海流とは? わかりやすく解説

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かい‐りゅう〔‐リウ〕【海流】

読み方:かいりゅう

海洋中で、一定の方向帯状流れ海水流れ黒潮などの暖流と、親潮などの寒流とがある。

[補説] 作品名別項。→海流

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かいりゅう〔カイリウ〕【海流】

読み方:かいりゅう

原題Sea driftディーリアス合唱曲1903年から1904年にかけて作曲米国詩人ホイットマン詩集草の葉所収の「揺り籠の中から」に基づく。


海流

作者椎名誠

収載図書春画
出版社集英社
刊行年月2001.2


海流

作者宮本百合子

収載図書宮本百合子全集 第5巻 小説
出版社新日本出版社
刊行年月2001.7


海流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 00:00 UTC 版)

海流(かいりゅう、: ocean currents)は、地球規模でおきる海水の水平方向の流れの総称。似た現象に潮汐による潮汐流(潮流とも)があるが、潮汐流は時間の経過に伴って流れが変化し、短い周期性を持つ。海流はほぼ一定方向に長時間流れる。また海の中は鉛直方向にも恒常的な流れが存在する海域もあるが、その流速は非常に遅いので、通常は海流とは呼ばない。海流はその性質により、暖流と寒流の2種類に大別される。


  1. ^ (毎年の)理科年表の「海流」の節で「単位:ノット」と記載されている。
  2. ^ 数え方辞典、海流
  3. ^ 能沢源右衛門『新しい海洋科学』成山堂書店、1999年。ISBN 4-425-53007-1 
  4. ^ 監修者和達清夫『海洋の辞典』東京堂出版、1960年。 



海流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:00 UTC 版)

大西洋」の記事における「海流」の解説

大西洋表層存在する主な海流は、北から東グリーンランド海流北部寒流)、北大西洋海流北部暖流)、ラブラドル海流北西部寒流)、メキシコ湾流西部暖流)、カナリア海流東部寒流)、アンティル海流西部暖流)、北赤道海流東部暖流)、赤道超えて南赤道海流西部暖流)、ベンゲラ海流東部寒流)、ブラジル海流西部暖流)、フォークランド海流南部寒流)である。このうち北大西洋においてはメキシコ湾から北アメリカ大陸東岸通って西ヨーロッパへと流れメキシコ湾流西部、そこからアフリカ大陸西岸南下するカナリア海流アフリカ西岸から赤道の北を西へ流れカリブ海メキシコ湾にまで流れ北赤道海流は、北大西洋亜熱帯循環呼ばれる時計回り環流をなしている。同じく南大西洋においても、アフリカ西岸からブラジル北東部にまで東に流れ南赤道海流南アメリカ大陸東岸を南流するブラジル海流南アメリカ大陸南部から南極環流の北縁を東に流れ南大西洋海流、そしてアフリカ大陸南端から北上するベンゲラ海流は、南大西洋亜熱帯循環呼ばれる反時計回り環流をなしており、大西洋には南北二つ環流存在していることとなる。 大西洋の海流の中で最も強く流量があり、また重要な役割果たしているのはメキシコ湾流である。メキシコ湾流北アメリカ大陸東岸から西ヨーロッパ沿岸通り北海から北極海方面へと抜けるが、この海流がもたらす熱量膨大なものであり、この海流の影響によってイギリスヨーロッパ大陸西岸緯度比べて温暖な気候となっている。この地域の、夏季それほど気温上がらないものの冬季気温がさほど下がらず温暖な気候西岸海洋性気候としてケッペンの気候区分のひとつとされている。逆にメキシコ湾流アフリカ北岸南流して寒流となるカナリア海流寒流であるため付近上昇気流発生させないため、沿岸サハラ砂漠一部となっている。また、ベンゲラ海流も同様であり、沿岸ナミビア海岸典型的な西岸砂漠となり、ナミブ砂漠形成している。 また、現在の地球の海には地球全体を巡る海水大循環があるが、この大循環起点北大西洋にある。北大西洋海で冷やされ海水北大西洋深層水として沈み込み大西洋深層流として南下し太平洋インド洋暖められ表層水となり、インド洋から流入して北上して戻ってくる。これらの海流(循環)は、地球全体気候影響与えるくらいに、多くの熱を輸送している。 ところで、北大西洋中央部にあるサルガッソ海には、目立った海流が無い。これは、南赤道海流メキシコ湾流北大西洋海流カナリア海流によって構成される大循環中心に位置し、これらの循環から取り残され位置に、このサルガッソ海存在するからである。また、ちょうどこの場所は亜熱帯無風帯に属するため風もほとんど吹かないこのため上記4海流から吹き寄せられ海藻類(いわゆる流れ藻)が多く、風がない上に海藻が船に絡みつくことから、航海帆船使用していた時代には難所として知られていた。なお、このサルガッソ海付近は、大西洋中でも海水面が少し高くなっている場所であることでも知られている。

