主人公とアニメオリジナル登場人物
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「絶対可憐チルドレン (アニメ)」の記事における「主人公とアニメオリジナル登場人物」の解説
兵部京介以外の原作登場人物の設定は、「B.A.B.E.L.」および「絶対可憐チルドレンの登場人物」を参照。 兵部京介 声 - 遊佐浩二 / 平野綾(子供時代) 主人公。パンドラのリーダー。 本作オリジナルの設定として、「解き放て、アンリミテッド」と唱え学生服の襟章(リミッター)を回すことで能力のリミッターを解除し「アンリミテッドモード」と呼ばれる姿になり、その戦闘力はザ・チルドレンのトリプルブーストさえ凌ぐほどだが、代償として肉体に大きな負担がかかるため長時間維持することはできない。リミッターを再度発動する際には「時よ、永遠に止まれ」と唱える。 詳細は「絶対可憐チルドレンの登場人物#P.A.N.D.R.A」参照。 アンディ・ヒノミヤ 声 - 諏訪部順一 もう一人の主人公。左眼が金色の瞳のオッドアイになっている日系人の青年。エスパー刑務所デッドロックに囚人として収容されていたが、兵部が同所を脱走した際に同道し、そのままパンドラに加入することとなる。その正体はUSEI(合衆国ESP捜査局)所属の潜入捜査官であり、パンドラに潜入し「伊-八號」の脳を回収することが真の目的であった。 能力はESP無効化であり、自分の周囲のESP発動を無効化するとともに、相手エスパーに直接接触して強い念波を送ると対象のESP使用を一定時間封印することが可能。能力の効果範囲は通常時1〜3m程度で、ヒノミヤ本人にストレスを与えることで拡大する。頭蓋骨の左目部分に通信可能なバイオチップを埋め込まれている。パンドラ加入後は、兵部からもらったペンダント型のリミッターを与えられる。 その特異な能力ゆえ、エスパーにもノーマルにもなれないという人生を送っており、能力を誇示する対象とされ続けたことから特にエスパーを嫌っている。合衆国のハイスクールを卒業後は軍に所属していたが馴染めず退役後、能力を見込んだアランにスカウトされUSEIに入局する。自身の能力に攻撃力が薄いため、軍隊時代に身につけた銃の扱いや軍隊格闘により戦い、USEIの無人マシン複数を圧倒する戦闘力を有するものの技術がほぼ教科書通りであるため、皆本と兵部に素性を見抜かれることとなった。 兵部には正体を見抜かれた上であえてパンドラに加えられたが、潜入活動の中パンドラや兵部の真意について葛藤することとなる。パンドラが日本でバベルと接触したことで任務達成のチャンスが訪れ、バベルの作戦に乗じてカタストロフィ号中枢部に乗り込み任務を達成。しかし合衆国がユウギリを確保することに抵抗したため、アランに見限られUSEIを追われる。 その後は蕾見に助けられチルドレンの協力でバイオチップも除去してもらう。更に兵部やパンドラの面々とも和解して早乙女の野望を砕くために奔走。最終的にユウギリの暴走を抑えた代償で自らの能力を暴走させてしまった兵部を己の能力で救い、事態の終息をもたらした。一連の事件が終わった後は、別れを惜しむ仲間たちを尻目にパンドラを離れ、独り流離いの旅に出ることを決意。兵部にリミッターを返却しようとするも「名誉会員」の名目で突き返され、彼の意図を察してリミッターを所持したまま旅立った。 アニメと同時期にさぷりめんとに登場。その後、本編にも逆輸入される形で登場している。本編ではソフィーの部下として財団の一員として登場。 ユウギリ 声 - 東山奈央 デッドロックにサンプルとして捕らえられていた少女。高レベルの精神感応や催眠などを持つ。自分の能力を制御しきれておらず、ストレスによって能力を暴走させかけてしまうことがある。 死の商人とも言われる非合法組織によって作られた実験体で、ある強力なエスパーの兄妹を母体に製造されたクローンのプロトタイプ。識別のために首筋にバーコードが刻印されている。 