ミサ曲とは? わかりやすく解説

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ミサ‐きょく【ミサ曲】

読み方:みさきょく

ミサ典礼のための楽曲キリエ哀れみ賛歌)・グロリア栄光賛歌)・クレド信仰告白)・サンクトゥス感謝賛歌)・アニュスデイ(平和の賛歌)の各曲より構成されるミサ


ミサきょく 【ミサ曲】

ミサ典礼文のうち、教会暦によっても変化しないミサ通常式文作曲したもの。キリエ(主よ、憐み給え)・グロリア栄光)・クレド(我は信ず)・サンクトゥス聖なるかな)・アニュス-デイ神の小羊)などから成る。他にミサ挙式日や目的などによって定められ固有式文併せて作曲したものもある。

ミサ曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/31 22:00 UTC 版)

ミサ曲(ミサきょく)は、カトリック教会ミサ(感謝の祭儀)に伴う声楽曲


  1. ^ 及川信『オーソドックスとカトリック―どのように違うのか歴史と多様性を知る 第二部 三「ミサではないのに」』139頁 - 140頁、サンパウロ ISBN 9784805612279
  2. ^ a b c ミサとミサ曲<ミサ曲>の節を参照のこと。 - 国本静三 音楽サロン



ミサ曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:20 UTC 版)

ギヨーム・デュファイ」の記事における「ミサ曲」の解説

ミサ目を覚ましなさい」 (Missa Resvellies vous):3声のミサ曲。ミサ・シネ・ノミネとして知られるMissa Sancti Jacobiとともに1440年以前作曲され中世性格の強い初期の作品である。 聖ヤコブのミサ曲 (Missa Sancti Jacobi):3声と4声。 ミサMissa Sancti Anthonii Vienensis」(デュファイ遺言書にある。トレント写本中にあるミサ曲であると言われている。) パドヴァの聖アントニウスのミサ曲 (Missa Sancti Anthonii de Padua):トレント写本中にあるミサ曲で、最近になってデュファイ作品同定され演奏録音が行われるようになった美しいミサ曲である。 ミサ「ス・ラ・ファス・エ・パル」(Missa Se la face ay pale):(私の顔が青ざめているのは)デュファイ自身作曲によるシャンソンSe la face ay pale」を定旋律にした4声の循環ミサ曲代表作世俗曲定旋律にした循環ミサ曲としては、最古のもの。1450年頃、サヴォワシャーロッテフランスのドーフィン・ルイとの結婚式のために作曲されたと考えられるミサロム・アルメ」(Missa L'homme arme):(武装した人ルネサンス期流行した俗謡ロム・アルメ」を主題にした4声循環ミサ曲ミサエッチェ・アンチルラ・ドミニ」(Missa Ecce ancilla domini):(見よ主のはしためを)深い雰囲気を持つ4声ミサ曲で、録音も多い。 ミサアヴェ・レジーナ・チェロールム」(Missa Ave regina caelorum):(めでたし天の女王デュファイ晩年最高傑作のひとつといわれる4声ミサ曲。フランドル楽派通じ要素見られるまた、長調短調対立見られ近代音楽様相さえみせる。 なお、デュファイのものと言われていたミサ・カプト (Missa Caput) は、疑作と考えられている。

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ミサ曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/18 21:32 UTC 版)

