叶姉妹 叶姉妹の概要

叶姉妹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 03:44 UTC 版)

かのう きょうこ・みか

叶 恭子・美香
映画レディ・プレイヤー1』ジャパンプレミアにて(2018年)。左から恭子、美香[1]
国籍 日本
職業  モデルテレビタレント著述家姉妹
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叶美香(玉井美香)は現存する日本ミス・コンテストで最も古い歴史を持つ「ミス日本」の第20回(1988年度)ミス日本グランプリ受賞者[3]

メンバー

叶 恭子

かのう きょうこ
叶 恭子
プロフィール
別名義 小山恭子、杉本エルザ(旧芸名)
愛称 ココ、恭子さん、お姉さん
公称サイズ([4][5]時点)
身長 / 体重 168 cm / 51 kg
BMI 18.1
スリーサイズ 98.5 - 56 - 92 cm
モデル: テンプレート - カテゴリ

叶 恭子(かのう きょうこ)叶姉妹の姉役。芸能活動の初期には、杉本 エルザ(すぎもと えるざ)の芸名で活動しており、1984年9月号『平凡パンチ別冊』(平凡出版)にてセミヌード・グラビアを披露している。

大の昆虫好きで、本屋へ行くとあらゆる昆虫図鑑を購入している[6]。特にアリが好きで、大きな黒いアリをアントクアリウムで「エリザベス」「アンソニー」など1匹ごとに名前を付けて飼っていたこともあったが[6][7]、共食いをするため、自然に返すよう美香に頼んだ(東京ではダメということで、美香は富士山麓まで車で行って放した)[7]ベンガルキャットを飼っており、溺愛している。ただし、殆どの世話は美香に任せている。

アンダーヘアー永久脱毛しており、その箇所には蝶の入れ墨が施されている。入れ墨は他に、左手の平に「叶」の一文字、右手首に「The world is yours」の文と拳銃のモチーフ、足の甲には恭子自らが下絵を描いた白虎の姿が彫られている。

自身の取り巻きである男性のことを「メンズ」と呼び、その中でも特別に容姿端麗な男性の事を「グッド・ルッキング・ガイ」と呼んでいる。彼らは恭子の好みからほとんどは、20代前半の黄色人種以外の男性[8]で世界的に活躍するスーパーモデルが多いという[9]。メンバーはよく変わる[10]

叶 美香

かのう みか
叶 美香
プロフィール
別名義 玉井美香、玉乃ヒカリ(旧芸名)
愛称 美香さん
公称サイズ([4][5]時点)
身長 / 体重 170 cm / 51 kg
BMI 17.6
スリーサイズ 100.5 - 59 - 95 cm
モデル: テンプレート - カテゴリ

叶 美香(かのう みか )叶姉妹の妹役。芸能活動の初期には、本名の玉井美香玉乃 ヒカリ(たまの ひかり)の芸名で、グラビア等で活動し写真集も出している。第20回1988年ミス日本グランプリ[注 1]。1988年、日本テレビ系の深夜番組『11PM』のカバーガールとして月曜日にレギュラー出演。映画私をスキーに連れてって』『彼女が水着にきがえたら』にも出演している。高校時代、阪神タイガースを応援する番組『週刊トラトラタイガース』に番組アシスタントとして出演。

恭子に比べて常識人で冷静。いつも姉の世話に手を焼いている。昼夜逆転の生活を送っている「夜型人間」で、睡眠時間は2 - 3時間であるという[11]。ほぼ毎夜デートをする姉の送り迎えを担っており、自らハンドルを握り車を運転することもある。

保育士資格幼稚園・小学校教諭免許状を所持している[12]ゴルフが得意。芸能人ゴルフコンペに単独で出場しており、姉、恭子がコーディネートしたシャネルベルサーチなどのハイブランドの服をゴルフウェアにした華やかな姿がマスコミでもよく取り上げられる。

来歴

1988年、美香が現存する日本最古で最長のミス・コンテストミス日本」の第20回(1988年度)でミス日本グランプリを受賞する[3]

