シャコンヌとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > > 音楽 > 舞曲 > シャコンヌの意味・解説 

シャコンヌ【(フランス)chaconne】

読み方:しゃこんぬ

バロック時代器楽形式の一。緩やかで荘重な三拍子リズム特徴とする変奏曲


ニールセン:シャコンヌ

英語表記/番号出版情報
ニールセン:シャコンヌChaconne Op.32作曲年1916年  出版年1917年  初版出版地/出版社Hansen 

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 デンマーク代表する作曲家であるニールセン1865-1937)は、ベートーヴェンブラームス影響受けた考えられる作風知られている。このシャコンヌは、ニールセン51歳の時(1916年)に作曲され円熟した作品となっている。そして、世情としては第1次世界大戦最中位置づけられる。
 変奏による作品をこの曲で初めて手がけたニールセンは、規範反すことなく4分の3拍子の8小節フレーズ主体としており、シャコンヌの主題は、まず低音単独に示される。但し、19ある変奏の内、第4変奏でのみ9小節フレーズとなる。また、3段譜表記譜された第16変奏第17変奏では、複調試みられている。このシャコンヌを締めくくる19変奏は最も規模大きくコーダ役割兼ね備えている。


シャコンヌ


シャコンヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 20:23 UTC 版)

シャコンヌ (仏 chaconne、チャッコーナ 伊 ciaccona、チャコーナ 西 chacona) は、3拍子の舞曲の一種。 バロック時代にはオスティナートによる変奏曲の形式として盛んに用いられた。オスティナート・バスによる類似の音楽としてパッサカリアがあるが、17世紀後半以降、「シャコンヌ」と「パッサカリア」の呼称はしばしば混同して用いられている。


  1. ^ コメディー・バレ「町人貴族」で書かれた有名なシャコンヌ、「スカラムーシュ・トラヴェランとアルルカンのシャコンヌ」 Chaconne des Scaramoushes, Trivelin et Arlequins は劇中劇で登場するコメディア・デラルテの登場人物によって踊られるが、これは上述のイタリアにおけるシャコンヌとコメディア・デラルテの相関の影響であるといえる。
  2. ^ A Heinrich Schütz Reader: Letters and Documents in Translation by Gregory S. Johnston, p.148, 2013, ISBN 978-0-19981-220-2


「シャコンヌ」の続きの解説一覧



シャコンヌと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シャコンヌ」の関連用語

シャコンヌのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シャコンヌのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシャコンヌ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS