THE PRISONERとは? わかりやすく解説

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The Prisoner

作者ナディン・コーディマー

収載図書ナディン・ゴーディマ短編集
出版社ロングマン・ジャパン
刊行年月1997.4
シリーズ名ロングマン現代作シリーズ


THE PRISONER

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 09:42 UTC 版)

THE PRISONER
出身地 日本
ジャンル パンク・ロック
活動期間 2004年 -
レーベル DIWPHALANX
事務所 VILLAINY PRISON RECORDS
公式サイト villainyprisonrecords.com
メンバー JUNICHILOW (Vo)
NANA GNAR GNAR (Vo)
OSAMU (Gt)
MICHIAKI LONDON (Ba)
TAKASHI (戦線離脱中)
FUMIYA (Dr)

THE PRISONER (ザ・プリズナー) は日本パンク・ロック・バンドである。2004年に前身バンドであるTHE AVOIDEDからTHE PRISONERに変名。名付け親は変名当初のメンバーであるPETER THE DISCOCKS。翌年の2005年にベースのPETER THE DISCOCKS、ドラムスのYOKOTAが脱退。ドラムスにDAIGO(元THE SPIKY JOYS、元DECIEVING SOCIETY、RADIO ACTIVE、柳家睦&THE RAT BONES)、ベースにTAKASHIを迎えて東京都新宿区百人町にあるスタジオMにて本格的に始動。

現在メンバー

  • 景山潤一郎 ボーカル
  • NANA GNAR GNAR ボーカル
  • OSAMU ギター
  • MICHIAKI LONDON ベース
  • FUMIYA ドラム

過去のメンバー

  • HEIDI コーラス
  • KOUJI ギター(元THE NORMALS、元THE AVOIDED)
  • OHASHI (a.k.a. PETER THE DISCOCKS) ベース(THE DISCOCKS、元THE AVOIDED)
  • YOKOTA ドラム(元THE AVOIDED)
  • DAIGO ドラム(元THE SPIKY JOYS、元DECIEVING SOCIETY、RADIO ACTIVE、柳家睦&THE RAT BONES)
  • TOMONORI ギター(元THE EMBLEMS、元THE BASEMENTS)
  • YATCHING ドラム (ANGER FLARES、元SHOULDER HOPPER)
  • TAKASHI ベース

概要・来歴

THE PRISONERは2004年にTHE AVOIDED(ジ・アヴォイデッド)が変名する形で誕生しました。

THE PRISONER誕生時の編成は当時のTHE AVOIDEDのメンバーにNANA GNAR GNARを加えた5人編成。「方向性」「音楽性」の違いからメンバーは決裂、JUNICHILOW(ヴォーカル)が脱退を申し出たところ「それなら解散しよう」という話になったが「解散するなら一人残ってTHE PRISONERを続ける」とのJUNICHILOWの申し出をメンバーは承諾。THE PRISONERは一瞬だがJUNICHILOW一人となる。JUNICHILOWはメンバーだったNANA GNAR GNAR(ヴォーカル)とKOUJI(ギター)を再度メンバーとして招き入れてベースとドラム、鍵盤奏者を探した。これがTHE PRISONERの原型であり真実。JUNICHILOWはパンクの模倣に終始するのではなく、共に自分自身の表現を追求していけるメンバーを自身が働いている日雇い労働の仲間達から探し出す必要があった。それは社会の底辺である日雇い労働者達による真のレベル・ミュージック、究極のパンク・ロックを目指す為だった。

大阪から上京し、日雇い労働者として建築現場で共に働いていたベースのTAKASHI、同じく日雇い労働者でレゲエが好きではないが長いドレッド・ヘアを振り乱しながら荷物を運んでいた鍵盤のMICHIAKI、高校生の頃に日本で吹き荒れたポゴ・パンク・ムーヴメントの洗礼を受けて地元である三重でリリースを重ねていたDAIGOが満を持して三重から上京してきてバンドに参加、そのタイミングでTHE PRISONERは本格的に始動する。JUNICHILOWが上京してからこの3人と出会うまでに10年の歳月が流れていた。とJUNICHILOW自身が雑誌のインタビュー記事にて述べている。

当時のギタリストのKOUJIがファーストアルバム録音時に一身上の都合により脱退、同郷で幼馴染、親友であるOSAMUがギタリストとして加入。[1]

2011年、タワーレコード主催のシリーズ・イベントだった"MAVERICK KITCHEN"(開催場は恵比寿リキッドルーム)へ出演。

2013年、NANA GNAR GNARがTHE CASUAL CONNOISSEUR(WEBサイト)、シックスティーズマガジン(ファッション誌)、セクシーダイナマイトロンドン(ファッション・ショウ)でモデルを務める。

2014年、音楽情報雑誌3誌(Punk Rock Issue "Bollocks" No.013、Indies Issue vol.70、Follow Up vol.136)にてJUNICHILOW(景山潤一郎)が表紙を飾る。indies issue vol.70では景山潤一郎のロングインタビューと特集が掲載された。

2014年、パンク・ロック・ファッション・ブランドとして認知されている"666"のvol.31カタログではNANA GNAR GNAR、DAIGO(元ドラム)、OSAMU、JUNICHILOWがモデルを務めた。

2014年8月号、Guiter MagazinのCOMBAT GUITARSの広告にOSAMUが掲載された。

2015年2月、漫画家 宇仁田ゆみが描く倒錯青春ラブコメディ『スキマスキ』(監督脚本吉田浩太、出演:町田啓太佐々木心音中村映里子、八木将康、久住翠希ほか)のエンディングテーマ及び挿入歌に、4thアルバム「RATS AND CROWS」収録曲「LETTER」が採用された。

2015年7月、公式ファンクラブ「WAKES」が発足。

ヴォーカルでありソングライティング担当の景山潤一郎は音楽ライター/執筆家としても活動している。主にシンコー・ミュージック・エンターテイメントから出版されている音楽雑誌"Bollocks"の長編連載、海外バンドのインタヴューやレヴュー、日本盤ライナーノーツを執筆。

景山潤一郎は、他のアーティストのアルバムにコーラスとしても多数参加している。ヴォーカリストとしてゲストで招かれ客演する事もある。

2017年に年間2枚のアルバムをリリース。そのうちの1枚は自らが主催するレーベル、VILLAINY PRISON RECORDSから2017年2月8日にリリースされたカヴァー曲を集めた「GREATEST HITS -COVERS-」であり、2017年2月16日のディスクユニオン新宿パンクマーケットのTwitterでは「各地で売切れ店舗も出るほどの大反響」と評しており、ディスクユニオンの2017年2月15日付けの週間パンクチャートで1位を獲得した。[2]

2010年からNANA GNAR GNARはソロ名義でコンスタントに作品をリリースしている。ソロ名義でのライブは滅多に開催されない。

ギタリストのOSAMUは2017年12月9日にソロ・アルバム「GUITAR EMOTION」をVILLAINY PRISON RECORDSからリリースした。

2018年5月にドラムのDAIGOが脱退。

2018年6月、ドラムとしてYATCHINGが加入。

毎年全国ツアーを実施、毎年約50カ所を周っている。2015年~2018年のツアーファイナルは新宿ロフト代官山ユニット渋谷TSUTAYA O-WESTで開催された。[3]

2019年からOSAMUはハンドメイドのギター・エフェクター・ブランド「C7」を立ち上げた。

2020年5月にギターのTOMONORI脱退。

2020年6月にドラムのYATCHINGが脱退。

2020年8月、ドラムとしてFUMIYAが加入。

2021年3月、景山潤一郎が今まで手掛けてきたフライアやグッズのデザインに文章を添えて掲載したデザイン本 "JUNICHILOW DESIGN WORKS"が出版される。

