価格破壊の進行 - 1970年代前半とは? わかりやすく解説

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価格破壊の進行 - 1970年代前半

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:25 UTC 版)

電卓」の記事における「価格破壊の進行 - 1970年代前半」の解説

価格下落とともに電卓企業使用される業務用計算機から個人所有する身近なツールへとすそ野を広げていった。また、この過程世界初とされるマイクロプロセッサのひとつで、インテルCPUルーツである4004マイクロコントローラ先祖とされるTITMS1000フェアチャイルドPPS25などが誕生している。 .mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} シャープ Micro COMPET QT-8D (1969) Busicom 141-PF (1971) HP-35 (1972) カシオミニ (1972) 1969年 - シャープ世界初LSI電卓Micro COMPET「QT-8D」を開発。LSI4個、IC2個、幅135mm、奥行247mm、厚さ72mm、1.4kgで構成された(電池駆動できない)。価格99,800円と10万円を切ったことで、当時爆発的なヒット商品になった同時期はアメリカでアポロ宇宙船人類初の月面着陸実現した頃で、アポロ宇宙船搭載された機器集積回路採用されMOSをQT-8Dも使用したので、「アポロ生んだ電子技術」というキャッチフレーズがついた。このLSI製造ロックウェル・インターナショナル担当した1971年1月 - ビジコン ワンチップポケット電卓BUSICOM LE-120A」発売単3電池による電池駆動、64mm×22mm×123mm、重量わずか300g(電池を含む)、洗練されたデザインをもつポケットサイズ電卓89,800円。パーソナル電卓時代到来予感させる製品愛称てのひらこんぴゅうたぁ」、小林亜星テレビコマーシャル起用、これが彼のテレビコマーシャル出演1971年 - 電卓戦争激化価格破壊の波が押し寄せる。米テキサス・インスツルメンツ (TI)LSI「TMS-0105」を採用した電卓登場した。TMS-0105は、4ビットMPUメモリであるRAMプログラム格納するROMワンチップ化した製品であるTMS1000シリーズ電卓用のプログラム搭載したもので、マイクロコントローラ祖先にあたる。キー入力処理から演算表示制御までを1つLSIでこなせる製品だった。このためちょっとした製造技術があれば、キー表示装置電源をつけることで簡単に自作電卓作ることができるようになった。ちょうど、自作パソコン作るのと似たような感覚である。このLSI登場で、電卓組み立て販売だけを手がけるメーカー乱立し電卓価格一気半減し電卓市場価格破壊進んだ当時立石電機現在のオムロン)が5万円を下回る電卓発売し「オムロンショック」と呼ばれた、という記述見られる1971年10月 - ビジコン 141-PF発売世界初のマイクロプロセッサ・インテル4004開発のきっかけとなった電卓電卓用途によってさまざまな仕様要求があり、細かい仕様ごとにそれぞれ専用LSI製作していたのでは開発労力コスト大きなものになる。そこで、汎用のマイクロプロセッサ用い計算プログラム計算機機能実現させ、プログラム入れ替えることで細かな要求対応しようとする考え方生まれた。この過程4004誕生する1972年 - ヒューレット・パッカード HP-35ポケット関数電卓この年カシオ同社初の関数電卓FX-1を発売ポケットサイズではないが)。関数電卓により、機械式計算機続き計算尺置き換えられてゆくことになる。 1972年8月 - カシオ カシオミニ12,800円。低価格パーソナル向けで大ヒットした。電卓価格破壊パーソナル化象徴する製品発売から1年5ヶ月ほどの間に200販売し電卓個人でも手軽に手にすることのできる時代となったこの後も、電卓価格破壊進み1975年には5,000円を下回るようになったこの間価格下落に伴うメーカー撤退倒産が相次ぎ市場淘汰進んだ結果シャープカシオなど主だったメーカー集約された。

※この「価格破壊の進行 - 1970年代前半」の解説は、「電卓」の解説の一部です。
「価格破壊の進行 - 1970年代前半」を含む「電卓」の記事については、「電卓」の概要を参照ください。

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