ガミラス帝国とは? わかりやすく解説

ガミラス帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 14:46 UTC 版)

ガミラス帝国(ガミラスていこく)は、「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する架空の帝国。母星のガミラス星は大マゼラン星雲にあり、恒星間航行可能な宇宙艦隊を擁して銀河系にまで進出。初作『宇宙戦艦ヤマト』では地球人類を滅亡寸前に追い詰めた敵対勢力であり、後に和解する。母星を失った後は、ガミラス民族発祥の地である銀河系のガルマン星をボラー連邦から解放してガルマン・ガミラス帝国を建国する。


注釈

  1. ^ 松本零士の漫画版では「有機王水」と記述されている。
  2. ^ ひおあきらの漫画版ではガミラス星の地殻が二重であるという描写はなく、ビル群は地表から直立しており、ヤマトを追撃するデスラー艦は総統府と兼ねてはいない。
  3. ^ このエピソードでは、ガミラス人が肌の色を除けば地球人と同じ外見をしている事に古代が驚いているシーンが存在するが、古代はこれ以前にタイタンと冥王星基地でガミラス人の外観を見ているため、矛盾が生じている。リメイク版の『2199』ではエンケラドゥス(旧作におけるタイタンに相当)で遭遇した相手は機械化兵のガミロイドに、冥王星の反射衛星砲攻略も敵兵士に遭遇しない航空偵察に変更されたため、この矛盾は解消(このため古代はヤマトを訪問したメルダの顔を見るまでガミロイドを基準に捉えており、ガミラス人が全員機械化人間ではないかと考えていた。)されている。
  4. ^ ただし、その後も稀に赤に塗り間違えられているシーンもある。PSゲーム版では赤で統一されている。
  5. ^ 例外として、『ヤマト』パイロットフィルム版および『ヤマト』第15話では、赤と黄が混ざった光弾色が描写されている。また『完結編』では橙色で描かれている。
  6. ^ この穴は外殻の一部を他星系に移植して出来た物であり、移植した外殻の内の一つが木星の浮遊大陸である[7]
  7. ^ 穴から光が差し込む画もわずかながら存在するが、空は暗いままである。
  8. ^ より上位の「名誉ガミラス臣民」も存在し、戦死したヴァルケ・シュルツの妻子はアベルト・デスラーの計らいでこれに昇格している。
  9. ^ 別の民族であることを明確化するという制作上の理由からも、肌や血液の色はガミラス人とは異なっている。
  10. ^ 旧作本編中では出てこず、ひおあきらの漫画版に出てきた[8]名称である。
  11. ^ アベルト・デスラーが幼少の頃に星の寿命が残り100年程と判明し、内核が融解を始めていることが確認されていた。
  12. ^ 古代イスカンダル人が行った「惑星全体規模のエレメントを使用する」場合と異なり、知的生命体(ガルマン人)の持つ星のエレメントを使ったことで効果が限定的なものとなったため。ヤマトのコスモリバースシステムで再生した地球がガミラス侵攻前の環境の完全な再現にはならなかったのと同様の理由だが、地球の場合と違い、環境の再構築を異なる惑星に対して行ったことで非常に不安定な状態なり、コアの異常活性化と融解を招いてしまった[16]
  13. ^ 『2199』第10話で射殺された、親衛隊情報将校パレン・ネルゲの流血シーンや、第15話で射殺された惑星オルタリア総督の血などより。
  14. ^ 飲食物も地球人と同じものを摂取できる。味覚も大きな違いは無く、『2199』第22話でメルダ・ディッツが初めて食べたパフェの味に感動したり、小説版『星巡る方舟』ではフォムト・バーガーがヤマトの糧食を「ガミラスのより美味い」と評したりしている。
  15. ^ 青い肌に関しては、現実でもファゲイト一族の例がある。この例では遺伝的に「シトクロム-b5 メトヘモグロビン還元酵素」と呼ばれる酵素が欠けていることが原因で「メトヘモグロビン血症」という常染色体劣性疾患を引き起こすことで青い肌になっている。
  16. ^ その一方で、エルク・ドメルやレドフ・ヒス、ヴォルフ・フラーケンとUX-01のクルー達等の様に、差別感情を持たず、ザルツ人や地球人にも分け隔てなく接するガミラス人も多く存在している。
  17. ^ 『2199』第10話におけるメルダ・ディッツの発言より。ただし、青以外の色が決して軽んじられているわけでもなく、メルダは赤をパーソナルカラーにしている。
  18. ^ “実体”としての知的生命体及び星を消滅させて「星のエレメント」を収集し、イスカンダル星の聖所サンクテルに保管すること。
  19. ^ 豊田巧の小説版『2199』では、イスカンダル人を祖として誕生した民族であると語られている[18]
  20. ^ ガルマン星の環境が「奇跡的な程に」ガミラス人の生存に一致していたのは、ガミラス人にとって「紛れもない故郷」だったからであり、また、イスカンダルがガルマン人とガルマン星そのものに「救済の儀式」を執り行わなかったのは、「ガルマン星を銀河系救済の拠点とする」ために敢えて残していたと推察されている[16]
  21. ^ そのアナライザーに関してもメルダからは「わかりにくい」と一蹴されている。
  22. ^ 第五章時点で使用されているのは、「ガーレ」と「ゾル星系」(こちらはガトランティスが使用)のみ。
  23. ^ 英語の「イエス・サー」に当てはめると、「ザー」は「イエス」、「ベルク」は「サー」に相当する[24]
  24. ^ 「テローア」は設定のみで、『2199』劇中では地球自体も「テロン」と呼称している。なお「テローア」は、劇中では『2199』第24話でイスカンダル語での使用シーンがある。
  25. ^ この機構自体に設定は特になく、メカにキャラクター性を与えるという演出的意図で作られた[32]
  26. ^ 「全宇宙の知的生命体を救済する」というイスカンダルの理念[38]