1997年頃、ファッション雑誌25ans」に「スーパー読者」として登場し[13]、華やかでゴージャスなファッションやライフスタイルは女性読者から熱狂的な支持を受けた[14]。彼女らの登場は、読者モデルが一般的に注目されるきっかけになった[15]。また、時期を同じくしてワイドショー「スーパーワイド」、「ジャスト」のコーナー『辛口ピーコのファッションチェック』において、たびたび取り上げられるようになる。その後すぐに、「ジャスト」で『美は一日にして成らず』という女性の美に対する情報のコーナーをもつ。

ブログ

2009年1月9日アメーバブログにて公式ウェブログ『ABUNAI SISTERS』を開設。これは叶姉妹をモデルとしたProduction I.G制作のアニメーションの名前からとったもので、「ABUNAI(危ない)」は恭子が考えたようで、アメリカのドラマ『HEROES』内でマシ・オカ演じるヒロ・ナカムラが発して世界的に流行った「ヤッター!」に続いて流行らせたいと思っている日本語だという。開設直後からランキングの上位の常連であり、2009年1月31日に有名人ランキング1位を獲得している[16]。2009年7月ごろ、恭子のレーシック手術のためブログを一時的に休止[17]。2009年8月26日再開。

2016年7月9日、Twitterに一般ユーザーが「最近の叶恭子さん、ジョジョみたいで最高じゃないですか?」(いわゆる“ジョジョ立ち”のようでクールであるという趣旨)のコメントとともに、叶姉妹のブログに掲載されていた恭子のポージング写真をピックアップしてツイートし、多くリツイートされ反響を呼んだ。叶姉妹はTwitterにアカウントを持っていなかったが、同年7月13日のブログに『ジョジョの空条承太郎・東方仗助・DIOのような!?』のタイトルで、話題になっていることが耳に届いていること、美香が『ジョジョの奇妙な冒険』を以前より愛読していること、この話題をきっかけに恭子も同作品に興味を持ったことなどを記事にした[18]。その後も度々サブカルチャーに興味を持っているとブログに掲載すると、姉妹のスタイルが2次元のキャラクターのようだと称えるコメントが寄せられることが増えた。その声に応えるように、アニメや漫画に登場する女性キャラクターのコスプレをして写真をアップする試みを始め、新たな読者層を獲得するようになった。

コミックマーケット

2人(特に美香)が漫画やアニメに理解があることが知られるようになると、コミックマーケットについての話題が寄せられ、興味を示すようになる。2016年12月に開催された“コミケ91”に足を運ぶ旨をブログに掲載すると「支払いはカードではなく現金で。紙幣で用意するのであれば1000円札が望ましい」「広い会場を歩くのでヒールの高い靴は避けて」「参加者への差し入れは遠慮した方が良い」など、読者からアドバイスが寄せられ、姉妹はそれに素直に従う姿勢をみせた。実際に会場を訪れ、独特の雰囲気を体感すると「自分たちもサークル参加をしてみたい」と意欲を見せ始めた。

2017年夏に開催される“コミケ92”に出展する旨をブログに記すると、申し込みの注意点や合否の有無などについて多くの意見やアドバイスがコメント欄に寄せられた。叶姉妹はそれらに目を通し、分からないことや疑問点を再度ブログ記事で投げかけ、それに対して読者がまたレスポンスするという形式を通した。その姿勢は合格通知が届き、同年8月の参加当日まで変わらなかった。2017年8月11日、“コミケ92”に『ファビュラス叶組』『プレシャスM組』として参加。グッズ頒布(物販)は専属スタッフに一任し、叶姉妹は、この日のために製作した特製の名刺を来客一人一人に手渡して声をかけることに専念した[19]。また、不適正な高額転売[注 2]を封じるように、即日、受注生産でグッズを追加製作・販売をする旨を発表した。

コミケ92に出展した翌12日、同人誌などを販売する「とらのあな」の新CM起用が発表された。すると「コミケ参加は(同CM出演の)宣伝・プロモーションだったのではないか?」など、憶測や揶揄する言葉がtwitterに複数流れた。それらの事態を受けて、8月14日に更新したブログにおいて「事実無根」であると否定。コミケ申し込みした時期とCMのオファーのあった時期では時系列が成り立たないことを挙げ、また、コミケ参加者及びその文化を大切にしている人々に失礼であると厳しく咎めた[20]。同年12月29日、コミケ93にサークル参加。クリスマスデートの予定を全てキャンセルして、頒布する写真集3000冊全てに直筆のサインをする熱の入れようであった。前回同様、数時間待ちの行列が出来る人気ぶりで好評を得たが、今回で一旦サークル参加を控える旨を明らかにした。今後は、姉妹の興味を引く頒布物を入手する“一般参加”でコミケを楽しむつもりであるという[21]


