各国の例
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旧大日本帝国海軍 第一次世界大戦中に水上機母艦「若宮」を用い、水上機による作戦を行なったのが始まりである。第二次世界大戦においては、艦上戦闘機・艦上爆撃機・雷撃機などからなる艦載航空隊のほか、戦闘機・大型陸上攻撃機などからなる陸上航空隊も充実していた。 所在管轄鎮守府に隷し、空中防御に任じ、また海面防御を分掌した。航空隊には飛行機、気球隊および飛行戦隊が置かれ、また船艇が付属した。 航空隊司令は鎮守府司令長官に隷し、軍紀および風紀を維持し、隊務を総理した。副長、副官、飛行隊長、気球隊長、飛行船隊長、機関長、分隊長などの職があった。 詳細は「大日本帝国海軍航空隊」を参照 海上自衛隊 陸上基地配備の対潜哨戒機などのほか、護衛艦搭載の回転翼機からなる。 詳細は「航空集団」を参照 アメリカ海軍 戦闘攻撃機や電子戦機、早期警戒機等からなる母艦搭載航空隊のほか、陸上基地配備の対潜哨戒機部隊からなる。 詳細は「空母航空団」を参照 イギリス海軍 第一次世界大戦以前より航空部隊(イギリス海軍航空隊 Royal Naval Air Service)を有していたが、1918年4月1日に陸軍航空隊と共に空軍に統合・再編されている。母艦搭載航空隊も空軍の管轄であったが、1937年から1939年にかけて海軍の管轄に戻された。 1970年代からはシーハリアーなどによる母艦搭載航空隊を有していたが、それらは空軍と統合運用が図られるようになり、2000年には空軍指揮下にハリアー統合部隊(Joint Force Harrier)が設置された。それらを除いた海軍航空隊は回転翼機の部隊となっている。 詳細は「イギリス海軍航空隊」および「艦隊航空隊」を参照 ドイツ海軍 第二次世界大戦中の海軍には海軍航空隊が一切存在せず、洋上哨戒や対艦攻撃などの海上航空作戦も一括して空軍の担当となっており、空母建造計画においてさえ艦載機は空軍所属とする構想であった。これはドイツ国防軍の運用思想というよりも、空軍総司令官でありナチス党高官であったヘルマン・ゲーリングの政治的横槍によるものである。 大戦後は東ドイツ・西ドイツ共に対潜哨戒機・艦載回転翼機部隊を保有していたほか、西ドイツでは地上基地配備の対艦攻撃機部隊も保有していた(東ドイツでは対艦攻撃は空軍の管轄)。 詳細は「海軍航空隊 (ドイツ連邦軍)」を参照 フランス海軍 戦闘機などを有する母艦搭載航空隊、回転翼機の艦載航空隊および地上配備の哨戒機部隊からなる。 詳細は「海軍航空隊 (フランス海軍)」を参照 オーストラリア海軍 オーストラリア艦隊航空隊(英語版)は第二次世界大戦後より1982年に空母「メルボルン」が退役するまで母艦搭載航空隊を維持していた。現在は艦載回転翼機部隊からなる。地上配備対潜哨戒機は空軍の管轄となる。 ブラジル海軍 ブラジル海軍航空隊(英語版、ポルトガル語版)は2015年時点においても母艦搭載航空隊を運用する。 アルゼンチン海軍 アルゼンチン海軍航空隊(英語版、スペイン語版)は、2000年に空母「ベインティシンコ・デ・マヨ」が退役するまでは、母艦搭載航空隊を運用していた。2015年現在でも元艦載機のシュペルエタンダールを地上基地発進の攻撃機として運用している。 ソビエト連邦海軍/ ロシア海軍 ロシア海軍航空隊(英語版、ロシア語版)はSu-33を始めとする艦載機、対潜哨戒機、対潜ヘリコプターを保有する他、地上運用型の戦闘機、攻撃機、爆撃機を保有するのが特徴。これらは空軍で使用する機体とほぼ同一であり、海軍艦艇・基地の防衛、海軍歩兵部隊や旧沿岸防衛部隊に対する支援に用いられるといわれる。ただし、ソビエト連邦の崩壊後は年々縮小傾向にある。 中国人民解放軍海軍 ロシア海軍同様、地上運用型の戦闘機及び攻撃機を多数運用する。 詳細は「中国人民解放軍海軍航空兵」を参照 典拠管理 GND: 4129843-3 LCCN: sh85090366 NARA: 10644000
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