失われた日本映画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 02:46 UTC 版)
高槻真樹は2015年の著作『映画探偵 失われた戦前日本映画を捜して』において、第二次世界大戦前に制作された日本の映画で現存しているのは1割程度に過ぎないと述べている。また、2019年の京都新聞の記事によると、1910年代の日本映画のフィルムは0.2%しか現存しないとされている。 失われた映画と長く考えられていたものの中には、後に日本国外で存在が確認されたものもある。例えば、ロシア国立フィルム保存所(ゴスフィルムフォンド)(ロシア語版)には、戦前にソビエト連邦で公開された作品や、旧満州でソ連軍が押収したものなど、およそ500本の戦前の日本映画作品が所有されており、その中には日本国内には現存せず失われた映画とされているものが、およそ40本あるとされている。1990年代以降、その一部は日本に持ち帰られ、東京国際映画祭や、東京国立近代美術館フィルムセンターの企画などで上映されている。
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