注釈

  1. ^ しかし、ミス日本グランプリ受賞者の現状を取材した2011年放送「映像体験!イッキ見シアター」(関西テレビ放送)と、2015年放送「明石家さんまの転職DE天職第4弾」(日本テレビ放送網)では、都合によりグランプリ受賞者としての紹介を割愛されており、特に後者は「氏名・顔ともNG」と紹介されている。また放送年月日未定の「上岡龍太郎vs50人」(TBSテレビ)においての「上岡vsミス日本の50人」と題した特集では、玉井美香の名義・会社社長の肩書にて、当時のたすきとティアラを付けて出演し、インタビューに答えている。
  2. ^ グッズ頒布直後から転売屋がオークションサイトに高値で出品していた。
  3. ^ 「セレブ」(celebrity)は本来「著名人」という意味であり、金持ちという意味で使うのは完全な誤用である。

出典

  1. ^ 佐伯, 憲司 (2018年4月19日). “『レディ・プレイヤー1』ジャパン・プレミア開催 スピルバーグ監督、13年ぶりの来日!”. ファミ通.com. https://www.famitsu.com/news/201804/19155938.html 2021年7月25日閲覧。 
  2. ^ 『蜜の味―ミレニアム・ミューズ』幻冬舎、1999年12月1日。 
  3. ^ a b 歴代グランプリ”. ミス日本オフィシャルサイト. 2021年7月25日閲覧。
  4. ^ a b 月影さら (2015年1月8日). “叶美香が姉妹の体重を公表!意外な食生活に驚きの声”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0069642 2021年7月25日閲覧。 
  5. ^ a b “叶姉妹、スリーサイズを告白 ファビュラスボディを忠実再現した特注トルソーが話題”. モデルプレス. (2018年3月17日). https://mdpr.jp/news/detail/1753682 2021年7月25日閲覧。 
  6. ^ a b “叶恭子が熱烈ラブコールしたのは、なんと最も知的なあの生物!”. シネマトゥデイ. (2008年6月5日). https://www.cinematoday.jp/news/N0014055 2021年7月25日閲覧。 
  7. ^ a b “『バグズ・ワールド』虫の日(6月4日)イベントレポート 叶恭子vs叶美香 蟻(あり)の女王対決”. シネマジャーナル. (2008年6月17日). http://www.cinemajournal.net/special/2008/bugsworld/ 2014年7月9日閲覧。 
  8. ^ 2006年6月号『JUNON』、「叶恭子が語る「私のセックス・ルール」」より
  9. ^ 叶, 美香 (2009年2月4日). “アンジェリーナ・ジョリーと‥‥。”. Amebaブログ. オフィシャルブログ『ABUNAI SISTERS』. 2021年7月25日閲覧。
  10. ^ 叶, 美香 (2009年2月5日). “グットルッキング・ガイ”. Amebaブログ. オフィシャルブログ『ABUNAI SISTERS』. 2021年7月25日閲覧。
  11. ^ “叶美香、料理番組初出演も“ゴージャスドレス”でシェフを悩殺”. ORICON NEWS. (2008年11月27日). https://www.oricon.co.jp/news/60430/full/ 2021年7月25日閲覧。 
  12. ^ 2004年7月20日(火)OA 放送内容・面白コメント集”. 踊る!さんま御殿. 日本テレビ. 2014年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月25日閲覧。
  13. ^ 週刊プレイボーイ 2012年6月4日 90-91頁 現代"読モ"がよくわかる基礎講座
  14. ^ 水口陽子「連載!山田美保子さん&植松晃士さん 有名人ウォッチング対談「美人の国へのパスポート」第56回 もえさんもカエラさんも叶姉妹までも話題の芸能人は“読モ”上がり!?」『からだにいいこと』第7巻第7号、祥伝社、2011年7月、pp.56-57。 
  15. ^ “大出世の可能性ある読者モデル 1日のギャラ2000~5000円”. 女性セブン. (2011年1月21日). https://www.news-postseven.com/archives/20110121_10639.html?DETAIL 2021年7月25日閲覧。 
  16. ^ “叶姉妹ブログが「アメブロ」1位 恭子が喜びのKISS”. J-CASTテレビウォッチ. (2009年2月1日). https://www.j-cast.com/tv/2009/02/01034615.html 2021年7月25日閲覧。 
  17. ^ “叶姉妹、ブログ閉鎖の真相は“恭子のレーシック手術のため” 今月中に復活へ”. ORICON NEWS. (2009年8月11日). https://www.oricon.co.jp/news/68330/full/ 2021年7月25日閲覧。 
  18. ^ 叶, 美香 (2016年7月13日). “ジョジョの空条承太郎・東方仗助・DIOのような⁉︎”. Amebaブログ. オフィシャルブログ『ABUNAI SISTERS』. 2021年7月25日閲覧。
  19. ^ にいみなお (2017年8月11日). “冬コミにも意欲! 叶姉妹参戦のコミケで何が起きたのか? 時系列レポート”. KAI-YOU. https://kai-you.net/article/44355 2021年7月25日閲覧。 
  20. ^ “叶姉妹、コミケ出展「宣伝説」に激怒 「大変失礼」「事実無根の名誉毀損にも」”. J-CASTニュース. (2017年8月14日). https://www.j-cast.com/2017/08/14305831.html?p=all 2021年7月25日閲覧。 
  21. ^ “【コミケ93】叶姉妹、“コミケファースト”貫く サークル参加終了で1000人超が行列”. ORICON NEWS. (2017年12月29日). https://www.oricon.co.jp/news/2103278/full/ 2021年7月25日閲覧。 
  22. ^ “闇に葬り去られた「発禁本・発禁マンガ」(5)細木数子、松坂慶子、倉木麻衣が訴訟”. アサ芸プラス. (2016年5月4日). https://www.asagei.com/excerpt/55877 2021年7月25日閲覧。 
  23. ^ ““イニシャルトーク”駄目 叶姉妹への名誉棄損認める”. 47NEWS. 共同通信社. (2006年7月28日). オリジナルの2015年7月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150713125918/http://www.47news.jp/CN/200607/CN2006072801003531.html 2015年7月13日閲覧。 
  24. ^ “中村うさぎ“叶恭子”めぐる抗議にオブジェクション!”. ZAKZAK. (2005年10月18日). オリジナルの2015年11月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151119033346/http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_10/g2005101805.html 2015年7月13日閲覧。 
  25. ^ “「さかなクンは既婚者」「武井壮はポルシェ所有」都市伝説だらけの芸能人の素顔”. サイゾーウーマン: p. 2. (2014年5月11日). https://www.cyzowoman.com/2014/05/post_12216_2.html 2021年7月25日閲覧。 
  26. ^ “叶姉妹の「芸歴26年テロップ」出てフジテレビが平謝りの裏”. 週刊ポスト. (2011年11月22日). https://www.news-postseven.com/archives/20111122_71576.html?DETAIL 2021年7月25日閲覧。 
  27. ^ 叶姉妹、芸能人のお悩みに“神回答” SixTONES田中樹も感激「これが聞きたかった!」”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年8月29日). 2023年8月30日閲覧。
  28. ^ 「ゲストダイアン」MCは叶姉妹 津田と恭子の考えが合わない」『お笑いナタリー』、2024年5月4日。2024年5月5日閲覧。
  29. ^ 叶姉妹ファンミーティングに3年ぶり降臨!名言&神対応に沸く”. シネマトゥデイ (2023年9月6日). 2023年9月9日閲覧。
  30. ^ “あの「叶姉妹」がアニメに! ゴージャスでセレブに世界進出決定”. マイナビニュース. (2008年8月11日). https://news.mynavi.jp/article/20080811-a006/ 2021年7月25日閲覧。 
  31. ^ “このままでは1枚3万円 叶姉妹アニメDVD、予約受け付け延長”. ITmedia NEWS. (2009年2月3日). https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/03/news102.html 2021年7月25日閲覧。 
  32. ^ “叶姉妹のアニメDVD予約受付が終了。1枚31,500円に-“ギャザリング方式”で、販売数は265枚”. AV Watch. (2009年2月20日). https://av.watch.impress.co.jp/docs/20090220/pony.htm 2021年7月25日閲覧。 






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