出典

  1. ^ 「ヤマト制作秘話 Sheet02 ラジェンドラ星人の秘密」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第2号 p.33
  2. ^ 「宇宙戦艦ヤマトIII DVD MEMORIAL BOX」(バンダイビジュアル、2001年、BCBA-0532)解説小冊子『宇宙戦艦ヤマトIII DVDメモリアルボックス 保完ファイル』p.11
  3. ^ 松本零士『宇宙戦艦ヤマト(1)イスカンダル遥か』秋田書店秋田文庫)、1994年8月15日、p.29, p.212。ISBN 4-253-17017-X
  4. ^ a b 「宇宙戦艦ヤマト TV BD-BOX(豪華版)」(バンダイビジュアル、2012年、BCXA-0452)解説小冊子『豪華版ファイル』[要ページ番号]
  5. ^ 「大銀河科学技術講座 Sheet58B 星間国家の超兵器(2)」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第41号p.26
  6. ^ 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 設定資料集』(スタジオDNA、2001年、ISBN 4-921066-84-1)p.035掲載のゲーム画面キャプチャ画像より。
  7. ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」劇場パンフレット』p.16
  8. ^ ひおあきら『宇宙戦艦ヤマト(2)』(メディアファクトリーMFコミックス〉、2009年、ISBN 978-4-8401-2949-7)p.262
  9. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.349
  10. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』p.215,p.217
  11. ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』pp.213-214
  12. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.324
  13. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.324, p.342。
  14. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.330, p.342
  15. ^ 福井晴敏(ストーリー)、皆川ゆか『小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち I《地球復興》』(KADOKAWA、2017年10月13日、初版、ISBN 978-4041062081)pp.258-259, 265
  16. ^ a b 『「宇宙戦艦ヤマト2205 後章 -STASHA-」劇場パンフレット』p.11
  17. ^ 「設定メモ(2) 『ヤマト2202』における「二人のデスラー」」『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -全記録集- シナリオ編 COMPLETE WORKS』KADOKAWA、2019年6月、p.295。ISBN 978-4-04-108341-3
  18. ^ 豊田巧『宇宙戦艦ヤマト2199 下』(マッグガーデン、2014年、ISBN 978-4-8000-0246-4)p.274
  19. ^ 『YRAラジオヤマト』第2回(2012年4月9日配信)でチョーが明言。
  20. ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』p.261
  21. ^ ハイパーホビー』2012年9月号p.103より。
  22. ^ サンケイスポーツ特別版2017年3月24日号『宇宙戦艦ヤマト2202新聞』(産業経済新聞社、2017年2月24日発行)25面
  23. ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」劇場パンフレット』p.18および『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』pp.260-261を参照。
  24. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』p.261
  25. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』p. 25
  26. ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.143
  27. ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.142
  28. ^ a b 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第五章 望郷の銀河間空間」劇場パンフレット』p.16
  29. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』p.181
  30. ^ a b 村瀬直志編「『宇宙戦艦ヤマト2199』出渕裕・西井正典インタビュー」『月刊ホビージャパン』2012年5月号、ホビージャパン、168-169頁。 
  31. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』p.101
