伽藍配置とは? わかりやすく解説

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がらん‐はいち【×伽藍配置】

読み方:がらんはいち

寺院における堂塔配置形式日本では飛鳥時代から奈良時代にかけて発達し四天王寺式法隆寺式・川原寺式などがある。平安時代には密教山上伽藍が、鎌倉時代には禅宗寺院配置形成された。

伽藍配置の画像

伽藍配置

読み方:ガランハイチ(garanhaichi)

七堂伽藍備えた寺院の、主要伽藍配置のしかた。


伽藍

(伽藍配置 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/29 01:35 UTC 版)

伽藍(がらん)は、僧侶が集まり修行する清浄な場所の意味であり、後には寺院または寺院の主要建物群を意味するようになった。サンスクリット語सँघारामsaṁghārāmaの音写で、「僧伽藍摩(そうぎゃらんま)」「僧伽藍」が略されて「伽藍」と言われた。漢訳の場合は「衆園(しゅおん)」「僧園(そうおん)」などと訳された例があるが、通常「伽藍」とのみ呼ばれる。




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伽藍配置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 11:48 UTC 版)

川原寺」の記事における「伽藍配置」の解説

1957年昭和32年)から1959年昭和34年)に実施され発掘調査で、川原寺の伽藍配置は一塔二金堂式の特異なものであったことが判明し、「川原寺式伽藍配置」と称されている。川原寺では中門左右から出た廻廊伽藍中心部方形区切り廻廊北辺中央中金堂が位置する廻廊囲まれ区画内には中金の手前右(東)に五重塔、西に西金堂が建つ。廻廊内に仏堂と塔が左右に並んで建つ点は法隆寺西伽藍類似するが、法隆寺金堂が南を正面とするのに対し川原寺西金堂は東を正面とし、塔のある方向向いて建てられている点が異なる。発掘調査結果によれば西金堂は現存する唐招提寺金堂同様に正面吹き放ち建具や壁を入れず開放とする)とした建築であり、中金堂は正面三間×側面二間(「間」は柱間の数を意味する)の母屋四方吹き放ちの庇をめぐらした開放的な建物であったことがわかっている。これらの建物は後にことごとく失われ礎石のみが残っている。中で、中金堂の礎石には他に類例のない大理石礎石使用されている点が注意される寺伝では瑪瑙記しているが、これは誤りである)。また、川原寺から出土する創建時の瓦は「複弁蓮花文瓦」と呼ばれる、8花びらそれぞれ2つ分けた形式複雑なデザインのもので、これが以後瓦文様主流となった

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伽藍配置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 17:25 UTC 版)

広渡廃寺跡」の記事における「伽藍配置」の解説

広渡廃寺跡は、1973年昭和48年)から1975年昭和50年)と1993年平成5年)から1997年平成9年)にかけて発掘調査実施され、主要伽藍配置寺域規模が明らかとなった金堂中門の間に東西両塔を配し金堂背後講堂をおき、これらを回廊取り囲むという薬師寺式伽藍配置であり、寺域現地形から判断して東西100メートル南北150メートル規模であった推測されている。回廊により囲まれ中心伽藍範囲は、東西60メートル南北90メートルで、地形影響か、地域的な特徴なのか、他の寺院比べて非常に南北長さ長くなっている。 広渡廃寺跡は、中門からのびて講堂取り付くはずの回廊が、北に設けられ北門へと繋がり講堂取り囲んでいる。また中心となる建物しか配されない回廊内に、鐘楼などの施設とみられる基壇金堂両脇設けられており、僧侶の生活の場である僧坊以外の建物が、回廊内におさまっているという特徴的な状況となっている。また中門近接して南大門があり、それに取り付く築地通路としての階段確認されている。

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伽藍配置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 07:47 UTC 版)

サムイェー寺」の記事における「伽藍配置」の解説

円形の壁に囲まれ寺域中央には、他の諸堂にくらべひときわ高い本堂があり、本堂周囲には4つ大きな堂と小さな2つの堂、4色仏塔配置されており、このような建物配置上述のように、巨大な曼荼羅模したのである本堂世界中心にそびえるスメール山須弥山)を現し四隅にある他の建物本堂東西南北大陸仏教宇宙の他の造作現す。すなわち、4つ大きな堂は四大部洲(四大大陸)をあらわし南方インド亜大陸西方オアシス世界北方北アジア遊牧世界東方東アジア中国世界を指すと見なされる。さらに本堂両脇にある円形半月形の2堂は太陽と月かたどっている。 本堂数多く宗教壁画仏像重要な歴史的遺物もある。この寺に多くチベット人仏教徒巡礼訪れ、それは何週間もかかる場合もある。

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