UEFA EURO 2020
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UEFA EURO 2020 | |
---|---|
大会概要 | |
開催国 |
11(連合王国を形成するイングランドとスコットランドはUEFAには別々で加盟) |
日程 | 2021年6月11日 - 7月11日 |
チーム数 | 24 (1連盟) |
開催地数 |
11 |
大会結果 | |
優勝 | イタリア (2回目) |
準優勝 | イングランド |
3位 |
スペイン デンマーク |
大会統計 | |
試合数 | 51試合 |
ゴール数 |
142点 (1試合平均 2.78点) |
総入場者数 |
1,099,278人 (1試合平均 21,554人) |
得点王 |
クリスティアーノ・ロナウド パトリック・シック(5点) |
最優秀選手 | ジャンルイジ・ドンナルンマ |
最優秀若手選手 | ペドリ |
< 20162024 > |
今大会からビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が運用された。
開催地
開催国の立候補受付は2012年6月30日に開始し[3]、12月6日のUEFA理事会で欧州全土の複数都市で分散開催することを決定した[4]。
従来の方式では、以下の国・地域が立候補を表明していた。
- トルコ[5] ただしイスタンブールが2020年五輪の開催都市に決まった場合、EUROの開催は認めないとIOC会長のジャック・ロゲが述べていた[6]。またUEFA会長のミシェル・プラティニも同様の発言をしていた[7][8]。
- スコットランド・ アイルランド・ ウェールズ共催[9]
- ジョージア・ アゼルバイジャン共催[10] 当初はジョージア単独だったが、バクーが五輪一次選考で落選したためアゼルバイジャン・ジョージア共催での候補となった。
2013年1月25日、UEFA理事会は今大会をUEFA60周年記念の特別大会として欧州13カ国での分散開催と決定した。このうち12会場でグループリーグ3試合と決勝トーナメントの1回戦もしくは準々決勝の1試合、残る1会場で準決勝と決勝の計3試合を開催する。開催国枠は撤廃されるが、予選を通過した(決勝・準決勝以外の)開催国はグループリーグ中の自国の試合を少なくとも2試合開催できる。またグループリーグの組み合わせには、選手や観客の負担を抑えるために移動距離も考慮される。スタジアムの収容人員数の条件は決勝・準決勝7万人以上、準々決勝6万人以上、1回戦・グループリーグ5万人以上(2ヶ所を目安に3万人以上という例外が認められる場合がある)で、選出される開催地は1カ国につき1都市のみだが、立候補は決勝・準決勝と準々決勝以前の2枠が可能で、同一都市か別都市にするのかは各協会の判断にゆだねられる[11]。
これに基づき、UEFAでは改めて開催地立候補の受付を行い、2013年9月11日の期日までに32協会から立候補の意向を示した[12]。開催都市は2014年9月19日に発表された[13]。
立候補を表明した都市・スタジアム
- 青が準決勝・決勝の開催地、緑がグループステージ3試合と決勝トーナメント(準々決勝1試合)、黄がグループステージ3試合と決勝トーナメント(ラウンド16・1試合)の開催地
- 立候補の内容のうち◎は準決勝・決勝パッケージと通常パッケージ(グループステージ3試合とラウンド16もしくは準々決勝のいずれか1試合)の両方に立候補、○は通常パッケージのみ立候補
国・地域 | 都市 | 競技場 | 収容 | 立候補の内容 |
---|---|---|---|---|
アゼルバイジャン | バクー | バクー・オリンピックスタジアム | 68,700 | ○ |
ベラルーシ | ミンスク | ディナモ・スタジアム | 34,000 (39,000人収容に拡張中) | ○ |
ベルギー | ブリュッセル | ユーロスタジアム (仮称) | 50,000 (60,000人に計画中) | ○ |
ブルガリア | ソフィア | ヴァシル・レフスキ国立競技場 | 43,000 (50,000人収容に拡張中) | ○ |
デンマーク | コペンハーゲン | パルケン・スタディオン | 38,065 | ○ |
イングランド | ロンドン | ウェンブリー・スタジアム | 90,000 | ◎ |
ドイツ | ミュンヘン | フースバル・アレーナ・ミュンヘン | 70,000 | ◎ |
ハンガリー | ブダペスト | プシュカーシュ・フェレンツ・シュタディオン | 56,000 (68,000人収容の新スタジアムとして計画中) | ○ |
アイルランド | ダブリン | ダブリン・アリーナ | 51,700 | ○ |
イスラエル | エルサレム | テディ・スタジアム | 34,000 (53,000人収容に拡張中) | ○ |
イタリア | ローマ | オリンピコ | 72,698 | ○ |
北マケドニア | スコピエ | ピリッポス2世アレナ | 33,460 | ○ |
オランダ | アムステルダム | アムステルダム・アレナ | 53,052 (55-56,000人収容に拡張中) | ○ |
ルーマニア | ブカレスト | アレーナ・ナツィオナラ | 55,600 | ○ |
ロシア | サンクトペテルブルク | サンクトペテルブルク・スタジアム | 69,500 | ○ |
スコットランド | グラスゴー | ハムデン・パーク | 52,063 | ○ |
スペイン | ビルバオ | サン・マメス・バリア | 53,332 | ○ |
スウェーデン | ソルナ, ストックホルム | ソルナ・アレーナ | 50,000 | ○ |
ウェールズ | カーディフ | ナショナルスタジアム・オブ・ウェールズ | 74,500 | ○ |
- 当初は上記13カ国での分散開催が予定されていたが、 ベルギー(ブリュッセル)はスタジアム建設の遅れにより、2017年12月に開催地から外され、開催予定だった試合は、 イングランド(ロンドン)で行われることになったため、最終的に12カ国での分散開催となる[14]。また新型コロナウイルスの感染に伴い、2021年4月にダブリンはその開催地から除外され、ビルバオからセビリアに開催地は変更された。[15]
開催地に決定した国(都市)
- グループステージ(3試合)とラウンド16(1試合)、準決勝・決勝を開催する都市
- グループステージ(各3試合)と準々決勝(各1試合)を開催する都市
- グループステージ(各3試合)とラウンド16(各1試合)を開催する都市
- デンマーク(コペンハーゲン)
- ハンガリー(ブダペスト)
- オランダ(アムステルダム)
- アイルランド(ダブリン)→ ロシア(サンクトペテルブルク)と イングランド(ロンドン)[15]
- ルーマニア(ブカレスト)
- スコットランド(グラスゴー)
- スペイン(ビルバオ)→ セビリア[15]
ロンドン | ローマ | ミュンヘン | ||
---|---|---|---|---|
ウェンブリー・スタジアム | スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ | フースバル・アレーナ・ミュンヘン | ||
収容人数:90,000人 | 収容人数:70,634人 | 収容人数:70,000人 | ||
バクー | サンクトペテルブルク | ブダペスト | ||
バクー・オリンピックスタジアム | サンクトペテルブルク・スタジアム | プシュカーシュ・アレーナ | ||
収容人数:68,700人 | 収容人数:68,134人 | 収容人数:67,215人 | ||
セビリア | ブカレスト | アムステルダム | グラスゴー | コペンハーゲン |
エスタディオ・オリンピコ・セビージャ | アレーナ・ナツィオナラ | ヨハン・クライフ・アレナ | ハムデン・パーク | パルケン・スタディオン |
収容人数:60,000人 | 収容人数:55,600人 | 収容人数:54,990人 | 収容人数:51,866人 | 収容人数:38,065人 |
グループステージの開催地の組み合わせ
グループステージは、抽選により以下の開催地の組み合わせで行われることとなった[16]。
- グループA…ローマとバクー
- グループB…サンクトペテルブルクとコペンハーゲン
- グループC…アムステルダムとブカレスト
- グループD…ロンドンとグラスゴー
- グループE…ビルバオとダブリン → セビリアとサンクトペテルブルグ[15]
- グループF…ミュンヘンとブダペスト
予選
本大会出場を決める予選はUEFAネーションズリーグ2018-19のリーグ戦終了後の2019年3月にスタートする。また、ネーションズリーグの結果に基づいて追加の出場チームを決定するプレーオフが導入された[17]。
- ^ 1980年大会までは3位決定戦が行われており、イングランドは1968年に旧ソ連との3位決定戦を勝って3位としている。
- ^ チェコスロバキア時代を含めた成績。1996年よりチェコ代表として出場。
- ^ 1988年までは西ドイツとして出場。
- ^ 1988年まではソビエト連邦として、1992年は独立国家共同体 (CIS) として出場。
- ^ 1980年大会までは3位決定戦が行われており、ハンガリーは1964年大会ではデンマークとの3位決定戦を勝って3位、1972年大会ではベルギーとの3位決定戦に敗れ4位としている。
- ^ 1992年までチェコスロバキアとして出場。この期間の成績は含めない。
- ^ a b ポット1のウクライナはポット2に含まれるロシア(グループBの開催国)と同じグループに入らない。また、グループA,D,E,Fにはポット1に含まれる開催国が入り、ウクライナは入ることができないため、自動的にグループCに入ることになった。同じくポット1のベルギーは唯一、残っているグループBに入ることになった。
- ^ 抽選時にはプレーオフ通過チームは未確定だった。
- ^ プレーオフのグループBにはアイルランド(本大会のグループEの開催国)が含まれるため、プレーオフの勝者はグループFに入ることになった。
- ^ プレーオフのグループDの勝者はグループCとグループFのうち、プレーオフのグループAの勝者(ハンガリー)が入らなかった方のグループに入ることになった。
- ^ デンマークのクリスティアン・エリクセン選手は前半43分、心停止によりピッチに倒れ込んだ。救急措置などにより試合が一時中断、約1時間45分後の20:30(CEST)に試合が再開[25]。
- ^ “UEFA postpones EURO 2020 by 12 months” (英語). UEFA.com (2020年3月17日). 2020年3月18日閲覧。
- ^ “ユーロ公式球「ユニフォリア」を発表…欧州12の開催都市を表現したデザインに”. SOCCER KING. フロムワン (2019年11月7日). 2021年6月18日閲覧。
- ^ “Preliminary interest shown for UEFA EURO 2020 bid”. UEFA.com (UEFA). (2012年5月16日)
- ^ “EURO 2020、欧州全土での開催へ - UEFA EURO - ニュース - UEFA.com”. web.archive.org (2014年3月17日). 2020年11月15日閲覧。
- ^ “TFF Başkanı'ndan Açıklama [TFF President Announcement]” (Turkish). トルコサッカー連盟. (2012年4月17日)
- ^ Doyle, Mark (2012年4月17日). “Turkish Football Federation confirms Euro 2020 bid”
- ^ “UEFAプラティニ会長、EURO2020の「多国間開催」を構想”. スカイパーフェクTV. (2012年7月1日)
- ^ 尚、2013年9月7日に2020年の夏季オリンピック開催地は東京( 日本)に決定した。
