ニホンウナギとは? わかりやすく解説

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ニホンウナギ

別名:日本うなぎ日本ウナギ日本鰻Anguilla japonica
英語:Japanese eel

日本をはじめ東アジア圏で漁獲されウナギ。「蒲焼き」の食材として特に愛好されている。

ニホンウナギには、外洋孵化した後、海流乗って陸地沿岸来遊し、そこから川を上るという生態知られている。生活史の中でも特に、産卵場所は長らく謎とされてきたが、東京大学海洋研究所研究グループにより、2000年代後半になって初め特定された。日本から2500キロメートル南に位置するマリアナ海溝西の海山付近がニホンウナギの産卵場所であるという。

近年、ニホンウナギの個体数急激に減少傾向にあることが知られている。ニホンウナギの減少は、価格の高騰を招くレベルとどまらず、すでに絶滅危惧されるレベル達している。2013年2月1日発表され環境省改訂版レッドリストでは、ニホンウナギが絶滅危惧1B類として指定された。生息数の減少に伴い養殖用の稚魚種苗)の確保困難になることが懸念されているが、独立行政法人水産総合研究センター2010年世界で初めニホンウナギの完全養殖成功し2013年12月現在、実用化目途立ったといわれている。

日本生息するウナギ種としては、ニホンウナギの他にはオオウナギがある。これは全長2メートルにも達す文字通り大きなウナギで、国の天然記念物指定されている。

欧州にもヨーロッパウナギというウナギの種がおり、食用とされてきたが、ヨーロッパウナギ近年個体数の減少問題となっているという。

にほん‐うなぎ【日本×鰻】


ニホンウナギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/30 23:26 UTC 版)

ニホンウナギ(日本鰻、学名: Anguilla japonica)は、ウナギ科ウナギ属ウナギの一日本朝鮮半島台湾からベトナムまで東アジアに広く分布する。河川生活期には体色が黄ばんで見えることから「黄ウナギ」、海洋生活期には銀色に見えることから「銀ウナギ」(銀化ウナギ)と呼ばれることがある[2]。  




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