害虫の種類 |
ユスリカ
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この群のグループ
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特徴
ユスリカ類はハエ目ユスリカ科Chironomidaeに属する昆虫です。現在、日本に生息するユスリカは約1ꯠ種が記録されていますが、実際にはその倍以上の種類がいるのではないかとも言われています。 カ(蚊)に近縁ですが、成虫の口は退化しているため吸血しません。寿命も1週間程度と短めです。また、カ(蚊)の幼虫(ボウフラ)は水面に浮かんで呼吸管で呼吸しますが、ユスリカの幼虫は水中に生息し、鰓で呼吸する点も異なっています。ユスリカの名前の由来は、幼虫が水底でゆらゆらと体をゆすっている様子からきています。 ユスリカ類は、汚れた水域だけでなく山岳部の湖沼や雪渓のある場所まで、様々な水質環境にいろいろな種類が生息することから、水質汚染の指標昆虫としても注目されています。害虫として問題となるのは、極一部の種類ですが、一般的に夜に光に飛来する虫の中でも最も多いのがユスリカです。 都市の小河川や公園の池沼、汚れた水域からはセスジユスリカ、ウスイロユスリカ、ハイイロユスリカなどが、富栄養化した湖や汽水性の湖沼からからはオオユスリカやアカムシユスリカなどが大発生します。 水域から大量に発生したものが、照明光に誘引されて家屋に多数飛来し、不快にさせられます。また窓ガラスや洗濯物などに多数寄り付き、シミを付けて汚染します。発生場所の周辺に住む民家から多くの苦情が寄せられ、公害問題になっている地域もあります。食品を扱う店舗や製造工場などでは、施設内に飛来したものが製品に迷入し、混入異物になる被害も多くあります。また、虫の死骸の破片などを多く吸い込むと、喘息などのアレルギー疾患を誘発させます。
防除
ユスリカの発生源対策としては、河川や湖沼の水質改善が根本的な解決策ですが、現実的には困難かつ時間を要します。 夜に照明に誘引されて飛来しますから、なるべく光が外に漏れないようにします。街路灯や玄関周りの照明器の光を青白いものから黄色い照明に変えても、飛来数をある程度は減らすことができます。ユスリカは特に近紫外線(波長350〜400nm)の光に敏感ですから、紫外線を遮断するフィルム(オプトロン)を窓に貼ったり、照明も同様のフィルターを取り付けるとさらに飛来を防止する効果が高まります。 昼間に特定の壁面や樹木に多数のユスリカが止まっていることがありますので、そのような場所に園芸用の薬剤を散布することも一つの方法です。また窓は密閉性の良いサッシにし、さらに網戸や防虫ネットを取り付けて屋内への侵入を防ぎます。網戸には忌避防虫効果のあるエアゾールを吹き付けておくと屋内への侵入をさらに防ぐことができます。 光に敏感に誘引されますから、電撃殺虫器やライトトラップには多数誘殺されますが、設置方法によっては逆に虫を呼び寄せることにもなりますから、注意が必要です。遠くから誘引光が見えないような場所に取り付けるようにします。窓やドアをどうしても閉鎖できない状況の場合には、飛来方向に扇風機などで送風すると、飛翔を妨害されるので嫌がって侵入しにくくなります。屋内に入ったものにはエアゾールを噴霧すると簡単に殺虫できます。屋内に沢山入ってくる場合には、電気蚊取り器や蚊取り線香も有効です。 |
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ユスリカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/31 11:59 UTC 版)
ユスリカ(揺蚊)はハエ目(双翅目)・糸角亜目・ユスリカ科(Chironomidae)に属する昆虫の総称。和名は幼虫が体を揺するように動かすことに由来すると言われる。
大部分の種は幼虫が水生で、川、池などほとんどあらゆる淡水域に棲んでいる。他には海の潮間帯に棲むものや陸生のもの、水辺の朽木の中や土壌中などに棲む半水生的なものなども少数ある。中には水生昆虫や貝類に寄生する特殊なものも知られている。釣り餌や観賞用高級金魚の生餌に使われるアカムシはオオユスリカやアカムシユスリカなどの幼虫である。
成虫はカ(蚊)によく似た大きさや姿をしているが、刺すことはない。またカのような鱗粉も持たないため、カと見誤って叩いても、黒っぽい粉のようなものが肌に付くことはない。しばしば川や池の近くで蚊柱をつくる。アフリカのマラウィにあるマラウィ湖での蚊柱は数十mの高さになることで知られる。
非常に種類が多く、世界から約1万種、日本からは約1,000種ほどが記載されている。水生昆虫の中では1科で擁する種数が最も多いものの一つである。
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