蜆とは? わかりやすく解説

しじみ【シジミ】

読み方:しじみ

詩人石垣りんの詩。第19回H氏賞受賞した昭和43年1968刊行の第2詩集表札など」の巻頭を飾る作品


しじみ【×蜆】

読み方:しじみ

シジミ科二枚貝総称貝殻三角形で、殻表は多く黒色で輪脈がある淡水にすむマシジミ海水のまじる河口近くにすむヤマトシジミ琵琶湖水系にすむセタシジミなどがある。食用。《 春》「すり鉢薄紫の—かな/子規

[補説] 作品名別項。→シジミ

蜆の画像

読み方:しじみ
【英】:corbricula

汽水域から淡水域棲息する斧足(ふそく)類シジミ科2枚貝。日本では汽水域棲息するヤマトシジミ(大和蜆、Corbriculajaponica PRIME)、琵琶湖固有種セタシジミ(瀬田蜆、Corbriculasandai PEINBARDT)、淡水域棲息するマシジミ(真蜆、Corbriculaleana PRIME )の3種棲息する。現在食用になっているのは、ほとんどがヤマトシジミで、日本内水面漁業の最も重要(最大)の漁業資源である。ヤマトシジミは殻長3~4cm。肉は琥珀酸を含む。宍道湖ヤマトシジミ水揚げ平成11年以降年間7,500t前後全国43%で一位産量宍道湖漁協組合員は1,200人。蜆漁師300人。蜆漁は、船の動力利用して湖底を掻く「機械掻き」と長い竿の先に金属製カゴをつけたジョレンによる「手掻き」による。ヤマトシジミは、6月からが産卵期

作者梅崎春生

収載図書昭和文学全集 第20巻
出版社小学館
刊行年月1987.6

収載図書日本短篇
出版社文芸春秋
刊行年月1989.3

収載図書ちくま日本文学全集 044 梅崎春生
出版社筑摩書房
刊行年月1992.11

収載図書梅崎春生作品集 第2巻
出版社沖積舎
刊行年月2004.7


作者伊藤桂一

収載図書かるわざ剣法
出版社徳間書店
刊行年月1988.4
シリーズ名徳間文庫

収載図書蛍火天女
出版社光人社
刊行年月1997.1
シリーズ名伊藤桂一 時代小説自選


読み方:シジミ(shijimi)

シジミ科の貝


読み方:しじみ

  1. 少女陰部をいう。又は半玉芸妓をいう。一本になったことをという。

読み方:しじみ

  1. 半玉のことをいふ。小さい貝といふ意味から転訛したのである一本になつたのをといふが如し。〔花柳語〕
  2. 半玉のことをいふ。蜆貝小さい貝であるから転訛したのである一本になつた女をといふが如し
  3. 〔俗〕半玉のこと。蜆は小さい貝なるによる。一本になつた芸妓を「」といふ。
  4. 半玉のことをいふ。一本芸者のことは
  5. 半玉の事。一本になつた事をと云ふ。
  6. 半玉のこと、蜆は小さい貝であるから。これに対して一本になつた芸者を「」という。
  7. 半玉のこと。〔花柳界

分類 花柳界花柳


読み方:しじみ

  1. 少女陰部を云ふ。
  2. 小女の陰。
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読み方:シジミ(shijimi)

シジミ科淡水貝の総称みそ汁にして美味

季節

分類 動物


読み方:シジミ(shijimi)

作者 梅崎春生

初出 昭和22年

ジャンル 小説


読み方:シジミ(shijimi)

作者 向田邦子

初出 昭和55年

ジャンル 随筆


シジミ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 07:15 UTC 版)

シジミ)は、二枚貝綱異歯亜綱シジミ科 (Cyrenidae) に分類される二枚貝の総称。淡水域や汽水域に生息する小型の二枚貝である。通常目にする二枚貝のうちでは小型なので「縮み」が転じて名づけられたとする説がある。


  1. ^ 文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  2. ^ 厚生労働省日本人の食事摂取基準(2015年版)
  3. ^ Philippe Bouchet, Jean-Pierre Rocroi, Rüdiger Bieler, Joseph G. Carter & Eugene V. Coan (2010). “Nomenclator of Bivalve Families with a Classification of Bivalve Families”. Malacologia 52 (2): 1-184. doi:10.4002/040.052.0201. https://doi.org/10.4002/040.052.0201. 
  4. ^ 琵琶湖セタシジミ資源回復計画の概要
  5. ^ a b Taylor, 2009
  6. ^ Bieler 2017Cyrenidae Gray, 1840”. WoRMS. 2022年11月26日閲覧。
  7. ^ 松隈 2006, p.339
  8. ^ gbif_2287586Cyrenoida Joannis, 1835”. GBIF. 2022年11月26日閲覧。
  9. ^ 佐々木 2010, p.41
  10. ^ 『日本列島の歴史』, p. 46.
  11. ^ 金子(1996).
  12. ^ gbif Corbicula leanaCorbicula leana”. GBIF. 2022年11月26日閲覧。
  13. ^ 川瀬ら 2015, B134Pleistocene marine molluscs from the Atsumi Group, central Japan”. 瑞浪市化石博物館. 2022年11月26日閲覧。
  14. ^ 藤山雄次・高島義和 ヤマトシジミの初期幼生の観察 日本海洋生物研究所 年報 2002 (PDF) [リンク切れ]
  15. ^ 木村ら 2004[出典無効]
  16. ^ 池末ら(1976).
  17. ^ 藤原(1978).
  18. ^ 林・大谷 1967
  19. ^ Valentas-Romera 2019, p.524
  20. ^ 強清水で生息が確認されたシジミの同定結果について 和光市役所
  21. ^ 出典: 「シジミ汁」なぜ白い? 正体が判明 「おいしさ」とは関係ないことも分かる - 山陰放送、2022年10月閲覧
  22. ^ 高木均, 松崎豊, 「肝臓病食における鉄制限 (群馬県肝臓病食懇話会記録」『The Kitakanto medical journal』 55巻 2号 p.204-206 2005年, 北関東医学会, ISSN 1343-2826
  23. ^ 船津和夫, 山下毅, 本間優 ほか、「脂肪肝における血中ヘモグロビン値の検討」『人間ドック (Ningen Dock)』 20巻 1号 2005年 p.32-37, doi:10.11320/ningendock2005.20.32, 日本人間ドック学会。
  24. ^ 北海道の漁業図鑑 「しじみがい漁業」 2011年5月23日閲覧。
  25. ^ 長宗拓弥(2015年4月25日). “シジミ漁獲量:県、4年ぶり全国一 青森から奪還 湖沼別でも宍道湖”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  26. ^ Not Found. (PDF)
  27. ^ 独立行政法人水産総合研究センター (2004) シジミ種判別技術研修会を開催します.2004年12月8日プレリリース/
  28. ^ 古丸明, 堀寿子, 柳瀬泰宏, 尾之内健次, 加藤武, 石橋亮, 河村功一, 小林正裕, 西田睦「日本,韓国,中国産シジミ類の mtDNA16S rDNA 塩基配列分析による判別」『日本水産学会誌』第76巻第4号、2010年、621-629頁、doi:10.2331/suisan.76.621 
  1. ^ NCBI Taxonomy Browser より
  2. ^ Taylor, J. D.; Williams, S. T.; Glover, E. A.; Dyal, P., “A molecular phylogeny of heterodont bivalves (Mollusca: Bivalvia: Heterodonta): new analyses of 18S and 28S rRNA genes”, Zoologica Scripta 36 (6): 587-606, doi:10.1111/j.1463-6409.2007.00299.x, https://doi.org/10.1111/j.1463-6409.2007.00299.x 
  3. ^ ロシア産シジミ「国内産」と偽装 秋田の会社を書類送検:iza(2009年5月20日)
  4. ^ タイワンシジミ種群 外来生物の分布拡大予報
  5. ^ 日本産淡水貝類図鑑〈1〉琵琶湖・淀川産の淡水貝類 (ピーシーズ生態写真図鑑シリーズ) 紀平 肇 (著), 内山 りゅう (著), 松田 征也 (著)


「シジミ」の続きの解説一覧

蜆(シジミ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/02 14:51 UTC 版)

阿鬼羅」の記事における「蜆(シジミ)」の解説

貝の妖怪海上保安課の警部補

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「蜆(シジミ)」を含む「阿鬼羅」の記事については、「阿鬼羅」の概要を参照ください。

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