ビッド

実用日本語表現辞典

bid

別表記：ビッド

「bid」とは、入札・努力・手を尽くすことを意味する英語表現である。

「bid」とは・「bid」の意味

「bid」とは、主に入札・努力・手を尽くすという意味で用いられるが、幅広いシーンで用いられており文脈によって様々な意味になる。また、「bid」は名詞・動詞として用いられる。名詞としては、せりの付け値や入札、何かをしようとする努力、入会案内、勧誘という意味で用いられている。動詞としては、値をつける、命じる、努力するという意味で用いられる。「bid」の過去形は「bid」や「bad」、「bade」と複数あるので注意が必要である。

ビジネス用語として、「bid」は「Business Instructional Design（ビジネス インストラクチャル デザイン）」の頭文字をとった略語で、成果創出を導く企業内教育をデザインという意味として使われている。「bid」の覚え方は、「b」と「d」を手、「i」をお札に見立て、手の間にお札を挟み入札しているというイメージを持つと良い。

「bid」の発音・読み方

「bid」の発音は、カタカナ語では「ビッド」と表記される。発音記号では「bíd」と表記されるため、カタカナにすると「ビッドゥ」という発音になる。

「bid」の語源・由来

「bid」の語源は、わかるという意味の印欧語根の「bhewdh-」である。印欧語根の「bhewdh-」が、申し出るという意味のゲルマン祖語「beudana」に変化し、申し出るという意味の古期英語の「beodan」に変化した後、「bid」になった。

「bid」と「ask」の違い

「bid」と「ask」は、どちらも FXや株式などの取引においての為替レートとして用いられている。「bid」は投資家が売る場合の価格のことを指し、買い手が株式またはその他の証券のシェアに対して喜んで支払う最高価格を表す。「ask」は投資家が購入する場合の価格のことを指し、売り手が同じ証券に対して喜んで引き受ける最低価格を表す。

「bid」を含む英熟語・英語表現

「in a bid to」とは

「in a bid to」とは、～しようとしてという意味で用いられる英語表現である。使い方としては以下の文章があげられる。
・The factory said that it might change raw material quality in a bid to reduce costs.（工場は、コストを削減するために原材料の品質を変更する可能性があると述べた）

「the bid」とは

「the bid」とは、入札という意味で用いられる英語表現である。「I won the bid.（入札に勝った＝落札した）」などの使い方ができる。

「bid」に関連する用語の解説

「bid」とは

「bid」とは、「Business Improvement District（ビジネス インプルーブメント ディストリクト）」の略語で、まちづくりの手法という意味で用いられている。地域活性化のための都市計画の一種で、1960年代にカナダのトロントで始まった。行政主体ではなく、地域の事業主や不動産所有者が主体となって行うのが特徴的で、自分たちの街を自分たちで活性化していくというものである。また、「bid」の制度はそれぞれの国や地域で異なる。

「bid」とは

「bid」は仕事の契約においても用いられる用語で、「fix bid」は一定の範囲の作業を一定の金額で完了するという考えに基づく契約である。作業を早く完了させるほど時間当たりの報酬が高く、作業を完了させるまでに時間がかかると時間当たりの報酬は低くなる。

「bid」の使い方・例

・He knew he couldn't afford it, so he didn't bid.（彼はそれを買う余裕がないことを知っていたので、入札しなかった）
・The global company has shown an interest in bidding for the company.（グローバル企業は、同社への入札に関心を示している）
・Tokyo is bidding to host the next Olympics.（東京は次のオリンピックの開催地として立候補している）
・Four countries are bidding to host the next World Cup.（次のワールドカップの開催国には4カ国が立候補している）
・The council invited contractors to bid for the right to build on the site of the old stadium.（評議会は請負業者に、古いスタジアムの敷地に建設する権利の入札を呼びかけた）
・The government decided to reduce the cost of borrowing in a bid to get the economy moving again.（政府は、経済を再び動かすために、借り入れのコストを削減することを決定した）
・Our company bid on the road construction contract.（私たちの会社は、道路工事請負契約に入札した）
・she plans to stop bidding if the bids go over 5000 yen.（5000円を超えたら入札をやめる予定だ）

（2023年2月17日更新）

デジタル大辞泉

ビッド【bid】

読み方：びっど

命令すること。指図すること。また、招待すること。「ノーマネー、ノー—（＝お金がなければ、招致もない）」

外国為替用語集

ビッド（Bid）

　レート提示銀行の買値。

商品先物取引用語集

bid（ビッド）

買い唱え値を意味し、指し値により特定量の商品を買付ける旨の申し出のことです。また、条件の適合する売り手と約定を成立させることができなかったときの買い唱え価格のことです。
反意語：offer

ウィキペディア小見出し辞書

ビッド (Reizen)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2016/03/12 14:44 UTC 版)

「スカート (トランプ)」の記事における「ビッド (Reizen)」の解説

カードを配り終えたら手札を見て、誰が単独プレイヤーになるかを決めるビッド（競り）をおこなう。手札と勝負の内容によって計算されるゲーム点(Spielwert)を宣言することでおこなわれる。ゲーム点は次のようにトップ、達成点、基本点から計算される。 ゲーム点 ＝ (トップ + 達成点) × 基本点

ビッド (Reizen)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2018/02/16 23:31 UTC 版)

「スカート (トランプゲーム)」の記事における「ビッド (Reizen)」の解説

カードを配り終えたら手札を見て、誰が単独プレイヤーになるかを決めるビッド（競り）をおこなう。手札と勝負の内容によって計算されるゲーム点(Spielwert)を宣言することでおこなわれる。ゲーム点は次のようにトップ、達成点、基本点から計算される。 ゲーム点 ＝ (トップ + 達成点) × 基本点

ビッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/07 06:42 UTC 版)

「コントラクトブリッジ」の記事における「ビッド」の解説

ビッド（bid）とは競り（オークション）の宣言のことである。競りはディーラーから始め、時計回りに続け、最後に誰かがコールをしてから、他の3名が連続してパスするまで続く。コール（call）にはビッド (bid)、パス (pass)、ダブル（double, DBLと略記する）およびリダブル（redouble, RDBLと略記する）があり、自分の順番では、以下のいずれかを行うことになる。 新しくビッドする。 パスする。 最後のビッドが相手サイドの場合にダブルをコールする。 相手サイドにダブルがコールされている場合にリダブルをコールする。 もし、ビッドされることなく4人がパスした場合は、このゲームは互いに0点となり、次のディーラーが新しいゲームを始める。 ビッドは、オッドトリックの数字とデノミネーションを合わせて行う。オッドトリック（odd tricks）とは、勝利するために必要な最低限の6トリック（ブックという）を除いたトリック数のことで、1～7の数字で指定する。デノミネーション（denomination）は、切り札となる特定のスートかノートランプ (NT) で特定する。 例えば、1♥と言えば、7トリックをハートを切り札として獲るという宣言になる。 新しくビッドを行う場合、直前までのビッドよりオッドトリックの数字もしくはデノミネーションのランクが上回るビッドをする必要がある。スートは下から順に♣、♦、♥、♠の順位をもっており、ノートランプは♠の上に位置する。ダブル、リダブルの後でビッドが行われた場合にはそのダブル、リダブルは無効となる。 あるコールに対して他の3人がパスしたら、最後のビッドをコントラクトと呼び、これが最終的に有効なものと見なされる。コントラクトを成立させたペアのうち、最初にコントラクトのデノミネーションを宣言したプレイヤーをディクレアラー (declarer) と呼ぶ。ディクレアラーのパートナーはダミー（dummy）と呼ばれる。残りの2人をディフェンダー（defenders）と呼ぶ。 最後のビッドをした者がディクレアラーになるわけではないことに注意。たとえば、 Nが1♠をビッド→Sが2♣をビッド→Wが2♥をビッド→Sが4♠をビッド→他の3人がパス と進行した場合、ディクレアラーはSではなく最初に♠をビッドしたNになる。

ビッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/07 06:42 UTC 版)

「コントラクトブリッジ」の記事における「ビッド」の解説

切り札の種類と、取るトリック数の宣言。

ビッド （bid）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/02/22 23:56 UTC 版)

「トランプ用語一覧」の記事における「ビッド （bid）」の解説

オークションで、各競技者がおこなう宣言。文字通りには「入札」。前の人の行った宣言を後の人のより高い宣言によって無効化できる。

ビッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/24 15:01 UTC 版)

「ファイブハンドレッド」の記事における「ビッド」の解説

ディーラーの左隣から時計回りに順に、自分が何を切り札にしてどれだけのトリックが取れるかをビッド（宣言）するか、またはパスする。一度パスした競技者はそのプレイではもうビッドできない。トリック数は6から10の間で宣言する。別の競技者がすでにビッドしているときは、それより高いビッドしかできない。より高いビッドをするには、より多くのトリック数を指定するか、同じトリック数でより高いスートを指定する。スートの順位はスペードがもっとも低く、♠<♣<♦<♥<NTの順になる（NT=no trump、ジョーカー以外の切り札なし）。 あるビッドに対して、ほかの競技者が全員パスしたら、そのビッドをした者がデクレアラー（またはコントラクター）となり、最後のビッドがコントラクトとなる。デクレアラー側のチームはコントラクトを達成することを目標とし、相手チームはコントラクトの達成を妨げることを目標とする。 特別なビッドとして、ミゼール（misère）とオープン・ミゼール（open misère）がある。ミゼールはトリックを取らない宣言で、オープン・ミゼールはミゼールに加えて、デクレアラーが最初のトリックのリード前に手札を公開する。ビッドの高さとしては、ミゼールは7NTより高く、8♠より低い。オープン・ミゼールはもっとも高い。 注：U.Sプレイング・カード社は、ミゼールのことをナロー（Nullo）と呼んでいる。 デクレアラーはウィドーの3枚を手札に加え、かわりに不要な3枚を裏向きにして捨てる。 だれもビッドせず、全員がパスした場合は、後述する。

Weblio日本語例文用例辞書

「ビッド」の例文・使い方・用例・文例

• 五番街のデビッド・クーパーという人の電話番号を数えてください
• デビッドはおもしろいやつだ
• デービッドは彼女の数学を手伝った
• ジョンが髪の毛を切ったら，デービッドも切った
• デービッドは若いころスイスで時計屋として働いた。
• デビッドは先週の日曜日に動物園へ行った
• マイクとデイビッドはいつもつまらないことで口論している。
• デビッドは流暢にフランス語を話すことができる。
• デビッドは働いて自分の金で大学を出た。
• デビッドはとても活動的だ。
• デビッドはとてもガールフレンドが多いので、名前を全部覚えられない。
• ディビッドは今まで安定したくらしはなかった。彼はいつもやりくり算段の生活をしてきた。
• デイビッドは、列車が見えている間ずっとプラットホームにいた。
• キャンプデイビッド合意.
• ビッドしたトリック数しかゲームのポイントを得られない、様々なブリッジ
• 彼女は、彼女には魂、内部の生命がないと考える、しかし、本当は、彼女はそれに接近する手段がない−デイビッド・デンビ
• 持ち札の最終ビッドで（切り札のスーツまたはノートランプを）指定する
• 非経口のセファロスポリン（商標名セフォビッド）で、重症感染症に使用される
• ドリビッドがこの非ステロイド系抗炎症剤の商標名である
• もし私のパートナーがスペードのストッパーを持っていたら、私は切り札をビッドできない