バロック時代 [baroque]
バロック
(バロック時代 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 21:57 UTC 版)
バロック(伊: barocco, 仏: baroque 英: Baroque, 独: Barock)とは、16世紀末から17世紀初頭にかけイタリアのローマ、マントヴァ、ヴェネツィア、フィレンツェで誕生し、ヨーロッパの大部分へと急速に広まった美術・文化の様式である。バロック芸術は秩序と運動の矛盾を超越するための大胆な試みとしてルネサンスの芸術運動の後に始まった。カトリック教会の対抗改革(反宗教改革運動)や、ヨーロッパ諸国の絶対王政を背景に、影響は彫刻、絵画、文学、建築、音楽などあらゆる芸術領域に及び、誇張された動き、凝った装飾の多用、強烈な光の対比のような劇的な効果、緊張、時として仰々しいまでの豊饒さや壮大さなどによって特徴づけられる。18世紀後半には新古典主義(文学、音楽は古典主義)へと移行した。
注釈
出典
- ^ Olívio da Costa Carvalho, Dicionário de português-francês, Porto Editora, 1996 ISBN 972-0-05011-X
- ^ Helen Hills Rethinking the Baroque
- ^ Albert Dauzat & al., Dictionnaire étymologique Larousse, 1989 ISBN 2-03-710006-X
- ^ Dictionnaire de L’Académie française, 1re édition. (オンライン版)
- ^ Dictionnaire de L’Académie française, 4e édition. (オンライン版)
- ^ Source : Claude Lebédel, Histoire et splendeurs du baroque en France, édition Ouest-France, Rennes, 2003.
- ^ Dictionnaire de L’Académie française, 7e édition. F. Didot, Paris, 1878 (オンライン版)
- ^ Heinrich Wölfflin, Renaissance und Barock: Eine Untersuchung über Wesen und Entstehung der Barockstils in Italien, 1888
- ^ Helen Gardner, Fred S. Kleiner, and Christin J. Mamiya, Gardner's Art Through the Ages (Belmont, CA: Thomson/Wadsworth, 2005), p. 516.
- ^ The Life of Marie de' Medici Archived 2003年9月14日, at the Wayback Machine.
バロック時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 05:19 UTC 版)
バロック音楽後期の17世紀末には、数個の独奏楽器と弦楽合奏による合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)の形態が、アレッサンドロ・ストラデッラやアルカンジェロ・コレッリらによって作られた。これは、ヴィヴァルディ、ヘンデル、J.S.バッハのブランデンブルク協奏曲などによって発展させられた。多くリトルネロ形式で書かれた。独奏と合奏群が対比される独奏協奏曲も合奏協奏曲と同時に発展し、ヴィヴァルディの『四季』やバッハのヴァイオリン協奏曲第2番などのヴァイオリン協奏曲や、バッハのチェンバロ協奏曲やヘンデルのオルガン協奏曲などが書かれ、ヴィヴァルディの頃から「急―緩―急」の3楽章制が確立された。バッハの「イタリア協奏曲 BWV971」はチェンバロ独奏のために書かれている。
※この「バロック時代」の解説は、「協奏曲」の解説の一部です。
「バロック時代」を含む「協奏曲」の記事については、「協奏曲」の概要を参照ください。
バロック時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 17:16 UTC 版)
※この「バロック時代」の解説は、「楽章」の解説の一部です。
「バロック時代」を含む「楽章」の記事については、「楽章」の概要を参照ください。
バロック時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/25 09:44 UTC 版)
17世紀初頭からバロック音楽の時代になると、器楽は声楽と同様に重視されるようになった。多種の楽器の特性を生かした独自の器楽様式が、従来からの声楽様式と互いに影響し合うことで発展した。この時代は18世紀の半ばまで続いた。 バロック音楽時代に確立した形式には、次のようなものがある。 室内楽曲 - 器楽のカンツォーナ、教会ソナタ、室内ソナタ(英語版)、トリオ・ソナタなど。 管弦楽曲 - オペラの序曲、シンフォニア、幻想曲、管弦楽の組曲、コンチェルト・グロッソなど。 鍵盤音楽 - 鍵盤楽器の組曲、トッカータ、フーガ、変奏曲、シャコンヌ、パッサカリア、オルガンのコラールなど。
※この「バロック時代」の解説は、「器楽」の解説の一部です。
「バロック時代」を含む「器楽」の記事については、「器楽」の概要を参照ください。
バロック時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 18:19 UTC 版)
17世紀のフランスでは、リュートやクラヴサンなどで、同じ調のいくつかの舞曲を組にして演奏することが行われていた。アルマンド、クーラント、サラバンドを、この順で演奏するのが基本であり、後にジーグが加わった。 これを組曲として定式化したのは、ドイツの作曲家ヨハン・ヤーコプ・フローベルガーであると見なされている。ただしフローベルガーの自筆譜では一般にジーグが第2曲に置かれていた。後の作曲家の組曲では、ジーグは終曲におくことが普通である。
※この「バロック時代」の解説は、「組曲」の解説の一部です。
「バロック時代」を含む「組曲」の記事については、「組曲」の概要を参照ください。
「バロック時代」の例文・使い方・用例・文例
- バロック時代のページへのリンク