タイトル失冠後
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羽生世代の勢いが増した事もあり、王将失冠後はタイトル戦からは遠ざかったものの、各棋戦で活躍を見せる。 1988年度、第38期王将戦の挑戦者決定リーグで3勝3敗、残留決定戦で敗れリーグから陥落。翌1989年度(第39期)にリーグ復帰し、3勝3敗でリーグ残留。1990年度(第40期)は、中原誠、谷川浩司を破るも2勝4敗となりリーグ陥落となった。 1991年度、第50期順位戦B級2組では、最終戦に勝てば昇級だったもの、敗れて昇級を逃す。 1992年度~1993年度、第11~12回全日本プロ将棋トーナメントで2年連続のベスト4進出。また、1993年度は、第41期王座戦でもベスト4進出を果たしている。 1994年度、第53期順位戦B級2組で、9勝1敗の成績で1位となり、12年ぶりの昇級でB級1組に初めて昇格。また、第7回IBM杯戦(非公式棋戦)で優勝を果たす。1995年度、第54期順位戦B級1組では、4勝8敗の成績で自身初の順位戦降級となったが、1996年度、第55期順位戦B級2組で、8勝2敗の成績を修め、一期でB級1組へ復帰した。 1998年度、第48期王将戦予選で森内俊之、米長邦雄らを破り、8期ぶりの挑戦者決定リーグ復帰を果たす。しかし、強豪が揃うリーグでは苦戦し、1勝5敗の最下位で陥落となる。 2001年度、第14期竜王戦で1組準優勝。本戦トーナメントでもベスト4に進出。 2003年度、第62期順位戦B級1組で降級のピンチを迎えるが、最終局で残留争いのライバル・神谷広志との直接対決を制し、3勝9敗ながら残留。しかし、2004年度、第63期順位戦B級1組でも再びピンチを迎え、最終局森下卓に敗れて3勝9敗の成績に終わりB級2組に降級した。 2005年度、第64期順位戦B級2組では、4勝6敗でなんとか降級点を免れる。しかし、順位戦で振るわない一方、第53期王座戦で谷川浩司、藤井猛らを破り、ベスト4。竜王戦本戦トーナメントでもベスト4に進出するなど、他の棋戦では活躍を見せた。また、2006年3月10日の順位戦最終戦で中田宏樹に勝ち、史上31人目となる通算600勝(将棋栄誉賞)を達成した。 2007年度、第20期竜王戦で、初めて3組に降級。翌2008年度に2組復帰を決めるも、2009年度に再び3組に降級。 2009年度、第68期順位戦B級2組で、1局を残した時点で8勝目を挙げて1位が確定し、47歳にして6期ぶりに自己最高タイのB級1組へ復帰した。2010年3月13日放送の「囲碁・将棋ジャーナル」に出演した際、「(B1昇級で)いちばんうれしいのは、NHK杯の予選がシードになること。若手に混じって2局も3局も勝つのは難しっ!」と発言して他の出演者達を笑わせ、サービス精神を見せた。 2010年度、第23期竜王戦の3組で連敗し、初めて4組に降級。 2011年度、第53期王位戦リーグ入り。第70期順位戦B級1組で、3勝9敗となりB級2組に降級。 2013年11月7日の51歳の誕生日に、第26期竜王戦4組昇級者決定戦決勝で増田裕司に勝ち3組復帰を果たすと共に、通算700勝を達成した。 2018年度に第77期順位戦B級2組で2勝8敗となり、自身初となる降級点を喫する。しかし、2020年12月16日、第79期順位戦の8回戦で中田宏樹に勝ち、勝ち越しの6勝目を挙げて降級点を消滅させた。 2021年度の第80期順位戦B級2組では、同じく今年59歳を迎える谷川浩司とともにクラス最年長となるが、前期は谷川を上回る成績(中村6勝、谷川5勝)だったため、順位戦参加41年目にして初めて谷川より上の順位(10位。谷川は11位)となる。 2021年6月9日の第80期順位戦2回戦で窪田義行に勝ち、史上24人目の通算800勝(将棋栄誉敢闘賞)を達成した。弟子の香川愛生の動画チャンネル「女流棋士・香川愛生チャンネル」に出演し、香川と阿部光瑠と上村亘の弟子3人に祝福された。
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タイトル失冠後
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立命館大学卒業のメドが立ったことを理由に、2016年4月より所属を関東に戻す。 男性棋士との対局でも引き続き好成績を残しており、2016年は東和男八段・井上慶太九段に勝利している。 2016年度第38期女流王将戦で上田初美らに勝ちタイトル再挑戦を決めたが、またも第1局・第2局で里見香奈に連敗し女流王将復位に失敗した。 2021年1月21日、第43期女流王将戦予選において甲斐智美に勝利し、女流三段昇段後120勝となり女流四段に昇段した。中継が行われた対局ではないため、本来は対局翌日の日本将棋連盟公式サイトの対局結果発表後でないと結果の公表ができないが、関係者から特別に許可をもらって当日夜に昇段報告のライブ配信を行った。
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タイトル失冠後
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2015年、神奈川文化賞未来賞受賞。 女流名人戦リーグでは2015年の第42期以降、44期を除いて4期在籍している。 2019年に女流タイトル戦として新設された第1期ヒューリック杯清麗戦で、予選・本戦を勝ち抜き、決勝に進出。初代清麗の座を懸けた里見香奈との五番勝負は、0勝3敗のストレート負けに終わった。
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