三省堂 大辞林 |
ハンド-ボール 4 [handball]
スポーツ辞典 |
ハンドボール
ボールを主に手で扱いながらゴールし、得点を競うゲームです。1チームは1名のゴールキーパーと6名のフィールドプレーヤーで構成され、競技時間は30分ハーフです。ゴールキーパー以外のプレーヤーは、プレー中ボールを膝から下の足で操作できません。ボールは3秒もしくは3歩でパスしなければなりません。
コートは40m×20mで、ボールは男子で外周58〜60cm、女子で外周54〜56cmです。最も特徴的なのは、シュート場面での全力で走り跳びながら投げるという一連の動作です。攻撃側のスピードとパスワークの流れが、勝敗を決めます。
参照リンク:
ウィキペディア |
ハンドボール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/10 22:49 UTC 版)
| ハンドボール | |
|---|---|
ハンドボールのシュートシーン
|
|
| 統括団体 | IHF |
| 特徴 | |
| 身体接触 | 有 |
| 選手数 | 7人 |
| カテゴリ | 屋内競技 |
| オリンピック | 1936年 |
ハンドボール (英語: handball) は、7人ずつの2組がボールを相手のゴールに投げ入れて勝負を競うスポーツである。走・跳・投という運動における基本3要素を求められ、さらにボディコンタクトという格闘的な要素も含まれる総合スポーツであり、ダイナミックなシュートシーンやスピーディーな試合展開が魅力となっている。五輪競技であり、本場欧州では、サッカーに次ぐ人気を誇る国もある[要出典]。
日本語では送球(そうきゅう)とも呼ばれ、中国語では手球という。
目次 |
歴史
1898年にホルガー・ニールセン(Holger Nielsen、人工呼吸法の一つ「ニールセン法」を考案した人物)が考案し北欧を中心に行われていた7人制と、1910年代に現在のドイツ・ベルリンで女子を中心に行われていた11人制の2つの形式で始まった。当初は11人制だったが、徐々に7人制の方が主流となり、女子は1962年、男子は1967年の世界選手権から7人制で一本化された。1906年には、最古のハンドボール競技規則が刊行された。
日本では1922年7月24日、大谷武一が大日本体育学会において11人制を紹介、1938年、日本ハンドボール協会設立、1952年には7人制が初めて行われ、以降、7人制が普及した。
男子競技が夏季オリンピックに正式種目に採用されたのは1936年のベルリンオリンピックからで、アドルフ・ヒトラーの特別要求によって実現した[要出典]。一時期、正式種目から外されるが、1972年のミュンヘンオリンピックから復活した。
一方、女子競技については男子よりも1大会遅く、1976年のモントリオールオリンピックから正式種目になった。
日本代表のオリンピック出場は、男子が1972年、女子が1976年が最初である。以降、男子は1976年、1984年、1988年の大会に出場、2008年は予選再試合があったが惜しくも韓国に負けて出場できていない。女子は1976年の大会(5位入賞)のみに出場。北京オリンピック(2008年)で実施された28競技中、日本の代表選手が男女のいずれもが予選出場しながらも出場できなかったのはハンドボールとバスケットボールだけである。
ルール
コート
- コートの大きさは40m×20m[1]。
- コートのラインの上は外の扱いであり、ラインを踏んでボールを所持すると外に出たことになる。
- ゴールの中の大きさは高さ2m×幅3m、ゴールポストの幅は8cm[1]。
- ゴールエリアラインはゴール前方6m[1]。
- フリースローラインはゴール前方9m。
- ペナルティースローラインはゴール前方7m。
- センターラインから4.5m先に15cmの線が両側に引かれ、自陣側のそことセンターラインの間で選手の交代をする。
競技時間
- 高校生以上は前後半30分、中学生は前後半25分、8-12歳は前後半20分で、休憩時間はいずれも10分。
- 正規の時間で勝敗が決まらない場合、トーナメント大会においては、5分の休憩後に10分間の延長(大会により5分1ピリオド、それでも同点ならもう1回5分1ピリオドの合計10分とするものがある)を行う。それでも勝敗が決まらない場合は7mスローコンテストを行う。
- 7mスローコンテストとは、フィールドプレーヤーがゴールキーパーから7mの位置でスローイングを行い、まず3人ずつ対戦。3人目終了時に成功者が多いチームの勝ち。同点の場合はサドンデス方式で最後に1点上回るまで繰り返し(その場合でも3人ずつを終えたところで先攻・後攻を決めるコイントスを行う)となり、その勝者に試合時間帯で上げた得点+1点が加算される。
- 延長戦以外の前後半に1回ずつそれぞれ60秒のタイムアウトを請求できる。
競技人数
- 1チームはコートプレーヤー(CP)6人とゴールキーパー(GK)1人の計7人以下で構成される。このため、選手の交替の時にベンチに戻るほうがコートの外に出る前に交代要員が中に入ると、コート内に8人以上がいることになるため不正行為となる。
