淡水
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淡水(たんすい)あるいは真水(まみず)とは、第1義として、塩分濃度の低い水の包括的呼称(地球を含む宇宙の天体上に存在する)[1]。第2義としては、陸棲の生物が生体維持のために利用可能な程度に塩分濃度が低い水のことである(地球にのみ存在する。cf. 水#生物と水)。
注釈
出典
- ^ “淡水(たんすい)の意味 - goo国語辞書”. goo国語辞書. 2019年11月13日閲覧。
- ^ “freshwater” (英語). Dictionary.com. 2010年4月7日閲覧。
- ^ 田中 2009, p. 12.
- ^ a b 横瀬久芳、2015、『はじめて学ぶ海洋学』、朝倉書店 ISBN 978-4-254-16070-3 pp. 57-58
- ^ 田中 2009, pp. 12–13.
- ^ “Groundwater Glossary” (英語). (official website). Groundwater Foundation (2006年3月27日). 2006年5月14日閲覧。
淡水域
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ウナギ科魚類は生涯の多くの時間を河川・湖沼をはじめとする淡水、あるいは河口などの汽水域で生活する。一般に夜行性で、昼間は物陰に潜み、夜間に活発に遊泳して小魚や甲殻類・貝類・節足動物を捕食する。通常は単独で行動するが、数十尾の群れを作って越冬する例も知られている。定住性・帰巣性はともに高く、ねぐらと定めた場所から大きく移動することはせず、数十km離れた場所に放流されても正確に戻ってくることができる。 一般に雄は早期に成熟し(3-6年)、サイズは比較的小さいのに対し、雌の性成熟は遅い(4-13年、高緯度地帯では6-43年)。雌は時間をかけて成長することで大型化し、より多数の卵を作り出すことを可能としている。ウナギ類は魚類としては長い寿命をもち、耳石による年齢推定でニホンウナギでは22歳の雌が、ヨーロッパウナギでは33歳の雄と57歳の雌が報告されている。 淡水域で成長し、性成熟に達したウナギ類は体色が銀色ないしブロンズ色になるとともに、眼の大型化・消化管および胸鰭の退縮、摂餌の停止といったさまざまな形態および行動の変化が生じる。「銀ウナギ:Silver eel」とも呼ばれるこれらの成熟個体は川を降り、河口域で再び海水への適応をはかる。長旅への準備を整えた銀ウナギは、種によって異なる特定の産卵場(ニホンウナギはマリアナ海溝、ヨーロッパウナギ・アメリカウナギはサルガッソ海など)へと移動を開始する。産卵場から遠い地域に生息する個体ほど移動の開始が早いことが知られており、繁殖を一斉に行えるように同調が起きているものとみられる。
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