特殊アクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 21:45 UTC 版)
キッククライム(壁蹴り・三角飛び・壁キック) 一部の場所では必須となる、垂直な壁を蹴り上げて上昇するアクション。初登場の『スーパー』では、惑星ゼーベスの原生生物エテコーンがヒントを教えてくれる。本来スペースジャンプでのみ到達可能な場所の一部は、これによってスペースジャンプ無しで移動することができる。 『スーパー』及び『ゼロミッション』では、垂直な1ブロック分のスペースがあれば、1面の壁でもキッククライムが可能だが、『フュージョン』及び『サムスリターンズ』では、慣性の作用で上昇中の移動が制限されており、必ず2面の垂直な壁が必要になっている。また水中でもキッククライム後すぐに壁に向かって一瞬十字ボタンを入力、そして反対に再度入力することでシビアだが片面のみで上昇することができる。 『アザーエム』以降は壁の方向に方向入力を入れ続けているだけでキッククライムが可能となり、操作難易度が下がっている。また『アザーエム』に限り序盤から必須かつ認知されるべきアクションとなっている。 チャージアタック ビームをチャージした状態での回転ジャンプによる体当たりで敵にダメージを与える技。攻撃後はチャージが解除されてしまう他、最大チャージしないと攻撃判定が発生しない。また一撃で倒せなかった場合はダメージを受けてしまうが、一部の敵や攻撃はすり抜けることができる。なお、アイスビーム装備中でも敵の凍結効果は発揮されない。『スーパー』で初登場。この能力がステータス画面で明言されているのはシリーズ中で『ゼロミッション』『ドレッド』のみである。 丸まりブースト ダッシュ中(スピードブースター発動中でも使用可能)にダッシュジャンプして、着地寸前にモーフボールになることで、その時の速さを保持したまま転がって移動し、モーフボールのままスルーブロックの床を走り抜ける事ができる。『スーパー』のみ登場。 『ゼロミッション』『ドレッド』では、坂へのシャインスパークまたは狭い通路でのスライディングを利用することで、モーフボール状態でスピードブースター走行する状態になることができる。 無限ボムジャンプ ボムジャンプの発展技。ボムジャンプで飛び上がった瞬間、地面からほんの僅か離れた地点にボムを設置、そして落下時にそのボムで再度上昇し飛び上がった後、また少し高い位置にボムを設置する……この動作を繰り返すことでキッククライム同様高い位置に到達することができる。『スーパー』で初登場。 『スーパー』では、爆発のタイミングが遅いため難易度は高かったが、『ゼロミッション』『ドレッド』では爆破のタイミングが早くなり、改良されている。なお、ボムジャンプの方向がボムに対するサムスの位置で決まることを利用して、斜めに移動する方法も存在する。 攻略経路が基本的に指定されておりすべての能力の取得が必須となる『フュージョン』では、連続ボムジャンプを使用できるようにするとスペースジャンプの取得が不必要となり攻略に支障が出るため、爆発のタイミングが相対的に遅くなって(落下速度が上昇して)おり完全に使用不可能である。 『アザーエム』及び『プライムシリーズ』では、ボムの設置数・時間間隔に制限があるため基本的に使用することはできないが、『プライムシリーズ』では、1つ目のボムが爆発する瞬間に同じ位置にボムを設置、1つ目のジャンプの頂点に3つ目のボムを設置することで、2つ目と3つ目のボムを利用した2段ボムジャンプが、また1つ目・2つ目のボムを使用せずに消費した後、3つ目のボムを設置、さらに再充填(リロード)されたボムを再度使用した3段ボムジャンプが存在する。ただし、2段ボムジャンプ以外はマニアック(短時間クリアなど)なプレイヤー向けのアクションとなっており、ルート開拓には不要。 『ゼロミッション』『ドレッド』ではボムの設置位置から任意の方向に少しずれてボムジャンプし、任意と反対の方向のキーを押し続け無限ボムジャンプすることで、斜め上への移動も可能である。更に上位の技で斜め上連続ボムジャンプを高度が上がらないように連続させることで、真横への移動も可能である。 シャインスパーク スピードブースターの発展技。スピードブースター走行中に十字ボタンの下キーでしゃがむことでスピードブースター中のエネルギーをチャージ、その状態で十字ボタンを押さずに垂直にジャンプすると、無敵状態のまま一直線に飛び続けることができる。十字ボタンを入力することで飛ぶ方向は上・左右・左右斜め上の合計5方向となり、また垂直ジャンプ以外の場合は普通にジャンプすることができる。