ノイジー・フェアリー隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:32 UTC 版)
「機動戦士ガンダム バトルオペレーション Code Fairy」の記事における「ノイジー・フェアリー隊」の解説
キシリア・ザビが、ジオン公国領内で埋もれている人材の発掘と人的資源の確保を名目に設立した部隊。制式名称は地球方面軍第2地上機動師団第11MS大隊司令部付き特務小隊であるが、秘匿部隊であることから「ノイジー・フェアリー」のコード・ネームを使用する。これはキリーによる命名で、「女3人寄ればかしましい」という日本の諺にちなんでいる。女性のみで構成されており、北米にある「ティルナノーグ (Tír na nÓg)」と呼ばれる屋敷を拠点とする。下記の隊員のほか、第6話で整備班員たち、第11話で輸送機シルフのパイロットおよびオペレーター3名が確認できる。 アルマ・シュティルナー (Alma Stirner) 声:佐倉綾音 サイド3出身。0063年7月4日生まれ、AB型。身長160センチ、体重52キロ。 本作の主人公で、階級は少尉。赤毛で、瞳の色は緑。キリーが引き抜いてきたパイロット候補生で、実戦経験はなく同隊で初陣を飾るが、才能はずば抜けている。勘が良すぎることが災いして人間関係に苦労してきたが、裏表なく明るく頑張り屋な性格。能天気なところもある。 当初は特に疑問を抱くことなく戦い続けるが、リリスとの戦場での邂逅によって、自分達ジオンを激しく憎む者達の感情を痛感。一時的に戦意を喪失して戦列を離れるも、同僚の励ましなどにより復帰する。さらには戦況の劣勢によって自分達の「家」であったティルナノーグを失った経験から、大切なものを奪われてしまうことで人が怒りや憎しみに飲まれてしまうことを理解するに至り、ジオンのためでは無く自分達が生き残るために戦い続ける事を決意する。 コールサインはフェアリー・リーダー。 フラナガン機関の出身であり、第14話ではみずからその出自を仲間に語る。しかしサイコミュは上手く扱えず、気分転換にMSのシミュレーターばかりやっていたところ、その記録をもとにキリーに声をかけられたという。しかし、「アナザーミッション:NF編」では効果音(『機動戦士ガンダム』でニュータイプ能力を発揮する際に使われるもの)とともにブルーディスティニー1号機の襲来を感知し、同機との交戦中に旧知の仲であるマリオン・ウェルチの存在を感じ取っている。なお本作のシナリオ担当の徳島雅彦は「裏設定」として、ノイジー・フェアリー隊加入前はキャリフォルニアベースでグラブロ試作水中ビット搭載型のテスト・パイロットを務めていたとしている。 ミア・ブリンクマン (Mia Brinkman) 声:河野ひより サイド3出身。0064年3月5日生まれ、O型。身長152センチ、体重47キロ。 部隊内最年少の15歳で、階級は技術少尉。眼鏡をかけている。ツィマット社(親は同社の上席研究員)から天才技術士官として推薦されるも、キリーの采配によりMSパイロットとなる。しっかり者で、技術者の視点を活かした情報分析をおこなう。同じような立場で同じように天才と呼ばれ、ライバル会社であるジオニック社所属であるメイ・カーウィンを意識している。 コール・サインはフェアリー2。 ヘレナ・ヘーゲル (Helena Hegel) 声:大地葉 サイド3出身。0061年1月30日生まれ、AB型。身長170センチ、体重55キロ。 階級は曹長。銀髪のショートヘアで、左腕と左胸にはタトゥーを入れている。スラム街育ちで、粗暴な言動で他人に対しても警戒心が強いが、ひとたび認めた相手の信頼は厚く姉御肌で面倒見もよい。もとは(生身での)狙撃兵。 コール・サインはフェアリー3。 キリー・ギャレット (Killy Garrett) 声:植田佳奈 サイド3出身。0055年5月13日生まれ、B型。身長171センチ、体重58キロ。 部隊の指揮官。一年戦争開戦当初に戦果を挙げ、「ハーピー」あるいは「キラー・ハーピー」の2つ名をもつエース・パイロットとなる。キャリフォルニアベース防衛隊隊長となるが、キシリアによる特務部隊設立構想を受け、パイロットを辞して指揮官となる。 優秀なジオン軍人でありながらも、ジオニズムや独裁的なザビ家を妄信してはおらず、内心ではスペースノイド独立を建前にコロニー潰しやコロニー落としといった虐殺をおこなうジオンの狂気に苦悩しており、そのジオンの勝手な都合で若い少女であるアルマ達が前線で戦い続けさせられている現実に心を痛めている。またガルマ・ザビの戦死によって、もはやザビ家の暴走を止められる者はいなくなったと考えている。 メカニックデザイン企画『モビルスーツバリエーション (MSV)』で名前とパーソナル・エンブレム(ハーピー)は設定されていたが、本作で初めてビジュアルがデザインされた。 バルバラ・ハハリ (Barbara Hahari) 声:内田彩 サイド3出身。0058年4月28日生まれ、A型。身長165センチ、体重50キロ。 副隊長で階級は中尉。軍学校で優秀な成績をおさめたエリート。軍律に厳しく部下にも容赦ないが、内面は優しく誠実である。キリー不在時には、代理でノイジー・フェアリー隊の指揮を執る。 第11話で、ノイジー・フェアリー隊監視のためにギレン・ザビ総帥直轄の諜報機関から送り込まれたスパイであり、定期的に連絡員と接触して同隊の活動記録を渡していたことが発覚する。しかし、親族が反ザビ派の容疑で逮捕され、実質的に人質になっており、彼らを守るために選択の余地はなかったことから隊員には許されている。以降はノイジー・フェアリー隊を守るために全力を尽くすことを決意している。 イルメラ・グルーバー (Irmela Gruber) 声:藤田奈央 サイド3出身。0057年6月10日生まれ、A型。身長168センチ、体重59キロ。 整備班長で階級は軍曹。部隊の母親的存在だが、本国には実の娘がいる。キリーが本音で語り合える友人でもある。整備室にこっそり酒をもちこんでいるが、バルバラに知られている。パティシエールの有資格者でもある。
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