- ゴールキーパーもゴールエリアの外に出てプレーできるが、その際はコートプレーヤーと同じ扱いになる。
交代の方法
- 選手交代はセンターラインから4.5mのエリアで行われる。
- 選手交代は自由にできる。レフェリーに申告する必要はなく、インプレー中に何度でも交代することができる。このため、ディフェンス専門の選手とオフェンス専門の選手に分業しているチームもある。しかし、速攻をかけた時やかけられた時など、交代をすることができない場合は、交代をせずにそのままの選手で続けることがある。
- 不正交代があったときは、二分間の退場が与えられる。
ボールの大きさ
ハンドボールではサッカーなどと違って年齢でコートの広さが変わることはなく、ボールが変わるだけである。ボールの大きさや重さはルールで決まっているため、高校生男子、一般男子は3号球、中学生、高校生女子、一般女子は2号球、小学生以下は1号球を使う。大きさ、重さは以下の通りである。
| ボールの大きさ | 外周[cm] | 重さ[g] |
|---|---|---|
| 3号球 | 58~60 | 425~475 |
| 2号球 | 54~56 | 325~375 |
| 1号球 | 49.5~50.5 | 255~280 |
ボールの移動
- ボールはパスとドリブルでつなぐ。ボールを持って3歩まで歩くことが認められる。空中でボールをつかんだ場合は、地面に着いたときを0歩として数える。両足で着地した場合は、着地後に踏み出した足が1歩目である。
- バスケットボールにおけるピボットステップは存在しない。ボールを持った選手が行った場合はステップを行った数をそのまま歩数として数える。
- ただし、片方の足にもう片方の足を引き寄せる行為は、歩数に数えない。
- 3歩でいく場合、右利きは左、右、左で行くのが普通。左利きの場合、右、左、右で行くのが普通。
得点
- ボールがゴールラインを完全に通過したときにはじめてゴールとなり、一点が加算される。
- レフェリーは次のスローオフが行われるまで得点を取り消すことができる。
反則
以下の反則があった場合は相手側にフリースローが与えられ、明らかな得点機会を反則によって防いだ場合は7mスローが与えられる。しかし、ハンドボールにおける反則はバスケットボールなどと比べて警告や退場(後述)でもない限り重いものではないので、ホールディングなどで止めるのも守備側としては成功である。審判はジェスチャーによって、どのような反則かを示し、罰則がある場合はその判定を示す。
また、かなり強い接触まで認められるため審判の技量によっては反則や罰則の基準がばらついたり、同じプレイが審判によって判定が変わることがある(中東の笛参照)。
- ラインクロス
- 味方キーパー以外が6mラインの中(ゴールエリア)に侵入すること。
- ただし空中でプレーすることは認められる。
- ダブルドリブル
- ドリブルをいったん終了した後、再度ドリブルをすること。ハンドボールでは、バスケットボールと違いボールが持てるので、下からすくうようにしてボールを「こねる」のは持ったとみなされダブルドリブルになる。
- オーバーステップ
- ボールを持って4歩以上歩くこと(空中でボールをキャッチした場合は、着地足は0歩目となる。両足同時に着地した場合も両方合わせて0歩)。
- オーバータイム
- ボールを3秒以上保持すること。
- ホールディング
- 相手プレーヤーを腕や手で捕まえること。
- プッシング
- 相手プレーヤーを押すこと。
- チャージング
- 相手プレーヤーに突き当たること。
- ハッキング
- ボールを持っている手などをたたくこと。
- キックボール
- ボールをひざから下で処理すること。
- パッシブプレー
- パスやドリブルを繰り返し、攻撃する意思がない消極的プレーをすること。審判が片手を挙げパッシブプレーの予告をする。バスケットボールの24秒(30秒)ルールに近いものだが、ハンドボールではパッシブプレーに該当するかどうかは審判の主観に委ねられ、時間は一切関係ない。
- トリッピング
- 故意に足を出し、相手の足を引っかけること。
- バックパス
- サッカーのバックパスと似たルールで、CPから自陣ゴールエリア内にいる味方GKにパスを出しGKがこれをとると、バックパスになる。GKが自陣ゴールエリアから出ていればCPと同じ扱いなので、バックパスにはならない。
罰則
故意、悪質な反則には以下の罰則が与えられる。
- 警告(イエローカード)
- 危険な反則や、スポーツマンシップに反する行為と審判が判断した場合に与えられる。
- 退場
- 退場に相当するプレー、もしくは警告を2回うけると2分間の退場となる。チームはその間、数的不利となる。退場となった選手は2分後に再出場できる。警告がチームで累積3枚を超えると、その選手が初めての警告に相当するプレーであっても退場となる。
- 失格(レッドカード)