初登場の『スーパー』では、惑星ゼーベスの原生生物ダチョラがヒントを教えてくれる。スピードブースター走行中でも回転ジャンプは可能で、その場合着地までブースト状態が維持されるため長距離のジャンプを行える。 『スーパー』では、シャインスパーク発動中はサムスのエネルギーが減少し続けてしまう(エネルギーが30ポイント以下になると途中で停止する)が、斜めに発動した場合は壁を滑って移動することができる。 『フュージョン』以降は、エネルギーが減少しなくなり、シャインスパークの状態で坂に突進すると再びスピードブースター走行状態に戻るなど、変更・改良されている。 『ゼロミッション』では、スピードブースターからチャージ状態になったあとにモーフボールになってジャンプすることでボールスパークが発動する(ハイジャンプが必須)。このボールスパークが坂に激突すると、先述の丸まりブースト状態となる。なお、ボムを設置すると自動的に上方向にボールスパークが発生する機械が設置されており、これを用いる場合のみスピードブースターやハイジャンプは必要ない。 『アザーエム』では、キッククライム同様必須かつ認知されたアクションとなっており、発動条件もスピードブースター発動中に②ボタン(ジャンプボタン)を押した状態から、十字ボタンを押さずに②ボタンを離すと真上に垂直ジャンプすることができる。勿論、十字ボタンを入力した場合は任意の方向に飛ぶこともできるが、飛距離が有限となっている。またスピードブースター発動中は急斜面を登ることができるが、急斜面にシャインスパークを発動しても再度スピードブースターは発生しない。 『ドレッド』では、スピードブースター中に左スティック下入力でチャージ状態になり、そこからBボタンで発動する。『フュージョン』同様、坂を使ってスピードブースター走行に戻ったり、『ゼロミッション』と同様にボールスパークも可能。さらに回転ジャンプ後もブースタースピードブースター走行中に狭い隙間の通路にスライディングで入ることでも、そのまま丸まりブースト状態になることができる。 特殊チャージ攻撃 『スーパー』のみ登場。選択画面でビーム能力1つとチャージビームのみを選んで、武器選択からパワーボムを選んだ状態から、チャージビームをフルチャージすると自動的にパワーボムを1個消費して特殊なビーム攻撃が発動する。各ビーム能力によって効果・発動時間が異なる。ダイヤモンドダスト アイスビームの特殊攻撃。敵を凍結させる4つの冷気が、一定時間サムスの周囲を回転して、最終的には拡散する。 『フュージョン』のディフュージョンミサイルに効果が酷似しているが、冷気のエフェクトが異なる。 アステロイドベルトやスターダストシャワーと違い、しっかりとサムスに近い位置で同じ軌道を回り続けるため、制御しやすく、発動しておくとこちらに突っ込んでくる敵などに対して効果的である。 アステロイドベルト ウェイブビームの特殊攻撃。サムスを中心に電撃を帯びた4つの球体が斜め十字型に交差して、最終的には拡散する。 サムスの移動に合わせて軌道も移動・変化する他、発動時間も長いため使いやすい。 スターダストシャワー スペイザーの特殊攻撃。並行な4つのビームが一定時間サムスの周囲を旋回して、最終的には上昇したビームが降り注ぐ。 エメラルドスプラッシュ プラズマビームの特殊攻撃。2つのプラズマ球体が、一定時間サムスに近づいたり離れたりを繰り返して、最終的に拡散する。 プラズマビームの特性から敵を貫通する他、サムスの移動に合わせて効果範囲も広くなるが、発動時間は最も短い。 クリスタルフラッシュ 『スーパー』のみ登場。エネルギータンクの総量が30ポイント以下、リザーブタンクが空の状態でのみ発動可能な緊急時の自己回復技。発動中は、サムスのパワードスーツが解除され、サムス自身は眩い光に包まれる。モーフボール状態で、下+L+Rボタンを押したままパワーボムを設置、そのままXボタンを押し続けるとミサイル・スーパーミサイル・パワーボム各10発(厳密には起爆用のパワーボムも必要であるため11発必要)を消費して、リザーブタンクを含めた全てのエネルギータンクが全回復する。 メレーカウンター 『サムスリターンズ』で初登場した主力アクション。Xボタンを押すと銃口からエネルギー波を放ちながらアームキャノンを振り上げ、勢いよく迫り来る敵の攻撃を弾き返し、逆に隙を作らせる事が可能。『ドレッド』では、スライディング中やモーフボール状態ではサマーソルトキックを繰り出す演出となる。メレーカウンターで対応できる攻撃は、一瞬光り特定の効果音が鳴る合図が必ずついている。