強力

デジタル大辞泉

きょう‐りょく〔キヤウ‐〕【強力】

読み方：きょうりょく

［名・形動］力や作用が強いこと。また、そのさま。ごうりき。「—な味方」「運動を—に推進する」

[派生] きょうりょくさ［名］

ごう‐りき〔ガウ‐〕【強力／剛力】

読み方：ごうりき

［名・形動］

１ 力が強いこと。また、そういう人や、そのさま。「—無双」

２ 登山者の荷物を背負い道案内をする人。「富士山の—」

３ 修験者に従って荷物を運ぶ下男。

「いかにこれなる—、留(と)まれとこそ」〈謡・安宅〉

世界宗教用語大事典

ごうりき 【強力・剛力】

荷を背負って修験者（山伏）などに従う人。

隠語大辞典

強力

読み方：ごうりき

1. 登山者などの荷物を運ふ人夫をいふ。

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強力

姓	読み方
強力	ごうりき

ウィキペディア

強力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/05 02:42 UTC 版)

強力（きょうりょく、ごうりき）

ウィキペディア小見出し辞書

強力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/14 09:24 UTC 版)

「発光路の強飯式」の記事における「強力」の解説

「申し受けたとあれば、この強力めでとう祝うてやる。」

強力（ごうりき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)

「酒米」の記事における「強力（ごうりき）」の解説

鳥取県の項参照。

強力（ごうりき）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/16 23:15 UTC 版)

「酒米」の記事における「強力（ごうりき）」の解説

鳥取県東伯郡下中山村下甲の渡邊信平が在来品種21種より選抜。1915年、同県農業試験場にて強力2号を純系分離、1921年に奨励品種採用され、これが復刻された現在の育成種の直系祖先である。戦前までは同県内で多く栽培されていたが、穂丈が高く、現代の農法にあわず、戦後になっていったん絶滅。日本酒業界の復活が図られ始めた昭和60年（1985年）頃に、県内「福寿海」の中川酒造と「日置桜」の山根酒造場が、鳥取大学農学部に資料として残されていた一握りの種籾を譲り受け、農家の協力を得て復刻開始、平成2年（1990年）に醪一本分の収量を得るに到った。新酒ではさほど味が冴えないが、熟成が進むにつれて底力の強い旨味が出てくるのを特徴とする。但馬強力など枝種は少数あるが、鳥取県ならびに同県酒造組合としては、「幻の酒米」として広範囲に普及することで品種の力が弱くなることを避け、主系統は県内から外に出ないようにしている。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

強力

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 10:37 UTC 版)

名詞

強 力（きょうりょく / ごうりき）

1. （きょうりょく / 古:ごうりき）力が強いこと^[1]。また、強い力。剛力（ごうりき）^[2]。
   • 生西、撰一族中堪能强力之輩、於御前庭上令射小笠懸、召决相撲勝負。（『吾妻鑑』巻27・安貞2年4月26日）

     生西、一族中の堪能（かんのう）強力の輩を撰（えら）び、御前の庭上に於て小笠懸（こかさがけ）を射しめ、相撲（すまふ）の勝負を召し决す。

     生西（小山朝政）は、一族の中でも弓術に長けた者や力の強い者を選び、庭で小笠懸（騎射の一種）をさせたり、相撲を取らせたりした。

   • 彼等はその強力を頼んで正当に吾人が食い得べきものを奪ってすましている。（夏目漱石『吾輩は猫である』）
   • 一本の麻縄に漸次に徐々に強力を加えて行く時にその張力が増すに従って、その切断の期待率は増加する。（寺田寅彦『地震雑感』）
2. （ごうりき）荷物を持って修験者などに従う奴僕^[1]。
   • や、言語道断。判官殿に似申したる強力めは。一期の思い出な。腹立ちや日高くは、能登の国まで指そうずると思いつるに、僅かの笈負って後にさがればこそ人も怪しむれ。総じてこの程、憎し憎しと思いつるに、いでもの見せてくれんとて、金剛杖をおっ取ってさんざんに打擲す。 （『安宅』）

     やや、これはとんでもないことだ。判官殿に似た強力とは。一生ものの光栄なことだ。腹が立つ、日のあるうちに能登の国までたどり着こうと思っていたのに、わずかばかりの笈を背負って後ろに下がったりするから、おかしく思われるのだ。大体、このところ憎たらしいと思っていたところなので、目にもの見せてくれよう、といって、金剛杖をとって散々に打ちすえた。

3. （ごうりき）登山者の荷物を持って案内する人^[1]。
   • 「では、福島の方へ引っ返しましょう。そしてあしたは強力を雇って登りましょう。」（岡本綺堂『木曽の旅人』）

発音^(?)

きょ↗ーりょく、ご↗ーりき、ご↗ーりき↘

別表記

• ごうりき: 剛力

関連語

• 複合語: 強力犯

翻訳

（力が強いこと）

• 英語: mightiness ^(en)

形容動詞

1. （きょうりょく / 古:ごうりき）力が強い^[1]。
   • 相手はたいへん強力な利器をもっているぞ。（海野十三『地球要塞』）

活用

ダ型活用

強力-だ

翻訳

• 英語: powerful ^(en), mighty ^(en), strong ^(en)

Weblio日本語例文用例辞書

「強力」の例文・使い方・用例・文例

• 強力な磁力を加えるとデータは破壊されます
• 強力な軍隊を築き上げる
• あの壊れたカップを強力な接着剤で直せるだろうか
• その会社の労働組合にはたいへん強力な交渉力がある
• 強力エンジンの
• その車はエンジンが強力だ
• サーブが強力に打ち込まれた
• 彼が私のしりにくりだしたキックはとても強力だった
• その国々は強力な統一国家を形成した
• 強力な散布器
• この機械は強力なサーボモーターを備えている。
• 強力な浚渫機が大きな丸石も簡単に除去した。
• 彼には強力なリーダーシップを発揮することが求められる。
• 私はあなたのような強力な販売促進のプロの力がとても必要です。
• この問題を解決するにはあなたの強力な協力が必要です。
• 強力な武器
• 強力な助っ人を紹介いただけたために、値引き交渉もスムーズにいきました。
• 彼らはより強力な武器を作った。
• 彼は強力な競争相手を打ち破った。
• 日本は経済的に強力な国家になった。