマント大公と再婚する。モデルはプルーストと親しく庇護者でもあったマドレーヌ・ルメール夫人[41]。ルメール夫人は独裁的で嫉妬深くもあった[41]
主要登場人物の相関図。青は男性、赤は女性。ピンク線は恋愛感情、青線は友人関係を表わす。
スワン(シャルル)(Charles Swann
裕福なユダヤ人。美術や文学に造詣が深く、フェルメール研究している美術品蒐集家。貴族の上流社交界にも出入りしている。父親は株式仲買人で、語り手の祖父と親しかった。のちに不治の病を宣告される。
オデット・ド・クレシー(Odette
スワンの恋人(のちに妻となる)。ヴェルデュラン夫人邸で主催されるサロンの常連だった。元は粋筋の女(高級娼婦)。会話に片言の英語を交えるくせがある。モデルはプルーストが熱愛したレイナルド・アーン[41]
ジルベルト・スワン(Gilberte Swann
スワンとオデットの娘。幼い語り手の初恋相手。金髪で黒い目。サンザシのような少女。のちにロベール・ド・サン=ルー侯爵と結婚する。モデルはプルーストの初恋であったポーランド貴族の娘マリー・ド・ベナルダキフランス語版[42][5]
ベルゴット(Bergotte
高名な作家。スワンと親交がある。語り手は尊敬する作家。まだ若くぎくしゃくした小柄で逞しい近眼の男。カタツムリのような赤鼻で黒い顎鬚の第一印象。語り手はベルゴットに会う前は、白髪の優しい老作家をイメージしていた。フェルメールの展覧会場で『デルフトの眺望』を見ながら倒れて死んでいく。
ラ・ベルマ
ベルゴットが賞讃している大女優。語り手はラ・ベルマへの期待を膨らませていたが、オペラ座での実際の舞台を観て特に感動もなく終わる。
エルスチール(Elstir
高名な画家。避暑地バルベックの近くにアトリエを構えている。印象派的な不思議な港の絵に、語り手は惹かれる。
ヴァントゥイユ
老ピアノ教師。語り手の祖母姉妹にピアノを教えていたことがあり、コンブレ―近くのモンジューヴァンに住んでいた。妻と死別し、地味で風采の上がらない謙虚な人物だが作曲もしていた。ヴァントゥイユの作ったソナタSonate de Vinteuil)は、スワンや語り手を魅了する。ヴァントゥイユは娘の非行に悩まされて悲嘆のうちに死んでゆく。
ヴァントゥイユ嬢
ヴァントゥイユの娘。レズビアン。父親に反抗的だが顔は父と瓜二つ。少年の語り手はモンジューヴァンで、ヴァントゥイユ嬢の同性愛の場面を目撃する。ヴァントゥイユ嬢はそれを父親の遺影の前で行い、遺影に唾を吐きかけていた。彼女の同性愛の相手がその後、贖罪の念からヴァントゥイユの遺作「七重奏曲」を解読して仕上げる。
ジュピヤン(Jupien
チョッキの仕立て職人。同性愛者のシャルリュス男爵と出会い恋仲となる。その後、第一次世界大戦中には、シャルリュス男爵が執事に命じて購入した宿(男娼窟)で管理人をする。
モレル(Charles Morel
若い美貌のヴァイオリニスト。ヴェルデュラン夫人がノルマンディーに所有する別荘のラ・ラスプリエール荘で催すサロンの常連。シャルリュス男爵に愛される。演奏家としては優れているが、倫理観が乏しく人を騙して利用する厚顔無恥な性格。
コタール(Docteur Cottard
権威ある医学部教授で名医。ヴェルデュラン夫人のサロンの常連。おどおどした滑稽な小人物であるが、語り手の病気を的確に診断する。
アルベルチーヌの主要モデルとなった青年アルフレッド・アゴスチネリ(右側)。父親と弟と(1905年)
アルベルチーヌ・シモネ(Albertine Simonet
語り手の恋人。「花咲く乙女たち」の1人。両親を亡くし親類の世話になっている。バラゼラニウムのように赤く官能的な花を思わせる女性。主要モデルはプルーストが恋した青年アルフレッド・アゴスチネリフランス語版で、その他、外交官ベルドラン・ド・フェヌロンフランス語版もいる[43]
アンドレ
「花咲く乙女たち」の1人。アルベルチーヌの友人。
ボンタン夫人
アルベルチーヌの叔母。戦時下では、ヴェルデュラン夫人と共に社交の場で女王のように君臨している。
ブロック(Albert Bloch
語り手の年長の悪友。語り手に悪所(売春宿)通いを教える。下層出身のユダヤ人。語り手にベルゴットの小説を読むように勧めた友人。高踏派詩人シャルル=マリ=ルネ・ルコント・ド・リールに心酔している。育ちが悪く小生意気で人の気持を逆撫でするようなことを言う。のちに社交界に出入りし、戦後は作家として成功してジャック・デュ・ロジエと名乗るようになると、控え目な性格に変貌する。
ラシェル
元娼婦。ユダヤ人。語り手がブロックと行った売春宿で働いていた。サン=ルー侯爵の恋人となり、前衛的な女優となる。
フランソワーズ(Françoise
語り手の家の女中。コンブレ―のレオニ叔母の近隣の農家の出。語り手の祖母の世話をする。病身のレオニ叔母の世話をしていたこともある。料理が得意。語り手の家に夕食に招かれたノルポワ侯爵はフランソワーズがつくった「牛肉のゼリー寄せ」を絶賛する。
デュ・ブールボン医師
有名な脳神経科の医師。語り手の母親の友人。ベルゴットの熱狂的愛読者。体調を崩していた祖母の病気を、この「名医」が誤診し外出を勧めたため、ホームドクターから安静にしているべきと診断されていた祖母がシャンゼリゼ公園に出掛けることになった。語り手はわざわざ母に頼んで、自分がブールボン医師を呼んだことに自責の念を覚える。
ノルポワ侯爵(Marquis de Norpois
外交官。語り手の父親と親しくしている。ベルゴットの人間性を酷評し、その文学も低評価する。
ルグランダン
週末だけコンブレ―に来るパリのエリート技師。立派な風采と洗練された物腰。スノビスムを罵倒しながらも、自身もスノブである。同性愛者傾向があり、秘かに少年愛を持つ。少年の語り手を夕食に招こうとする。バルザックを愛読している。
サン=ルー嬢
ジルベルトとサン=ルーの娘。