モナーク王国出身で、自分を作った組織の施設を自分の能力の暴走によって壊滅させてしまったあと、ソフィ王女の支援する児童養護施設に身を寄せていたが再び自らの能力で周りの人々を巻き込むことを恐れ施設から脱走し、そこをパンドラに拾われた経緯を持つ。その後デッドロックの施設に捕らえられるに至る何らかの事件があったと思われる。 内気で人見知りをする性格で、パンドラ内でも兵部の言うことしか聞かなかったが、後に自分の能力暴走をカバーしたヒノミヤに心を開くようになる。 ヒノミヤが伊-八號の能力を無効化したことによってカタストロフィ号に乗り込んできたUSEIに捕らえられ、早乙女によって洗脳をかけられる。その後伊-八號の予知を覆しエスパーが管理される社会を作り上げる早乙女の計画のために親エスパー派の新ニューヨーク市市長就任式の場に現れ、催眠能力を用いニューヨーク市全域を混乱に陥れる。 催眠で相手の能力の暴走させることによって蕾見やパンドラの超能力者達、兵部をも苦しめるが兵部が能力を開放したことにより洗脳を解かれる。その後自身の能力を制御出来なくなってしまった兵部を止めるためにアンディと共に兵部の能力を止めるために立ち上がり兵部を止めることに成功する。 事件の後、アンディが去ってしまった後もパンドラに残り兵部と共に行動する。作者ブログによると漫画で描かれないところで虐待される超能力者を救うために奔走しているらしい。 アニメと同時期にさぷりめんとに登場。その後、本編にも逆輸入される形で登場している。本編ではユウリのクローンとの関連性を示唆されている。 アラン・ウォルシュ 声 - 楠大典 ヒノミヤをスカウトしたUSEI捜査局員で、早乙女の指揮の下カタストロフィ号殲滅を狙う。ヒノミヤの直属の上司であり、彼の左眼を介した通信によりパンドラの内情報告を受けている。USEI本部に乗り込んだ兵部を自身もろとも殺そうとしたが、ESPジャマーを破壊されアランのみ無人マシンに射殺される。 カーン 声 - 廣田行生 エスパー刑務所デッドロックの所長。裏で捕らえたエスパーを新兵器開発の為の実験台にしていたが、ユウギリへの非道な仕打ちが兵部にばれて爆殺され、彼の後ろ盾と思われる軍事政権もパンドラの策略によって壊滅した。 エスパー兵士 声 - 藤原貴弘 カーンが様々な超能力実験を基に開発した人工エスパー。テレポートと予知能力を持ち、体内に取り込んだ桃太郎の空気の塊を誘導弾として使用する能力も使用する。 製作者のカーンは超度7に相当すると豪語するが、兵部のアンリミテッドモードに敗れ、彼を開発する為の生贄になったエスパー達への鎮魂を込めた念動によって粉々にされた(ただし、取り込まれた桃太郎は無事生還)。 カルロ・マルディーニ 声 - 山路和弘 マフィア・マルディーニファミリーのボスの高レベルエスパー。兵部とは半世紀以来の旧知であるものの、取引に乗じて彼を始末しようとしたため、粛清される。 兵部と出会ったのは1942年占領下のウィーン。当時の兵部は准尉、カルロは少佐だった。 ソフィー・グレース 声 - 名塚佳織 モナーク王国の王女。エスパーとの共存を求める慈善家でもあり、かつてユウギリがいた児童養護施設にも支援していた。彼女の暗殺の予知を知ったユウギリの願いでパンドラが誘拐する。彼女の方もユウギリのことを覚えており、ずっと気にかけていた。ユウギリと共に生きることを望むも、当の彼女がパンドラの仲間たちと一緒に生きる道を選んだことを察して断念し、兵部に託した。極めて慈悲深く器の大きい人物であり、普通人には一片の敬意を抱かない兵部ですらユウギリの守護を託された際に敬意を以て礼儀正しく応じたほど。 アニメの終了時期にさぷりめんとに登場。その後、本編にも逆輸入される形で登場している。本編ではヒノミヤを部下に財団という組織を動かしている。
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