ニールセン:シャコンヌ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ニールセン:シャコンヌ | Chaconne Op.32 | 作曲年: 1916年 出版年: 1917年 初版出版地/出版社: Hansen |
作品解説
デンマークを代表する作曲家であるニールセン(1865-1937)は、ベートーヴェンやブラームスの影響を受けたと考えられる作風で知られている。このシャコンヌは、ニールセンが51歳の時(1916年)に作曲された円熟した作品となっている。そして、世情としては第1次世界大戦の最中に位置づけられる。
変奏による作品をこの曲で初めて手がけたニールセンは、規範に反することなく4分の3拍子の8小節フレーズを主体としており、シャコンヌの主題は、まず低音で単独に示される。但し、19ある変奏の内、第4変奏でのみ9小節フレーズとなる。また、3段譜表で記譜された第16変奏と第17変奏では、複調が試みられている。このシャコンヌを締めくくる第19変奏は最も規模が大きく、コーダの役割も兼ね備えている。
シャコンヌ
シャコンヌ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 20:23 UTC 版)
シャコンヌ (仏 chaconne、チャッコーナ 伊 ciaccona、チャコーナ 西 chacona) は、3拍子の舞曲の一種。 バロック時代にはオスティナートによる変奏曲の形式として盛んに用いられた。オスティナート・バスによる類似の音楽としてパッサカリアがあるが、17世紀後半以降、「シャコンヌ」と「パッサカリア」の呼称はしばしば混同して用いられている。
- ^ コメディー・バレ「町人貴族」で書かれた有名なシャコンヌ、「スカラムーシュ・トラヴェランとアルルカンのシャコンヌ」 Chaconne des Scaramoushes, Trivelin et Arlequins は劇中劇で登場するコメディア・デラルテの登場人物によって踊られるが、これは上述のイタリアにおけるシャコンヌとコメディア・デラルテの相関の影響であるといえる。
- ^ A Heinrich Schütz Reader: Letters and Documents in Translation by Gregory S. Johnston, p.148, 2013, ISBN 978-0-19981-220-2
- 1 シャコンヌとは
- 2 シャコンヌの概要
- 3 衰退と再生
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