いかだ【×筏/×桴】
読み方:いかだ
1 木材・竹などを並べて結び合わせ、水に浮かべる物。木材の運搬や舟の代わりに用いる。
2 鎧(よろい)の籠手(こて)として、手首とひじの間に並べてつけた薄い板金。
いかだ【筏】
筏
姓 | 読み方 |
---|---|
筏 | いかだ |
いかだ
(筏 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/06 07:12 UTC 版)
いかだ(筏・桴)は、木材・竹など浮力を持つ部材をつなぎ合わせ、蔓などで結びつけた、水上構造物である。 航行や養殖の目的に用いられており、用途に応じて船舶または浮きの集合体とみなされる。
- ^ 『雑学 実用知識 特装版』 三省堂企画編修部 編 第6刷1991年(1988年) p.311.
- ^ 三杉隆敏、榊原昭二 編著『海のシルク・ロード事典』新潮選書、1988年。ISBN 4106003414、p.109.
- ^ 斎藤栄吉「いかだ」『新版 林業百科事典』第2版第5刷 p25 日本林業技術協会 1984年(昭和59年)発行
- ^ 樺太林業史編集会 『樺太林業史』 p312-318 1960年 農林出版株式会社
- ^ 「室蘭から海洋筏」昭和22年7月3日 4面
- ^ 上野金太郎編『北洋材十年史』1970年 全国北洋材協同組合連合会 p.34 記録編
- ^ 『寛永諸家系図伝』第一、続群書類従完成会
- ^ 山本幸司 『日本の歴史09 頼朝の天下草創』 講談社 2001年 p.197.
- ^ 西村まさゆき 『ふしぎな県境 歩ける、またげる、愉しめる』 中公新書 2018年 ISBN 9784-12-102487-9 pp.112 - 113.各写真で紹介されている。
- ^ エリック・ケントリー『船の百科』あすなろ書房、〈「知」のビジュアル百科〉、2008年。ISBN 9784751524534、p.8.
- ^ “名張市観光パンフレット”. 名張市観光協会. 2021年11月7日閲覧。
- ^ 『日本家紋総覧 コンパクト版』 新人物往来社 p.105.
筏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 13:32 UTC 版)
「メデューズ (帆走フリゲート)」の記事における「筏」の解説
船に搭載された端艇で、100 km近く離れた海岸に乗客と乗組員を運ぶ計画が立てられたが、それに使用できるボートは2艘だった。メデューズを軽くして速やかに離礁させる計画もいくつも立てられたが、採用されたのは筏を作ってメデューズの貨物をそこに移すというものだった。筏は直ちに造られ、長さ20メートル、幅7メートルのそれは乗組員によって「ラ・マシーヌ(la Machine、「機械」の意)」と呼ばれた。 7月5日になると、強風が募り、メデューズは解体の兆候を示した。乗客と乗組員はうろたえた。艦長はただちに艦を放棄して146人の男性と1人の女性をひどく不安定な筏に移し、メデューズのボートでそれを引かせることを決定した。筏にはほとんど必需品が積まれず、また操舵や航海のための手段もなかった。そしてその床面のほとんどは水没していた。メデューズ上に残留することを決めた者も17人いたが、残りは船の長艇に乗り込んだ。2艘のボートの乗組員はすぐに、筏を牽引することが不可能であることに気づいた。彼らは、必死になった筏の生存者たちに圧倒されることを恐れ始め、ロープを切って、筏とその居住者を運命に任せることを決めた。ボートはロープを切ると安全な場所に去った。何人かは間もなくアフリカの海岸に上陸し陸路でセネガルに向かったが、他の大部分はサンルイに向けてボートで航海した。そしてその過程で数名が死亡したものの、ほとんどが無事サンルイに到着することができた。 筏では事態は急速に悪化した。樽に入っていたのは水でなくワインだった。士官および乗客と、水兵・陸兵との間で争いが起こった。漂流が始まった最初の夜の内に、20人が殺されるか、自殺した。嵐の気配があったが、そうなると安全なのは筏の中央部だけだった。何十人もが、筏の中央部を争って、または波にさらわれて死んだ。食糧はすぐになくなった。4日目までには筏の生存者は67人だけとなり、人肉食を行うものもあった。(生存者はそれを否定する証言をしている。)元気の残っているものは弱ったり傷ついたりした者を海中に投じ始め、8日目には15人が残るだけとなっていた。そしてその15人は全員、7月17日に偶然遭遇したアルギュスに救出されるまで生き残った。
※この「筏」の解説は、「メデューズ (帆走フリゲート)」の解説の一部です。
「筏」を含む「メデューズ (帆走フリゲート)」の記事については、「メデューズ (帆走フリゲート)」の概要を参照ください。
筏
「筏」の例文・使い方・用例・文例
- 私は若い時、よく筏で川を下ったものだ。
- 海に筏を浮かべる
- 河に筏を下す
- 筏を流す
- これらのログを筏で運送する
- 筏での急流下りは臆病者には向かない
- 筏形という花器
- 筏金という,小具足の鎖につける金物
- 木材を筏に組んで流すこと
- 筏を繰って川を下ること
- 筏を繰って川を下る職業の人
- 筏乗りという職業の人
- 馬筏という,騎馬の渡河隊形
- 馬を運ぶ筏
- 流れにのせて筏を下す
- 筏を使って流れを下す
- 伐採した杣木を筏に組んで,川に流し下すこと
- 筏の中央部に乗ってあやつる船頭
- 花筏という,筏と花の図柄の紋所
- 花筏という植物
- >> 「筏」を含む用語の索引
- 筏のページへのリンク