注釈

  1. ^ 加筆修正のための余白がなくなると、プルーストは図のように大きな付箋を貼り付けてその上に加筆を行なっていた。プルーストは、この付箋を「パプロル」と呼び、草稿段階でも多用した[1]
  2. ^ 一般的な長編小説の10冊分にあたり、『源氏物語』の数倍の長さである[6][9]
  3. ^ 最初の第1巻刊行前の1913年7月には、第1巻を『一杯のお茶のなかの庭』あるいは『名前の時代』にし、第2巻を『言葉の時代』、第3巻を『物の時代』にする構想もあった[32]
  4. ^ プルーストは初め第6篇に『逃げ去る女』という題を考えていたが、このころタゴールの小説が同じ題で仏訳されていたため『消え去ったアルベルチーヌ』という題も考えて迷っていた[1]
  5. ^ 明示されていないが、これは大人になった語り手が療養所(サナトリウム)で過ごしている時代であることは、前段階の草稿などから看取されている[7][20]
  6. ^ 少年期の回想の舞台コンブレーフランス語版のモデルになったのは父親アドリヤンフランス語版の故郷である、シャルトル大聖堂で有名なシャルトルから西に20キロメートルの所にある田舎町のイリエである[36]。小説が有名になったため、現在の町の名前はイリエ=コンブレーフランス語版と呼ばれている[3][6]
  7. ^ このように、ある特定の香りから、それにまつわる過去の記憶 (Involuntary memoryが呼び覚まされる現象は、心理学神経学では「プルースト現象」として知られているが、これは本作に由来する命名である[37]
  8. ^ ルイ・ド・ルヴロワ・ド・サン=シモン公爵フランス語版は『回想録』の中で、ルイ14世を「並以下の知性」「滑稽きわまる愚行」などと辛辣に批判し、ルイ14世の死後の宮廷の様子も記していた[32]

出典

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  2. ^ NCID BN07508814NCID BN07511105集英社光文社を参照。
  3. ^ a b c d e f g h i j 「第二章 虚構の自伝」(鈴木 2002, pp. 35–50)
  4. ^ 「口絵写真」(鈴木ラジオ 2009
  5. ^ a b c d e f g 「年譜」(鈴木 2002, pp. 235–247)
  6. ^ a b c d e f 「15 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』 工藤庸子解説」名作 2016, pp. 270–298
  7. ^ a b c d e 「第二部 プルーストの作品と思想 第二章『失われた時を求めて』 一 梗概」(石木 1997, pp. 115–124)
  8. ^ a b c d e f 「はじめに」(吉川 2004
  9. ^ a b c d e f 「はじめに」(鈴木ラジオ 2009, pp. 3–10)
  10. ^ "Longest novel". Guinness World Records Limited (英語). 2021年5月13日閲覧
  11. ^ 篠田 2000
  12. ^ 「はしがき」(石木 1997, pp. 3–6)
  13. ^ a b c d e f g 「第一回 プルーストの生涯と小説史における位置」(鈴木ラジオ 2009, pp. 11–21)
  14. ^ a b c d e f g 「第一章 プルーストの位置」(鈴木 2002, pp. 17–34)
  15. ^ a b c d e f g h i j k 「第二回 『コンブレ―』に始まる文学発見の物語」(鈴木ラジオ 2009, pp. 22–35)
  16. ^ a b c d e f g 「第十章 芸術の創造と魂の交流」(鈴木 2002, pp. 195–224)
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  18. ^ a b c d e 「終章 読書について」(鈴木 2002, pp. 225–230)
  19. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「第二部 プルーストの作品と思想 第二章『失われた時を求めて』 三 作品研究――その一」(石木 1997, pp. 139–157)
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  30. ^ a b c d e f 「第六章 社交界とスノブたち」(鈴木 2002, pp. 103–128)
  31. ^ チリエ 2002, pp. 244–245
  32. ^ a b c d e f g 「第五章 フォーブール・サン=ジェルマン」(鈴木 2002, pp. 77–102)
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  34. ^ a b 「第九章 アルベルチーヌまたは不可能な愛」(鈴木 2002, pp. 175–194)
  35. ^ チリエ 2002, pp. 248–250
  36. ^ a b 「第一章 プルーストの生涯 第一章 幼年時代 一 両親の家系とその生活環境」(石木 1997, pp. 15–20)
  37. ^ プルースト現象』 - コトバンク
  38. ^ a b c 「第三回 スワンの恋とスノビズム」(鈴木ラジオ 2009, pp. 36–48)
  39. ^ チリエ 2002, p. 234
  40. ^ a b 「第十回 『囚われの女』と『逃げ去る女』」(鈴木ラジオ 2009, pp. 132–145)
  41. ^ a b c d e f g h 「第一章 プルーストの生涯 第三章 青年時代 二 社交界と彼をめぐる人間模様」(石木 1997, pp. 38–54)
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  44. ^ a b チリエ 2002, p. 302
  45. ^ チリエ 2002, p. 227
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  59. ^ アロマ用語辞典「プルースト効果(プルースト現象)」(2010年12月12日閲覧)
  60. ^ a b チリエ 2002, p. 280
  61. ^ 「第四章 芸術への道」(吉川 2004, pp. 113–150)
  62. ^ a b 「第十一回 ヴァントゥイユの『七重奏曲』と精神の現実」(鈴木ラジオ 2009, pp. 146–159)
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  65. ^ a b チリエ 2002, p. 268
  66. ^ チリエ 2002, p. 269
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  68. ^ チリエ 2002, p. 298
  69. ^ チリエ 2002, pp. 292–296
  70. ^ チリエ 2002, p. 292
  71. ^ チリエ 2002, p. 164
  72. ^ チリエ 2002, p. 310
  73. ^ チリエ 2002, p. 311
  74. ^ a b c チリエ 2002, p. 312
  75. ^ “(寄稿)困難な時代に与える勇気 プルースト生誕150年、現代への指針 吉川一義:朝日新聞デジタル”. (2021年10月7日). https://www.asahi.com/articles/DA3S14964673.html 
  76. ^ 処女作の単著は『心の間歇』(弘文堂書房・世界文庫、1940年)を刊行。新書判の抜粋訳






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