- 3回目の退場で失格となる。失格処分を受けた選手は当該試合は再出場できなくなり、チームは2分間、数的不利となる。2分後に、失格した選手とは別の選手を復帰させることができる。
- 追放
- 暴力行為などがあった場合に適用される。追放された選手は当該試合は再出場できず、別の選手を復帰させることもできない。チームは当該試合終了まで数的不利となる。中東の笛がきっかけで、2010年8月のルール改正により、追放はルールからなくなった。
用語
- ポイント
- 相手の反則があった場所。フリースローを行う場所。
- ゴールライン
- 両陣地の端、ゴールの脇に引いてある実線。
- Aの陣地のゴールラインからボールが出たとき、Bの選手が最後に触ったのならばAのキーパースローで、Aの選手が最後に触った場合はBのコーナースローだが、Aのキーパーが触ったのならばAのキーパースローで始まる。しかし、キーパーが触ってもサイドラインからボールが出た場合は、相手のサイドスローになる。このルールはハンドボールのシュートは止めることはできるかもしれないが、完全に捕球したりゴールエリア内に落とすことは困難なためだと思われる。
- ゴールエリアライン
- ゴール前方6mのところに引かれる実線。ゴールから6mのところに引いてあるので6mラインもしくは単に6mともいう。(明らかに得点不可能でも)この中で守備側が守った(エリア内防御をした)場合は、攻撃側にペナルティースロー(7mスロー)が与えられる。また、攻撃側がボールを持って中に入ると守備側のゴールスローになる。
- ゴールエリア
- ゴールエリアライン上とその内側。味方のゴールキーパーだけがこの中でプレーすることができる。他の選手はオフェンス、ディフェンスを問わず、この中でプレーすると反則となる(足を着かずに空中のプレーであれば可)。ゴールキーパーはボールを持っていても、この中であれば制限なく歩くことができ、脚を使って相手のシュートを防ぐことができる(あくまでも止めるだけでありボールを蹴るのは反則)。
- 7mスロー
- 明らかに得点可能な時に守備側の反則で得点機会を防がれた時、あるいは守備側がライン内防御を行った時に攻撃側に与えられる。7mスローは、ゴールから7mのところに書いてあるラインより後方1mまでの範囲で、ラインを踏まずに行われるスロー。7mスローを行う選手は、7mラインを踏まず、リリースするまで軸足の接地点をずらしたり、離してはならない。7mスローを行う線はゴールから7mのところに引いてあるので、7mラインともいう。
- 守備側はフリースローラインから出て、7mスローを行う選手から3m以上離れなければならない。キーパーはシュートコースを減らすため前に出がちになるため、ループシュートも有効である。
- スカイプレー
- 形式的にはバスケットのアリウープにちかく、コートプレーヤーが通常入れない6mライン内(ゴールエリア内)にボールを出し、別のコートプレーヤーが空中でそれをキャッチしてそのままシュートにつなげるプレー。空中でキャッチしたプレーヤーがさらに別のプレーヤーにパスをするなど、2連続、3連続のスカイプレーも存在する。2連続のスカイプレーはダブルスカイともいわれる。
- 国際的にはドイツの名選手であったベルンハルト・ケンパ (Bernhard Kempa、1920年11月19日 - )にちなみ、「ケンパ・トリック (Kempa-Trick)」という。
- フリースローライン
- ゴール前方9mのところに引かれる点線。ゴールから9mのところに引いてあるので9mラインもしくは単に9mともいう。この線の内側で守備側の反則があった場合は、ポイントに最も近いフリースローラインで行う。
- フリースロー
- プレーヤーによる反則行為があった場合に、ポイント(ポイントがフリースローラインの中であるときは、ポイントに一番近いフリースローライン上)から行われるスロー。
- 相手プレーヤーはフリースローを行う選手から、3m以上離れなければならない。ゴールを直接狙うこともできるが、フリースローを行う選手はポイントに最低でも片足を着けなければならない。フリースローを行うとき味方プレーヤーは9mラインの中からでなければならない。
- テンポシュピール(クイックスタート、リスタート)
- 失点後、ボールを素早くセンターラインに持って行き、相手チームが戻る前に攻撃を仕掛けること。
- 最近のハンドボールはスピーディーになっているのでリスタートは早くやることが多い。しかし、早く始めると休めなかったり調子が狂うこともあるので、ゆっくり始めるチームもある。
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- 1 ハンドボールの概要
- 2 ポジション
- 3 シュート
- 4 ディフェンス・システム
- 5 審判
- 6 日本の関連する主な大会
ハンドボールと同じ種類の言葉
- スポーツ - ハンドボール宮崎日日新聞
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