2022年8月、鍵盤奏者のMICHIAKIがMICHIAKI LONDONに変名。

2023年6月24日をもって手術を伴う心臓疾患の治療に専念する為にボーカルの景山潤一郎がライブ等一切の音楽活動を休止すると発表。

2024年2月、ベースのTAKASHIが家族間の事情で戦線離脱する為、鍵盤奏者のMICHIAKI LONDONがベースに転向。尚、TAKASHIは脱退ではなく一時戦線離脱との事。

2024年3月15日、公式サイト及び公式Xにて、景山潤一郎の復活が発表された。

2025年3月20日の柴崎RAT HOLEでのワンマン公演を最後にベースのTAKASHIが脱退。

ディスコグラフィー

シングル

  • BARBEDWIRE AND THE DREAMS (2010年03月19日) 500枚限定/7インチレコード(DIWPHALANX)
  • REBELS WITH A CAUSE (2010年12月22日) 500枚限定/7インチレコード(DIWPHALANX)
  • METEOR (2014年05月21日) CDシングル(DIWPHALANX)
  • TRIBUTE TO IWATA STRUMMER (2018年1月31日) 500枚限定/7インチレコード(VILLAINY PRISON RECORDS/DUMB RECORD)
  • KEEP ON ROLLING e.p.(2023年2月10日)CD e.p.(VILLAINY PRISON RECORDS)"Dive To Brave New World Tour 2022" Tour Finalの新宿ロフト(2023年2月5日)にて無料配布。WEB SHOPのみで2月10日から販売開始。

アルバム (CD)

  • LOOKIN’FOR A LOVE (2006年04月21日)(VILLAINY PRISON RECORDS)
  • CHAOS TOKYO (2007年11月06日)(VIVID SOUND
  • SOUL SURVIVOR (2009年04月15日)(VIVID SOUND)
  • RATS AND CROWS (2010年04月02日)(DIWPHALANX)
  • BELIEVE (2012年03月21日)(DIWPHALANX)
  • REBEL TRAIN (2014年7月23日)(DIWPHALANX)
  • PRISM (2016年1月13日)(DIWPHALANX)
  • GREATEST HITS -COVERS- (2017年2月8日)(VILLAINY PRISON RECORDS)
  • 名もなき世代 -EMANONAGE- (2017年9月20日)(DIWPHALANX)
  • THE VERY BEST OF THE PRISONER 2004-2018(2019年3月6日)(DIWPHALANX)
  • THE PRISØNER(2019年6月19日)(DIWPHALANX)
  • BRAVE NEW WORLD(2022年7月20日)(DIWPHALANX)
  • IN THE NAME OF PUNK(2025年6月18日)(DIWPHALANX)

ミニ・アルバム (CD)

  • START(2013年04月24日)(DIWPHALANX)
  • LORELEY(2020年10月21日)(DIWPHALANX)
  • REVIVAL(2024年5月22日)(DIWPHALANX)

DVD

  • DOCUMENTARY 2010 LIVE AND LOUD (2010年12月08日)(DIWPHALANX)
  • Bollocks TV Vol.01(LETTER PV 収録) (2013年7月15日)(BOLLOCKS TV)
  • Bollocks TV Vol.03(景山潤一郎「俺ならこれ聴くね」収録) (2013年12月27日)(BOLLOCKS TV)
  • POWER STOCK in MIYAKO 2013(COLOURS、LETTERライブ映像 収録) (2014年7月2日)
  • ハードコアパンクなめんなよ 番外編(DO ANYTHING YOU WANNA DO ライブ映像 収録) (2014年8月)
  • Bollocks TV Vol.04(漂流銀河、LETTERライブ+トーク映像 収録) (2014年12月25日)(BOLLOCKS TV)
  • KAPPUNK(STAY PUNK収録)(2015年3月28〜29日)
  • KAPPUNK KAWASAKI CLUB CHITTA(I'M FASHION PUNKS TOO収録) (2015年10月12日)
  • PRISM TOUR 2016 FINAL 代官山UNIT ONE MAN GIG (2016年12月21日)(DIWPHALANX)

LP(12インチレコード)

  • REBEL TRAIN(2015年4月22日)(DIWPHALANX)

執筆関係

日本盤CDナイナーノーツ

  • NEWTOWN NEUROTICS 「BEGGARS CAN BE CHOOSERS」CD日本盤ライナーノーツ(2004年7月29日発売)VIVID SOUND
  • Oi ! THE ALBUM 「DISK UNIONの日本盤シリーズ」CD日本盤ライナーノーツ(2010年1月6日)DISK UNION
  • STRENGTH THRU Oi ! 「DISK UNIONの日本盤シリーズ」CD日本盤ライナーノーツ(2010年7月28日)DISK UNION
  • CARRY ON Oi ! 「DISK UNIONの日本盤シリーズ」CD日本盤ライナーノーツ(2010年9月29日)DISK UNION
  • THE LAST RESORT “-A WAY OF LIFE- SKINHEAD ANTHEMS” 「DISK UNIONの日本盤シリーズ」CD日本盤ライナーノーツ(2010年9月29日)DISK UNION
  • COCK SPARRER “SHOCK TROOPS” 「DISK UNIONの日本盤シリーズ」CD日本盤ライナーノーツ(2011年7月20日)DISK UNION
  • THE OPPRESSED “GREATEST BOOTSTOMPIN' HITS” CD日本盤ライナーノーツ(2015年4月30日)BOOTSTOMP RECORDS

ソロ活動

NANA GNAR GNAR

アルバム(CD)

  • APOLLO (2013年03月20日)(DIWPHALANX)

ミニ・アルバム(CD)

  • FALLIN ANGEL ON THE FENCE (2010年12月08日)(DIWPHALANX)
  • BEAUTY AND FRENZY(GASOLINEとのスプリットミニアルバムCD) (2011年12月21日)(DIWPHALANX)
  • VILLAINY PRISON PUNK CHARTBUSTERS (2018年2月24日/コンピレーションCD「TIME AFTER TIME」日本語版収録)(VILLAINY PRISON RECORDS)

OSAMU

アルバム(CD)

  • GUITAR EMOTION (2017年12月9日)(VILLAINY PRISON RECORDS)

出典及び関連書籍

  1. ^ 景山潤一郎「景山潤一郎特集」『INDIES ISSUE』第70巻、ビスケット出版、2014年7月31日、ISBN 9784434195204 
  2. ^ [1]
  3. ^ THE PRISONER OFFICIAL WEB SITE”. 2015年3月29日閲覧。

外部リンク


プリズナーNo.6

(THE PRISONER から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 19:06 UTC 版)

プリズナーNo.6』(プリズナーなんばーしっくす、原題:The Prisoner)は、1967年9月29日から1968年2月4日にかけてイギリスで製作・放映された連続テレビドラマ作品。主演・企画・監督(一部の回)はパトリック・マクグーハン(Patrick McGoohan)。各話約52分、全17本。

ジャンルとしてはSF的なスパイものであるが、斬新で前衛的な演出や哲学的なメッセージが随所にちりばめられており、現在でも一部に熱狂的なファンをもちカルト的な人気を保っている。

2009年には新『プリズナー No.6』が制作された。

2016年1月、マクグーハンが晩年に取り組んでいた劇場映画版「プリズナーNo.6」の企画を、リドリー・スコットが引き継いでいることが発表された。[1]

あらすじ

英国の諜報部員である主人公はある日、上司に辞表を叩きつけ辞職する。そのまま自宅に帰り、旅立とうと荷造りを始めるが、何者かによって催眠ガスで眠らされる。主人公が眼を覚ますと自分が「英語版」と呼ばれる国籍不明の場所にいることを知る。「村」には彼の他にも多くの者が「プリズナー(囚人)」として拉致されてきており、それぞれ自分の正体を隠したまま、番号で呼ばれている。

「ナンバー・シックス」という番号を与えられた主人公は「ナンバー・ツー」と呼ばれる「村」のリーダーから「辞職の理由」と「知っている情報」をたずねられるが、彼は頑なに回答を拒否する。「ナンバー・ツー」はさまざまな手段を用いて「ナンバー・シックス」から情報を聞き出そうとするが、「ナンバー・シックス」はそれを退け、あらゆるチャンスを捉えて「村」からの脱走を試みる。

キャスト

レギュラーキャラはNo.6と脇役である執事と管理官のみ。

  • No.6英語版(主人公)(パトリック・マクグーハン):小山田宗徳
  • No.6の上司(ジョージ・マークスタイン)(OP・7話)
  • 執事(アンジェロ・マスカット)
  • 管理官(ピーター・スワンウィック):千葉耕市(1話)、槐柳二(2、4、6、10、13、14、16、17話)
  • No.2(ガイ・ドールマン):若山弦蔵(1話)
  • コッブ(ポール・エディントン):近石真介(1話)
  • 新No.2(ジョージ・ベイカー):浦野光(1話)
  • 大佐(ケビン・ストーニー):真木恭介(2話)
  • ファザリング(リチャード・ワティス):石井敏郎(2話)
  • No.2(レオ・マッカーン):早野寿郎(2話・16話・17話)
  • No.2(コリン・ゴードン):富田耕生(3話・6話)
  • No.2(エリック・ポートマン):久松保夫(4話)
  • No.58(レイチェル・ハーバート):山東昭子(4話)
  • 選挙参謀(ジョージ・ベンソン):勝田久(4話)
  • No.2(アントン・ロジャース):伊藤克(5話)
  • No.24(ジェーン・メロウ):沢阿由美(5話)
  • No.12(ジョン・キャッスル):中田浩二(6話)
  • 教授(ピーター・ハウエル):水島晋(6話)
  • バタワース夫人 / No.2(ジョージナ・クックソン):阿部寿美子(7話)
  • 大佐(ドナルド・シンデン):宮川洋一(7話)
  • ソープ(パトリック・カーギル):西島俤四郎(7話)
  • 英国空軍大佐(ブライアン・ワース):北村弘一(7話)
  • 裁判長(オーブリー・モリス):細井重之(8話)
  • No.2(メアリー・モリス):真咲美岐(8話)
  • No.2(クリフォード・エバンス):和田文夫(9話)
  • 大佐(ナイジェル・ストック):外山高士(9話)
  • 老No.2(アンドレ・ファン・ジュゼクヘム):中村正(10話)
  • 新No.2(ダーレン・ネスビット):内田稔(10話)
  • No.2(ピーター・ウィンガード):小林清志(11話)
  • No.36(バジル・ディグナム):八奈見乗児(11話)
  • 判事 / No.2(デビッド・バウアー):久松保夫(12話)
  • キッド / No.8(アレクシス・カナー):山田康雄(12話)
  • メキシコ人・サム(ラリー・テイラー):渡部猛(12話)
  • No.2(ジョン・シャープ):高橋正夫(13話)
  • ヴィリエ(ジェームス・ブリー):寺島幹夫(13話)
  • No.14(バジル・ホスキンズ):寺島幹夫(14話)
  • No.249 / 精神科医(ノーマン・スケース):上田敏也(14話)
  • No.2(パトリック・カーギル):巌金四郎(14話)
  • スニップ博士 / No.2(ケネス・グリフィス):近石真介(15話)
  • 議長(ケネス・グリフィス):田口計(17話)
  • No.48(アレクシス・カナー):愛川欽也(17話)
  • No.1(?)

