コンパクト‐ディスク【compact disc】
コンパクトディスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 17:07 UTC 版)
コンパクトディスク(Compact Disc; CD、シーディー)は、1970年代にソニーとフィリップスが共同開発し[1][2]、1980年代初めに製品化された記憶媒体[1]。金属の薄膜や有機色素材料をポリカーボネートやガラスなどの保護層で挟んだ光ディスクであり[1]、レーザー光を使ってデータの読み出しや書き込みをする[1]。もともとは、従来のレコードに代わり音楽を記録するための媒体として開発され[1][2]、その後、コンピュータ用のデータを記録する派生規格[3]も策定された。
- 1 コンパクトディスクとは
- 2 コンパクトディスクの概要
コンパクトディスク(オランダのフィリップス社と共同)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)
「日本の発明・発見の一覧」の記事における「コンパクトディスク(オランダのフィリップス社と共同)」の解説
コンパクトディスクは、フィリップス(Joop Sinjou)とソニー(土井利忠)が共同で開発した。ソニーが光デジタル音楽ディスクを初めて公開したのは1976年9月。1982年に発表したコンパクトディスクと同様の仕様で、サンプリングレート44,056Hz、リニア解像度16ビット、クロスインターリーブ誤り検出訂正など、再生時間150分の光デジタル音楽ディスクの実演を1978年9月に行った。
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コンパクトディスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 06:11 UTC 版)
「ケイス・スホウハメル・イミンク」の記事における「コンパクトディスク」の解説
1976年頃、フィリップスとソニーは光学式ビデオディスク技術に基づいたデジタルオーディオディスクプレーヤーのプロトタイプを発表した。Tekla Perryによる2017年5月のIEEEスペクトラム(英語版)のインタビューで、イミンクは、ソニーとフィリップスが1つの設計を共同で解決することを決定した1979年末にCDプロジェクトに参加したと説明している。フィリップスとソニーは1978年にCDプレーヤーのプロトタイプをマスコミに発表した。イミンクは次のように語っている。「(フィリップスのチームは)競合する2つのシステム、品質、傷への対処方法、欠陥の対処方法を測定するために誰かが必要だった。私のレーザーディスクの研究は終わっていたので、私は『ええ、私ができます』と言いました」。ピットとランドの列にデジタルオーディオデータを記録するための方式について、フィリップスとソニーで異なる方式を検討していた。多くの実験を経て、イミンクはサーボ機構にうまく対処できる符号化方式を発明し、これにより演奏時間が30パーセント改善された。イミンクが考案した符号化方式は、EFM(Eight-to-fourteen modulation)と呼ばれている。 イミンクは、 ソニーとフィリップスの共同タスクフォースに参加し、コンパクトディスクの規格である「レッドブック」を開発した。彼はEFMとCIRCの符号化体系に貢献した。 記事"Shannon, Beethoven, and the Compact Disc"(シャノン、ベートーヴェン、コンパクトディスク)の中で、イミンクはCDの発売に至るまでの数年間の歴史を振り返り、その間になされた様々な重要な決定を披露している。なかでも、コンパクトディスクの直径に関し、フィリップスが115mm、ソニーは100mmとする案をはじめは推していたが、最終的に120mmで決着したことについて、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーが指揮した演奏時間74分のベートーベンの交響曲第9番を収録するためだけにそうなったという都市伝説を、イミンクは否定している。仮に115mmで決まっていれば、すでに同サイズのディスクを生産できる体制が整っていたフィリップスに商業的な先行を許すことになりかねないのをソニーが嫌い、大賀典雄の音楽好きを口実に120mm案に落ち着かせたのだろうという私見を述べている。 1980年にCDの規格が画定された後、イミンクは共同研究者とともに、既に溝を刻んだディスクへの光磁気音声録音に関する先駆的な実験を行った。彼らはまた、アナログビデオディスク規格をデジタル音声に拡張する簡単な方法を発見した。これらの技術は、ミニディスクやCDビデオとして実用化された。1984年以降に製造されたレーザーディスクは、音声信号をデジタル符号化している。
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コンパクト・ディスク(CD)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/30 13:52 UTC 版)
