3100番台
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「JR東日本209系電車」の記事における「3100番台」の解説
3100番台八高・川越線仕様(2017年4月16日 拝島駅 - 小宮駅) 側面に残る東京臨海高速鉄道の社紋の跡 客室内に設置されたドアボタン 運用線区:八高線…八王子 - 高麗川 川越線…高麗川 - 川越( - 南古谷) 運用期間:2005年 - 2022年 車体の帯の色:■オレンジ色、■ウグイス色 配置:川越車両センター 投入車両数:4両編成2本(8両) 2005年(平成17年)に八高・川越線八王子 - 高麗川 - 川越間に投入された番台区分である。現在、2編成が3500番台とともに川越車両センターに配置され、八高・川越線の八王子 - 高麗川 - 川越間で運用されている。なお、川越車両センターを出庫する電車の一部は、南古谷 - 川越間でも営業運転を行っている。 車体の帯の色は、3500番台と同様のオレンジ色とウグイス色(■■)である。 同線の103系3000・3500番台を置き換える際、当初は全編成を205系3000番台(4両編成7本)で置き換える計画であった。しかし、2004年(平成16年)10月16日ダイヤ改正において埼京線と東京臨海高速鉄道りんかい線の相互直通運転の拡大が実施され、その際JR東日本では埼京線205系10両編成1本の車両増備が必要となった。このため、205系3000番台の最終的な配置は4両編成5本に計画変更された。 この不足分を補うため、東京臨海高速鉄道70-000形全車10両編成化に伴う編成組み替えの際に余剰となった70-000形の先頭車4両と中間車2両の計6両をJR東日本が購入し、八高・川越線向け改造したのが本番台である。不足する中間車2両については翌2005年3月に川崎重工業で新規に製造し、4両編成2本の計8両を本番台とした。2005年(平成17年)4月17日から営業運転を開始した。 りんかい線からの6両は、民鉄・第三セクター鉄道に在籍していた車両がJR車籍に編入された最初の例である。元々東京臨海高速鉄道70-000形はJR東日本の209系を基本仕様として製作された車両であり、制御機器類は共通で運用されている3000番台と同一仕様である。編入にあたっては以下のように改造が施工されている。 カラーリングを3000番台に準拠したものへ変更 前面行先表示器を字幕式からLED式に変更 戸閉装置は空気式を踏襲しているが、ドアスイッチの設置を伴う半自動ドア機能を追加 ATC装置の撤去とATS-Pパターン変更・ATS-SNの設置 運転台には準備工事のみであったEB装置とTE装置の本設 VVVFインバータ装置とブレーキ制御装置、制御伝送装置のソフトウェア変更など ハエ71編成は、先頭車が70-000形からの編入車である。中間電動車(モハ209・モハ208-3101)は新製車で、すでに新製が次系列のE231系電車に移行している時期であったが、あえて本系列で新製され、GTO素子を用いたインバータ装置を搭載しているほか、車内の内装と座席の色を先頭車に合わせている。この2両が本系列最後の新製車となった。 ハエ72編成は全車が70-000形からの編入車であるが、先頭車の扉上部にある車内の旅客案内表示器は全扉配置のままとなっている。中間車は2002年(平成14年)製で、案内表示器は70-000形時代は千鳥配置となっていたが本番台へ改造の際には未設置の箇所にも追加され、ドアの構造がハエ71編成と同様に異なっている。 編成と新旧の車両番号対照は下表のとおり。括弧内はりんかい線時代の番号。 編成 ← 川越 高麗川・八王子 → 号車4 3 2 1 形式 クハ209-3100(Tc) ◇モハ209-3100(M) モハ208-3100(M') クハ208-3100(Tc) 編成ハエ71編成クハ209-3101(70-020) モハ209-3101(新造) モハ208-3101(新造) クハ208-3101(70-029) ハエ72編成クハ209-3102(70-030) モハ209-3102(70-027) モハ208-3102(70-028) クハ208-3102(70-039) 2022年1月に引退し、同年6月に全編成が郡山総合車両センターへ回送された。
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