- ^ “Scotland and Wales FAs may look to Ireland to aid Euro 2020 bid”. RTÉ Sport. RTE. 2012年5月15日閲覧。
- ^ “Azerbaijan, Georgia renew joint EURO 2020 bid”. FIFA.com (FIFA). (2012年5月25日)
- ^ “UEFA EURO 2020 The 16th edition will be a "EURO for Europe" rather than a tournament in one or two host countries.”. UEFA.com
- ^ “EURO 2020開催地、32協会が立候補 - UEFA.com”. web.archive.org (2016年3月4日). 2020年11月15日閲覧。
- ^ “EURO 2020決勝の舞台はウェンブリーに決定 - UEFA.com”. web.archive.org (2016年3月9日). 2020年11月15日閲覧。
- ^ “Wembley to host seven Euro 2020 games” (英語). BBC Sport 2020年11月15日閲覧。
- ^ a b c d https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=395467
- ^ UEFA.com (2017年12月7日). “EURO 2020 to open in Rome, more London games, venues paired” (英語). UEFA.com. 2020年11月15日閲覧。
- ^ UEFA.com (2014年12月4日). “UEFA Nations League format and schedule confirmed | Inside UEFA” (英語). UEFA.com. 2020年11月15日閲覧。
- ^ “European Qualifiers for UEFA EURO 2020: how it works”. Union of European Football Associations. (2017年9月25日) 2018年1月24日閲覧。
- ^ “UEFA EURO 2020 final tournament draw: how it will work”. UEFA.com. 2018年12月2日閲覧。
- ^ “Bucharest to stage UEFA EURO 2020 finals draw”. Union of European Football Associations. (2019年3月15日) 2019年3月15日閲覧。
- ^ “UEFA EURO 2020 final tournament draw: All you need to know”. Union of European Football Associations. (2019年9月27日) 2019年10月3日閲覧。
- ^ UEFA.com (2019年10月18日). “UEFA Emergency Panel decision on Kosovo/Russia | Inside UEFA” (英語). UEFA.com. 2021年1月22日閲覧。
- ^ “Match Schedule”. UEFA. 2021年6月18日閲覧。
- ^ a b “Regulations of the UEFA European Football Championship 2018-20”. documents.uefa.com. 2021年6月13日閲覧。
- ^ “Euro 2020: Eriksen collapses during Denmark-Finland game, match called off”. BBC Sport (2021年6月12日). 2021年6月12日閲覧。
- ^ “Full Time Summary – Italy v England”. UEFA.com (2021年7月11日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “Alipay signs long-term deal to become UEFA national team football sponsor”. UEFA.com. UEFA (2018年11月9日). 2018年12月5日閲覧。
- ^ “UEFA announces global deal with Booking.com”. UEFA.com. UEFA (2017年10月19日). 2018年12月5日閲覧。
- ^ Coca-Cola signs on as UEFA EURO 2020 sponsor UEFA. 2019年9月5日
- ^ Heineken partners with UEFA EURO 2020 and renews UEFA Champions League sponsorship UEFA. 2019年11月13日
- ^ Takeaway.com and UEFA announce global UEFA EURO 2020™ partnership UEFA. 2019年11月12日
- ^ vivo becomes official partner of UEFA EURO 2020 and 2024 UEFA. 2020年10月20日
- ^ “Volkswagen becomes new UEFA national team football competitions partner”. UEFA.com. UEFA (2017年8月9日). 2018年12月5日閲覧。
- 1 UEFA EURO 2020とは
- 2 UEFA EURO 2020の概要
- 3 出場国
- 4 組み合わせ抽選
- 5 グループステージ
- 6 決勝トーナメント
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