  32. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』p.260
  33. ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』p.004
  34. ^ ヤマトらしい美術を「愛」と「根拠ある理由」で支える「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」美術監督・谷岡善王さんインタビューイ”. GIGAZINE (2019年3月12日). 2019年3月13日閲覧。
  35. ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第三章 果てしなき航海」劇場パンフレット』p.17
  36. ^ a b c 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第三章 果てしなき航海」劇場パンフレット』p.16
  37. ^ a b c d 『「宇宙戦艦ヤマト2202 第五章 煉獄篇」劇場パンフレット』p.10
  38. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.143。
  39. ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2199 第二章 太陽圏の死闘」劇場パンフレット』p.18
  40. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 COMPLETE WORKS-全記録集-Vol.2』p.143
  41. ^ 『グレートメカニックG 2017 SUMMER』(双葉社、2017年、ISBN 978-4-575-46503-7)p.009
  42. ^ a b 『「宇宙戦艦ヤマト2202 第三章 純愛篇」劇場パンフレット』(バンダイビジュアル、2017年10月)p.19
  43. ^ 「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 外伝I ガミラス万歳(ガーレ・ガミロン)」『月刊ニュータイプ2017年3月号』(KADOKAWA、2017年2月10日)pp. 114-115
  44. ^ 福井晴敏(ストーリー)、皆川ゆか『小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち I《地球復興》』(KADOKAWA、2017年10月13日、初版、ISBN 978-4041062081)pp.194-198
  45. ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-」劇場パンフレット』(バンダイナムコアーツ、2021年10月)p.10
  46. ^ a b 『「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-」劇場パンフレット』(バンダイナムコアーツ、2021年10月)p.05
  47. ^ 『「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-」劇場パンフレット』(バンダイナムコアーツ、2021年10月)pp.05-06



ガミラス帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 19:32 UTC 版)

宇宙戦艦ヤマト」の記事における「ガミラス帝国」の解説

サンザーの第8惑星母星とする星間国家地球の暦で20世紀初以来宇宙侵略着々と進めていたが、母星寿命が近づいたため地球へ移住計画し地球人類の抹殺計る火山活動などによる浸食地下空洞広がり、その天井にも都市築かれているほか、海は濃硫酸化している。

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ガミラス帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 13:56 UTC 版)

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の記事における「ガミラス帝国」の解説

ローレン・バレル 声 - てらそままさき ガミラス帝国地球大使普段は月にある大使館駐在穏健な文官だが、部下キーマン使いヤマトクルー動静窺うと共に支援を行う。 アベルト・デスラー 声 - 山寺宏一大ガミラス帝星永世総統亜空間ゲート内でデウスーラII世の爆沈と共に爆死したかに思われたが生き延びており、ガトランティス客将としてヤマト前に立ちふさがる

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ガミラス帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 22:10 UTC 版)

宇宙戦艦ヤマト2」の記事における「ガミラス帝国」の解説

デスラー 『さらば』では白色彗星帝国身を寄せた経緯詳しく描かれなかったが、本作では死亡して宇宙空間漂っていたところを彗星帝国先遣部隊救出され蘇生医療施されたという描写付け加えられている。また、『さらば』とは違って白色彗星帝国同盟国賓客として迎えられている。 ズォーダー以外の彗星帝国人間とは折り合い悪く上述通りサーベラー達の策謀によって捕えられるなど、彗星帝国側のストーリー中心的人物になっているヤマトとの最終決戦では、死亡はせず、森雪に対してガミラス本星戦を暗喩的に持ち出して都市帝国本体攻略方法教え去っていく。 タラン デスラー側近キャラクターデザイン『宇宙戦艦ヤマト』『さらば』とは変更されており、以後シリーズにおけるタラン容貌として踏襲されている。