「録音図書」の記事における「コンパクト・ディスク(CD)」の解説
セクションやフレーズの情報が付加するデイジーという国際規格に基づいて作成された録音図書を、デイジーの機能を維持したまま収録する媒体である。媒体としての価格が、他の媒体に比較して安価であることや、専用再生機を使用することによってレジュームや「しおり」などの機能を利用できることが特徴。専用再生機の他、再生用ソフトウエアによりパソコン上での使用となる。
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コンパクト・ディスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 06:44 UTC 版)
「ルー・オッテンス」の記事における「コンパクト・ディスク」の解説
オーディオ・ロング・プレイ (ALP) での研究を進めるためには、ビデオ・ロング・プレイ (VLP) とは大きくそのデザインを変更する必要があった。VLP は LP ディスクの大きさのメディアを使い、48時間の音楽を収める容量があった。しかしオッテンスはこれを現実的な再生時間とは考えず、1972年、小型のディスクのテストを始めるよう技術者たちに注文した。技術者たちはまず17.8センチのディスクをテストし、良好な結果を得た上で、さらに11.5センチへ縮小し、これによって既存のカーオーディオ・システムに収まるサイズとなった。 ALP で使うレーザーも VLP のそれから変更する必要があったが、それはオッテンスが思い描いていたデザインに比べると VLP のレーザーが大型過ぎたからだった。NatLab の協力を得て、オッテンスのデザインにより適合し、より小型の、新しい固体レーザーが開発された。しかし何年か研究を続けるうち、アナログ技術はあまりに多くの背景雑音を引き起こし、従来のレコードに太刀打ちできないことをオッテンスの開発チームは悟るようになった。彼らは新しいデジタル技術の開発を始めることにした。 フィリップスの音響部門はデジタル技術を開発するに足る部内の人材が居なかったため、オッテンスはデジタル技術の技術者7人のチームを新たに編成し、うち2人は NatLab から来た者だった。1977年、このチームはデジタル・ディスクの最初のテスト・モデルを開発した。オッテンスはこの成果に大いに励まされ、このプロジェクト専従の研究所「コンパクト・ディスク・デベロップメント研究所」を設置することにした。テスト・ディスクの小規模な生産設備がこの研究所のために用意された。 最初の完全モデルは1979年3月に仕上がった。そしてプロジェクト・リーダーの Joop Sinjou は、報道関係者300人が集まったアイントホーフェンでの2日間の記者会見でそれを紹介した。会見が終わってすぐ、コンパクト・ディスクへの支持をとりつけ世界標準とするべく、オッテンスと Sinjou は日本へ飛んだ。滞在中、彼らはソニーとの契約に至った。ソニーはデジタル製品開発と光学録音でフィリップスの先を行っていたが、機器の小型化の目処が立っていなかった。両社は共同開発と世界標準規格の策定について合意した。
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コンパクトディスク
出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 06:29 UTC 版)
名詞
- 「CD〔compact disc〕」を参照。
語源
英語 compact disc
発音(?)
- コ↗ンパクトディ↘スク
コンパクト・ディスク
出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 06:29 UTC 版)
名詞
- 「CD〔compact disc〕」を参照。
語源
英語 compact disc
発音(?)
- コ↗ンパクトディ↘スク
「 コンパクトディスク」の例文・使い方・用例・文例
- CDコンパクトディスク
- あなたは誕生日にコンパクトディスクをもらうでしょう。
- マイケル ジャクソンは新しいコンパクトディスクを吹き込んだ.
- 何枚かのコンパクトディスクに特有の故障した音
- 音(声や音楽)を再生するために使われるコンパクトディスク
- コンパクトディスクを読みオーディオシステムに接続されるドライブ
- 1回だけ書き込み可能な、したがって読み取りのみ可能なコンパクトディスク
- (オーディオシステムよりも)コンピュータと共に使用されるコンパクトディスク
- 録音またはコンパクトディスクからの傑出した選択
- コンパクトディスクの再生機
- コンパクトディスクに地図情報を記録したもの
- 地図情報をデジタル化して記録したコンパクトディスク
- コンパクトディスク出版物という電子出版物
- インタラクティブ機能のすぐれたコンパクトディスク
- カラー動画信号を入れたコンパクトディスク
- コンパクトディスクをかけるための装置
コンパクト-ディスクと同じ種類の言葉
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