直接当てても少し怯むだけでダメージは無いが、アイスビーム・アイスミサイルで凍らせた敵(及び『ドレッド』の小型群体の敵)はミサイルと同様に一発で倒すことができる。 成功すると一瞬で強力なビームをチャージしてカウンター攻撃を行うことができ、これによって通常の敵を倒すと回復アイテムの出現量が大幅に増加する。ボスに対してカウンター攻撃を成功させると、さらに一定時間一方的に攻撃し続けられるグラブシーケンスが発動する。グラブシーケンス中のアクション、及び発動条件となるカウンター対応アクションはボスによって異なり、中には特定行動を行った際の演出中にカウンターを成功させることでグラブシーケンスが発生する場合もある。 『サムスリターンズ』ではライトニングアーマー発動中はエフェクトが変更され、範囲が非常に拡大されるが使用時にエイオンを消費し、さらに敵を倒してもエイオンボールが出現しなくなる。 『ドレッド』では移動しながら行うと走りながらアームキャノンを振り上げるダッシュメレーになり、立ち止まって行うメレーカウンターとは違って敵に少量のダメージを与えられる。 メレー(Melee)は「格闘、乱戦」を意味する。 スライディング アクション自体は『アザーエム』にて初登場。ゼロスーツ時にのみ使用可能のアクションで、モーフボールで通れるサイズの通路に対して2ボタンを押すことで瞬時に滑り込む。『ドレッド』にて最初期から認知されたアクションとして登場。立ち止まらず、またモーフボールを用いずに狭い隙間をくぐり抜けることができる。崖つかまりからは直接移行できない。また長く狭い通路にスライディングで入るとそのままモーフボールになる。 フリーエイム 『サムスリターンズ』で初登場。Lボタンを押すことでアームキャノンからレーザーポインターが照射され、スライドパッドで360°全方向に狙いを定めて射撃を行うことができる。レーザーポインターが敵や破壊可能なオブジェクトに重なると、レーザーの色が赤く変化する。グラップリングポイントに重なった場合は青い色に変化し、ショットボタンを押すだけで自動的にグラップリングビームを使用できる。使用時は足を止める必要があるため、走りながら狙いを付ける場合はLボタンを押さずに斜め上下方向にスティックを倒す必要がある。 『ドレッド』では走行中さらに細かい角度に銃口を向けられるように調整された他、グラップリングビームが手動切り替え式になった。
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特殊アクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 09:18 UTC 版)
「コンフィデンシャルミッション」の記事における「特殊アクション」の解説
ステージ1 粘着弾を撃って毒ガス噴き出し口を塞げ! 制限時間内に5つの吹き出し口を撃ってガスを止める。粘着弾は6発で、通常弾と同じく銃口を画面外に向けリロード。成功すると画面の歪みが早く回復する。失敗するとガスのせいで視界が悪い中防毒衣装と防毒マスクを被った敵を相手にする。この時は敵の数が多くなる。 1発でロープ銃を掛けろ! 向かい側の建物にいる館長に追いつくための近道。制限時間内に1発でロープ銃のフックを時計に向けて撃つ。成功するとロープを伝って一挙に向かい側に行ける。失敗したら背後に迫る敵のバズーカ砲による攻撃を逃れ真下の倉庫へ行く。 ステージ2 スタートボタンを連打し、リーナを助けろ! 屋根から落ちそうになったリーナを、AC版はスタートボタン、DC版はBボタン連打で救助する。制限時間内にゲージを満タンにすれば成功。間に合わなければ失敗。成功しても失敗しても一旦車内に戻る。成功した時は、スーツを着た黒人が総帥に、リーナたちが消えたことを耳打ちする。それを聴いて総帥は「探し出せ!」と命令する。その後、しばらく逆さまの状態で銃撃を行う。 連結器の赤い止め金を撃って切り離せ! 銃撃で制限時間内に連結器の赤い止め金を撃って壊す。時間内にゲージを0にできれば成功。間に合わなければ失敗。失敗した場合数名の敵を倒した後、ハワード自ら止め金を引き抜く。止め金は列車が離れた後雪原に捨てる。 ステージ3 3つのサイトが重なった瞬間にトリガーを引け! アガレスの総帥が乗った潜水艦を軍事衛星で撃沈する。銃口・潜水艦の位置を捕捉した枠・衛星の発射口の位置を示す枠を全部重ねると“LOCK ON”と黄色の文字で表示される。AC版では潜水艦のイラストが単純だが、DC版では実写になっている。また、衛星からのレーザービーム発射場面も細かくなっている。
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