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ガミラス帝国

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宇宙戦艦ヤマト2」の記事における「ガミラス帝国」の解説

第1作での主敵だった国家ヤマトとの戦いで滅んだが、彗星帝国身を寄せたデスラー中心として残存勢力集結しヤマトへの復讐ガミラス再建目指す

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ガミラス帝国(PSゲームシリーズ第5作)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 09:11 UTC 版)

宇宙戦艦ヤマトシリーズの登場艦船一覧」の記事における「ガミラス帝国(PSゲームシリーズ第5作)」の解説

回想ステージのみ登場。 改機動デスラー総統府型指揮戦艦

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ガミラス帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:18 UTC 版)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の記事における「ガミラス帝国」の解説

前作におけるヤマトの主敵。国家としては滅びており、デスラータランの2名が彗星帝国軍門下っている。

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ガミラス帝国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 19:14 UTC 版)

三段空母」の記事における「ガミラス帝国」の解説

戦闘空母並び、ガミラス帝国の持つ主力宇宙空母一種である。正式名称多層宇宙空母デザイン担当松本零士加藤直之。 艦の前方突き出した発着甲板三層重なっている姿から三段空母呼ばれる。ただし、正確には艦体後半部最上層にも甲板がもう1層あり、さらにサブノズルの上にも着艦専用甲板がある。発展型として、ガルマン・ガミラス時代建造され新三空母二連三段空母がある。 実在した多段式空母同様に、艦前部段違いに3つの甲板備え、各甲板に白い中心線書かれている最上層の甲板左舷アングルド・デッキ斜め離艦用飛行甲板)がある。しかし、設定資料不明瞭で、前方右舷より艦体を臨むと、最上甲板一部欠き取られデザインのようにも見えるため、劇中ではそのように間違って描写されることが多い。 艦橋小型のものを右舷後部付近に斜めに飛び出すように設置され左舷前部には迎撃レーダー設置している。推進ノズルは艦後部大型のものが2基、艦底後部小型のものが3基ある。艦載機収納用のエレベーターもあるが、作画によって数がまちまちとなっている。 武装として砲身付きの3連装フェーザー砲を、舷側部に前方指向した各1基ずつ、その下部後方指向した各1基ずつ、艦底部には前方向けて2基並列配置しており、全6基、計18装備するまた、4連装対空パルスレーザー砲舷側後部に4基ずつ計8基、計32門を搭載している。 艦底部には、着陸用の引き込み式ゴムタイヤ主脚有する第1作では、バラン星における対ヤマト戦で失敗犯したドメル起死回生策を活かす新鋭艦として描かれたが、その後も、ガミラス帝国の主力空母として各続編作品登場している。 松本零士によるラフデザインが3種存在する[要出典]。 最初のものは甲板の下に艦体があったもので、角ばった艦首には双胴思わせる隙間縦に空いている。艦橋右舷後部にある点は決定稿に近いレイアウトであった。だが、最上甲板と艦後部着艦甲板はなく、武装見受けられない。「決定稿」の判子押されていたが、あとからバッテン書き消されており、不採用となった[要出典]。 2番目のものは、艦後部着艦甲板有し左舷迎撃レーダー設置され艦首甲板のみとなるなど決定稿デザイン近くはなったが、艦橋構造物を極端に後方設置したレイアウト発進周り戦闘空母に近いデザインで、構造物丸み帯びていた。艦橋付近に迎撃用と思われるレーザー砲塔群が存在しアングルド・デッキが両舷に存在していた[要出典]。 3番目のものは上層甲板設置されるなど、決定稿とほぼ同じだが、艦橋デザイン異なっている[要出典]。 なお、「三段空母」という名称が定着している本艦だが、実際に劇中そのように呼ばれたことは1度もない。

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