オルランド・ディ・ラッソ」の記事における「ミサ曲」の解説

ほぼ60曲が完全に現存する。そのほとんどが世俗音楽に基づくパロディ・ミサである。技術的に印象的だが、ラッソ全作品中でミサ曲は最も保守的な部分となっている。ラッソは常に、素材となった出典の曲(グレゴリオ聖歌同時代マドリガーレまで)の様式遵守するが、いつでも最後筆勢まで表情豊かで敬虔な性格を失うことがない伝統的なパロディ・ミサ加えてかなりの量の小ミサ曲(ミサ・ブレヴィス missae breves 、1音節対1音符作曲された、短時間での礼拝意図したミサ曲)も作曲している。例えバイエルン公アルブレヒトは、狩に出向く日に長大ポリフォニックなミサ曲に拘束されることを好まなかったらしい。このことを端的に物語実例が、《狩人のミサ曲》(ドイツ語でJäger-Mass、 ラテン語Missa venatorum )にほかならない代表的なミサ曲は、原曲不明の《ミサ曲「美しきアンフィトリット」 Missa Bell’ Amfitrit’ altera 》、自作世俗モテットによる《ぶどう酒ミサ Missa ad imitationem Vinum bonum》、ヴェネツィア楽派複合唱様式採用した晩年自作モテットによる《ミサ曲「その口にわれに口づけ授けたまえ」Missa Osculetru Me》が挙げられるちなみに狩人のミサ曲》のベネディクトゥス楽章は、サイモン&ガーファンクルデビュー・アルバムの中で歌っている。

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ミサ曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 17:46 UTC 版)

モーツァルトの楽曲一覧」の記事における「ミサ曲」の解説

詳しくモーツァルトのミサ曲参照 ミサ曲 ト長調 K. 49(K6.47d) ミサ曲 ニ短調 K. 65(K6.61a) ドミニクス・ミサ ハ長調 K. 66 ミサ曲 ヘ長調 K. 116(K6. 90a) (偽作) 孤児院ミサ ハ短調 K. 139(K6. 47a) 小クレド・ミサ ヘ長調 K. 192(K6. 186f) 雀ミサ ハ長調 K. 220(K6. 196b) 戴冠ミサ ハ長調 K. 317 大ミサ曲 ハ短調 K. 427(K6. 417a) (未完成) レクイエム ニ短調 K. 626 (1791 未完成ジュスマイヤーによる補筆完成稿で知られるその後多数補筆完成稿あり)

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ミサ曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 09:58 UTC 版)

ジョスカン・デ・プレ」の記事における「ミサ曲」の解説

Missa ad fugam; Missa Ave maris stellaめでたし海の星」(ローマ1486年-1495年); Missa de beata virgine「祝福され処女」; Missa di dadi; Missa D'ung aultre amer (ミラノ。1483/85年); Missa Faisant regretz; Missa Fortuna desperata「手に負え運命の女神よ」; Missa Gaudeamus; Missa Hercules Dux Ferrariae (フェラーラ。1503/04年); Missa La sol fa re mi「ラ、ソ、ファ、レ、ミ」; Missa L'ami baudichon; Missa L'homme arme sexti toni「武装した人」; Missa L'homme arme super voces musicales「武装した人」; Missa Malheur me bat; Missa Mater patris; Missa Pange lingua (コンデ1514年以降)「パンジェ・リングァ」; Missa sine nomine; Missa Une Mousse de biscaya.

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ミサ曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/09/28 13:07 UTC 版)

トゥルネーのミサ」の記事における「ミサ曲」の解説

トゥルネーのミサは6曲から成る。すべて3声部ポリフォニーである。 キリエ フランコ記譜法(まうかめ堂:フランコ記譜法解説)による。典型的中〜後期13世紀様式グロリア キリエよりも自由なリズムアルス・ノヴァ特徴終結部でホケトを多用。1325-1350頃か? クレド 単純な対位法様式。他の3つの写本にも載っていることから、有名な曲だったと思われるサンクトゥス キリエ同じくFranconianスタイルアニュス・デイ Franconian。 Ite,Missa Estによるモテト イヴレア手稿にも載っている。 曲ごとの様式記譜法さまざまなこと、一貫した構成定旋律パロディ・ミサのような)が認められないことから、トゥルネーのミサは、50年あるいはそれ以上わたって独立作曲され各曲を、後に一連のものとして演奏するために編纂し記述したものだろうと信じられている。通作された最初の例は、ギヨーム・ド・マショーノートルダム・ミサ曲であるが、彼がトゥルネーのミサ知っていて、参考にしたことはあり得る

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