すいせい‐しょくぶつ【水生植物】
水生植物 (すいせいしょくぶつ)
水草
水生植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 17:40 UTC 版)
水生植物は、水中、限界、浮遊の3つの主要なカテゴリに分類される。 水中植物とは、水の下でほぼ完全に生きる植物で、時にはスイレンのように葉や花が表面に生えている。これらの植物は通常50cmほどの池または容器に入れられ、また植物の一部は、池に生息する魚に酸素を生成するため、人工肺などともと呼ばれる。これらの例は次のとおり。スイレン (ハーディおよびトロピカル) ツノゴケ( Ceratophyllum demersum ) フェザーフォイル( Hottonia palustris ) Eurasian water milfoil( Myriophyllum spicatum ) Shining pondweed( Potamogeton lucens ) 限界植物は、水の下に根を置いて生きているが、表面の上の残りの植物で これらは通常、上部が水位にあるか、ほとんど水位より下にいないように配置される。これらの例は次のとおり。Iris or Flag( Iris spp. ) ウォータークローフット( Ranunculus fluitans ) まかり( Scirpus lacustris ) ガマ( Typha latifolia ) 太郎( Colocasia esculenta ) 矢じり( Sagittaria latifolia ) ロータス( Nelumbo spp. ) Pickerelweed( Pontederia cordata ) 浮遊植物は、土壌にまったく固定されていないが、表面に浮遊している植物。 水の園芸では、これらは池の藻類の成長を減らすために日陰の提供者としてしばしば使用されている ほか、しばしば非常に急速に成長/増殖。 これらの例は次のとおり。Mosquito ferns( アゾラ属 ) スパンコール( Salvinia spp. ) 水クローバー( Marsilea vestita ) ウォーターレタス( Pistia stratiotes ) ホテイアオイ( Eichhornia crassipes ) 米国の一部の地域では、これらの植物の一部を販売または保管することを制限している。これらの植物が フロリダやカリフォルニアなどのより暖かい地域で侵入種になっているためである。
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水生植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:01 UTC 版)
「世界の侵略的外来種ワースト100」の記事における「水生植物」の解説
和名・学名出自・原産地被害の現状画像イチイヅタ(イワヅタ)Caulerpa taxifolia アフリカ熱帯海域 原産地は熱帯の海域。1980年代初頭にモナコ水族館周辺で地中海への侵入が確認された。同水族館の水槽に植栽されていた株から逸出したもので、同館内で殺菌ライトを何度も浴びたせいで突然変異を起こしており、本来なかったはずの毒性と耐寒性を備えた。わずか10年足らずで東欧のアドリア海へ至るなど、地中海全域に分布を拡大したが、2017年の時点ではその勢いはなくなり、アドリア海からも姿を消している。 オオサンショウモSalvinia molesta要注意外来生物 熱帯アメリカ 観賞用・水質実験用に輸入された。生育速度が速く、取り扱いも簡単なため、富栄養化した湖沼の水質の浄化に利用できる一方で、大量に繁茂した本種が枯死して、逆に富栄養化を招くこともある。日本では1995年に愛知県豊橋市の河川で野外への定着が確認された。在来種のサンショウモと競合、駆逐する危険性が指摘されている。オーストラリアやアフリカでは在来水生植物を脅かし、水田の雑草となっている。 スパルティナ・アングリカSpartina anglica特定外来生物 ヨーロッパ、南北アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、中国 汽水沿岸域の土砂流出抑制などの目的で導入された。種子の多くは不稔となるが、地下茎を急速に伸長させて旺盛に繁殖し、根茎や植物体断片からも再生できる。マコモなど他の種と強く競合し、単一の群落を形成することで、水鳥の餌場を招いたといった事例が報告されている他、カキ漁の阻害や枯死体が堆積することによる水路の流れの停滞などが懸念されている。 ホテイアオイEichhornia crassipes要注意外来生物 南アメリカ 花が美しく、観賞用として日本などで拡散した。繁殖力が非常に強く水面を覆い尽くすほど。寒さに弱いので冬期になると枯れるが腐敗して悪影響を与えるため、「青い悪魔」と呼ばれる。一方で中国のように、富栄養化が進んだ湖水を本種を用いて浄化し、その後水面から引き揚げた本種を家畜のエサに用いるなど、有効活用している国もある。 ワカメUndaria pinnatifida 日本・朝鮮半島近海 遊走子や配偶体がバラスト水に載って世界各地に拡散した。日本と朝鮮半島では食用にするが、他の地域ではほとんど食用にせず、さらには移入先の天敵皆無の環境下で一方的に増殖するので単なる害藻として扱われる。
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「水生植物」の例文・使い方・用例・文例
- 大型水生植物は水中で酸素を作る。
- 水生植物.
- 水生植物
- スイレンは水生植物である
- 食用に、水棲生物を成育するまたは水生植物を栽培する
- マツモ属の水生植物の総称
- スイレン科の水生植物
- 北米東部によく見られる水生植物で、浮動性で沈水生の葉と白くて黄色の斑点のある花が咲く
- 楕円形の浮かぶ葉と紫の花を持つ水生植物
- 水生植物の1つの種:ゴールデンクラブ
- 青緑色の葉と小さな黄色の花に覆われた棍棒形の肉穂花序を持つ米国南東部の水生植物
- ペルタンドラ属の水生植物
- 浅い池の表面で、または、それの近くで浮くウキクサ科のどんな小さなまたは分水生植物でも
- ミジンコウキクサ属の各種の水生植物の総称
- 微小な白い花と根元から出ているローゼット千枚通し形の葉を有している小さな水生植物
- Samolus属の白い花が咲く水生植物
- 細い草のような葉の頂生の傘のような房のために観賞用の水生植物とし広くて栽培されるアフリカのカヤツリグサ
- 軽い水中の葉と小さな目立たない花があるュリオフュルルム属の水生植物
- 大きな青い花の穂状花序を持ち水に浮かんでいる熱帯の水生植物
水生植物と同じ種類の言葉
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