ミサ‐きょく【ミサ曲】
ミサきょく 【ミサ曲】
ミサ曲
ミサ曲
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「ギヨーム・デュファイ」の記事における「ミサ曲」の解説
ミサ「目を覚ましなさい」 (Missa Resvellies vous):3声のミサ曲。ミサ・シネ・ノミネとして知られる。Missa Sancti Jacobiとともに、1440年以前に作曲された中世的性格の強い初期の作品である。 聖ヤコブのミサ曲 (Missa Sancti Jacobi):3声と4声。 ミサ「Missa Sancti Anthonii Vienensis」(デュファイの遺言書にある。トレント写本中にあるミサ曲であると言われている。) パドヴァの聖アントニウスのミサ曲 (Missa Sancti Anthonii de Padua):トレント写本中にあるミサ曲で、最近になってデュファイの作品と同定され、演奏や録音が行われるようになった美しいミサ曲である。 ミサ「ス・ラ・ファス・エ・パル」(Missa Se la face ay pale):(私の顔が青ざめているのは)デュファイ自身の作曲によるシャンソン「Se la face ay pale」を定旋律にした4声の循環ミサ曲の代表作。世俗曲を定旋律にした循環ミサ曲としては、最古のもの。1450年頃、サヴォワのシャーロッテとフランスのドーフィン・ルイとの結婚式のために作曲されたと考えられる。 ミサ「ロム・アルメ」(Missa L'homme arme):(武装した人)ルネサンス期に流行した俗謡「ロム・アルメ」を主題にした4声循環ミサ曲。 ミサ「エッチェ・アンチルラ・ドミニ」(Missa Ecce ancilla domini):(見よ主のはしためを)深い雰囲気を持つ4声ミサ曲で、録音も多い。 ミサ「アヴェ・レジーナ・チェロールム」(Missa Ave regina caelorum):(めでたし天の女王)デュファイ晩年の最高傑作のひとつといわれる4声ミサ曲。フランドル楽派に通じる要素が見られる。また、長調と短調の対立が見られ、近代音楽の様相さえみせる。 なお、デュファイのものと言われていたミサ・カプト (Missa Caput) は、疑作と考えられている。
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ミサ曲
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「オルランド・ディ・ラッソ」の記事における「ミサ曲」の解説
ほぼ60曲が完全に現存する。そのほとんどが世俗音楽に基づくパロディ・ミサである。技術的には印象的だが、ラッソの全作品中でミサ曲は最も保守的な部分となっている。ラッソは常に、素材となった出典の曲(グレゴリオ聖歌同時代のマドリガーレまで)の様式を遵守するが、いつでも最後の筆勢まで表情豊かで敬虔な性格を失うことがない。 伝統的なパロディ・ミサに加えて、かなりの量の小ミサ曲(ミサ・ブレヴィス missae breves 、1音節対1音符で作曲された、短時間での礼拝を意図したミサ曲)も作曲している。例えばバイエルン公アルブレヒトは、狩に出向く日に長大なポリフォニックなミサ曲に拘束されることを好まなかったらしい。このことを端的に物語る実例が、《狩人のミサ曲》(ドイツ語でJäger-Mass、 ラテン語でMissa venatorum )にほかならない。 代表的なミサ曲は、原曲不明の《ミサ曲「美しきアンフィトリット」 Missa Bell’ Amfitrit’ altera 》、自作の世俗モテットによる《ぶどう酒ミサ Missa ad imitationem Vinum bonum》、ヴェネツィア楽派の複合唱様式を採用した晩年の自作モテットによる《ミサ曲「その口にわれに口づけを授けたまえ」Missa Osculetru Me》が挙げられる。ちなみに《狩人のミサ曲》のベネディクトゥス楽章は、サイモン&ガーファンクルがデビュー・アルバムの中で歌っている。
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ミサ曲
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「モーツァルトの楽曲一覧」の記事における「ミサ曲」の解説
詳しくはモーツァルトのミサ曲を参照 ミサ曲 ト長調 K. 49(K6.47d) ミサ曲 ニ短調 K. 65(K6.61a) ドミニクス・ミサ ハ長調 K. 66 ミサ曲 ヘ長調 K. 116(K6. 90a) (偽作) 孤児院ミサ ハ短調 K. 139(K6. 47a) 小クレド・ミサ ヘ長調 K. 192(K6. 186f) 雀ミサ ハ長調 K. 220(K6. 196b) 戴冠ミサ ハ長調 K. 317 大ミサ曲 ハ短調 K. 427(K6. 417a) (未完成) レクイエム ニ短調 K. 626 (1791 未完成。ジュスマイヤーによる補筆完成稿で知られる。その後多数の補筆完成稿あり)
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ミサ曲
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「ジョスカン・デ・プレ」の記事における「ミサ曲」の解説
Missa ad fugam; Missa Ave maris stella 「めでたし海の星」(ローマ。1486年-1495年); Missa de beata virgine「祝福されし処女」; Missa di dadi; Missa D'ung aultre amer (ミラノ。1483/85年); Missa Faisant regretz; Missa Fortuna desperata「手に負えぬ運命の女神よ」; Missa Gaudeamus; Missa Hercules Dux Ferrariae (フェラーラ。1503/04年); Missa La sol fa re mi「ラ、ソ、ファ、レ、ミ」; Missa L'ami baudichon; Missa L'homme arme sexti toni「武装した人」; Missa L'homme arme super voces musicales「武装した人」; Missa Malheur me bat; Missa Mater patris; Missa Pange lingua (コンデ。1514年以降)「パンジェ・リングァ」; Missa sine nomine; Missa Une Mousse de biscaya.
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ミサ曲
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トゥルネーのミサは6曲から成る。すべて3声部ポリフォニーである。 キリエ フランコ記譜法(まうかめ堂:フランコ式記譜法の解説)による。典型的中〜後期13世紀様式。 グロリア キリエよりも自由なリズム。アルス・ノヴァの特徴。終結部でホケトを多用。1325-1350頃か? クレド 単純な対位法様式。他の3つの写本にも載っていることから、有名な曲だったと思われる。 サンクトゥス キリエと同じくFranconianスタイル。 アニュス・デイ Franconian。 Ite,Missa Estによるモテト イヴレア手稿にも載っている。 曲ごとの様式、記譜法のさまざまなこと、一貫した構成(定旋律、パロディ・ミサのような)が認められないことから、トゥルネーのミサは、50年あるいはそれ以上にわたって独立に作曲された各曲を、後に一連のものとして演奏するために編纂し記述したものだろうと信じられている。通作された最初の例は、ギヨーム・ド・マショーのノートルダム・ミサ曲であるが、彼がトゥルネーのミサを知っていて、参考にしたことはあり得る。
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「ミサ曲」の例文・使い方・用例・文例
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