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海流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/21 19:40 UTC 版)

ノルウェー海」の記事における「海流」の解説

暖流北大西洋海流(およびその続流であるノルウェー海流)が海域南西から北東方向流入しているため、高緯度地帯位置しているにもかかわらず冬季でも流氷などは無い。

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海流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 01:34 UTC 版)

コリオリの力」の記事における「海流」の解説

大気だけでなく、海流の運動コリオリの力影響受けている(エクマン輸送)。

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海流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 22:45 UTC 版)

太平洋」の記事における「海流」の解説

太平洋海水動き一般的に北半球では時計回り南半球では反時計回り環流である。北赤道海流は、北緯15度付近では貿易風により西に流れフィリピン沖で向きを北に変え黒潮になる。その後北緯45度付近で東に向き変え黒潮一部海水北へ向かいアリューシャン海流になる。そうでない海水南へ向かい北赤道海流に戻る。アリューシャン海流北米近づくと、一部ベーリング海反時計回りに回る基礎となる。南側部分南へ向かう遅い寒流カリフォルニア海流になる.。 赤道沿って西に流れ南赤道海流は、ニューギニアの東で南へ南緯50付近東へ向き変え南極海西から東へ流れ地球一周する南極環流合流するチリ海岸近づくと、南赤道海流2つ分かれる片方ホーン岬をまわり、片方北へ向かうフンボルト海流になる。

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海流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/06 11:50 UTC 版)

オホーツク海」の記事における「海流」の解説

オホーツク海表層には反時計回り流れる海流があり(オホーツク環流)、カムチャツカ半島から千島列島北部海峡通ってカムチャツカ海流広義親潮)の一部流入する。これらの一部千島列島海峡から流出し千島列島太平洋側南下するカムチャツカ海流交じり合って道東沖から三陸沖分布する狭義親潮水形成している。日本海とは、間宮海峡アムール川河口存在するために海水交換はほとんど起こらないが、宗谷海峡から対馬暖流の続流である宗谷暖流流入し北海道沿岸流れている。樺太東部には東樺太海流流れている。

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海流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 09:19 UTC 版)

南極海」の記事における「海流」の解説

南極海では南極周極流南極環流)と呼ばれる大きな海流が流れており、南極海とはこの海流によって結ばれた海域を指すと言ってよい。南極周極流寒流であり、上空偏西風帯の影響を受けるために西から東へ流れる。流速速くはないが、横幅上下幅も広いため、流量莫大なものになる一方で南極大陸沿岸には東から西へと風の吹く緯度帯があるため、海流もそれにつれて東から西へと流れる。これは東風皮流と呼ばれ南極周回流とは逆方向流れるため、この2つの海流の接点には潮目ができ、ここに深層から温かい上昇してくる。この栄養富み多く植物プランクトン繁殖させる南極海は、冷たい表層水暖かい深層水、非常に冷たい底層水3つ大きく分かれる表層海氷空気によって冷やされ、マイナスの温度となっている。一方深層プラス温度であり、暖かい。この2つとは別に南極大陸沿岸ロス棚氷ウェッデル海などでは海水が氷によって激しく冷やされ大陸のふちに沿って海底にまで沈んでゆく。とくにウェッデル海においてこのプロセスは最も盛んである。これは南極底層水とよばれ、グリーンランド沖で作られる北大西洋深層水とともに深海沈み込む水塊として、熱塩循環海洋大循環)の重要な要素となっている。南極海においては、あと二つ重要な水塊存在する。周深層水北大西洋深層水起源とする暖かく高塩分な水塊であり、大陸棚流入することで南極氷床融解させる原因となっている。このほか、さらに北側において形成される南極中層水がある。この水塊上記2つ水塊よりさらに温かいため、深層まで流れ下らず中層とどまり、そこで広がる南極底層水南極中層水は、大西洋インド洋太平洋三大洋すべてに流入する南極周極流のさらに南側には、ウェッデル循環 (Weddell Gyre)とロス循環Ross Gyre)の2つ亜寒帯循環環流)が存在するいずれもウェッデル海ロス海周辺のみを、時計回りに回る環流である。他の南極海沿岸域では、南極環流大陸接近しており、沖合暖水大陸棚流入しやすい状況になっている

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海流

出典:『Wiktionary』 (2021/07/25 13:31 UTC 版)

この単語漢字
かい
第二学年
りゅう
第三学年

発音(?)

か↗いりゅー

名詞

(かいりゅう)

  1. (海洋学) 常に一定方向動く海水流れ

下位語

翻訳


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