※括弧内の放映話数は日本放映Noによる

スタッフ

オリジナル版

  • 製作総指揮:パトリック・マクグーハン
  • 製作:デビッド・トンブリン
  • 音楽:ロン・グレイナー(メイン・テーマのみ)/アルバート・エルムズ(劇中曲の大半)/ウィルフレッド・ジョセフス(不採用メインテーマと劇中曲の一部)/ロバート・ファーノン(不採用メインテーマ)
  • 撮影:ブレンダン・J・スタッフォード
  • 提供:エヴリマンフィルムズ/ITC
  • 放映:ITV

日本語吹替版

作品解説

人物設定

「ナンバー・ツー」は毎回人物が変わる。「ナンバー・ツー」は司令室から部下とともに「プリズナー」たちを監視し、警備員と不思議な白い球体「ローヴァー英語版」で村からの脱出を阻止し、「村」からはヘリコプターでしか出ることができない。

「ナンバー・ツー」の上位に「ナンバー・ワン」が存在し、色々と「ナンバー・ツー」に指示を行うが、声と姿は最終回まで伏せられている。この両者の知恵比べがドラマの主軸であるが、その他にも様々なドラマが展開される。

なおレギュラーキャラは「ナンバー・シックス」以外では「ナンバー・ツー」の司令室のスタッフである管理官と執事のみである。

「ナンバー・シックス」を含めた登場人物の人名は最後まで明かされず、そのため固有の人名のついた人物は殆ど登場しない。

本作の登場人物はしばしば別れ際に“Be Seeing You”(日本語吹き替え版では“じゃあまた”や“じゃまた”)と口にする。村の住民は初対面の相手に対してもこの挨拶をするため、この台詞は「ナンバー・シックス」と視聴者に対してこの村は一度入ったら外部に出ていくことができないことを示している。後年のパロディでは本作を象徴する決まり文句として使われる。

舞台

舞台となったホテル・ポートメイリオンの中央広場(パノラマ写真

作品の中の「村」はセットではなく、イギリスウェールズにあるホテル・ポートメイリオンが使われたが、それは最終回のオープニングでようやく明らかにされた。

ローヴァー

「村」の司令室から発せられる「オレンジ警報」により水中から出現する、人の背丈ほどの直径の白い球体。「村」から脱走しようとするものを捕獲する。

登場する車についても、非常にマニアックな作りとなっており、冒頭に登場するロータス・セブンを始め、ロータス・エランジャガー・Eタイプなどが登場し、カーチェイスを繰り広げる。また「村」のタクシーで使われているのはミニ・モークであり、特異なキャラクターであったモークを一躍メジャーにした。

日本での放送

日本では1969年3月2日から同年6月22日にかけてNHK総合で放映されたあと、70年代から80年代にかけて様々な放送局で再放送された。1997年CSスーパーチャンネルで放送された後、2004年に完全版が、2010年HD版が放送された(スカパー!HDでの放送であり、110度CSにおいてはSDであったため2012年にHD版初放送となる)。2004年以降は新プリントであり旧版と比較して大幅に画質が向上し、NHK放送時に時間枠の都合でカットされたシーンも字幕で復元している。2014年現在、2004年の仕様で東北新社からDVDも発売されている。

なお、21世紀になって日本で放送される際には日本語吹替音声が非常に多くの部分で不自然に無音となったり、原語に差し替えられている。なかには数分にわたるシーン(NHK放送時には日本語音声があったシーン)が全て原語に差し替えられているエピソードもある。DVD版や90年代に発売されていたLD-BOX版においても同様である。2016年9月7日にメディアネットピクチャーズから発売されたブルーレイBOXでは、それらの欠落していた日本語音声の一部が現存する音源素材により補完されている。

放送タイトルリスト(日本放映時準拠)

サブタイトル サブタイトル

原題

監督 脚本
1 1 1 地図にない村 Arrival ドン・

チャフィ

ジョージ・

マークスタイン、

デビッド・

トンブリン

2 2 5 ビッグベンの鐘 The Chimes of

Big Ben

ドン・

チャフィ

ビンセント・

ディルスレー

3 3 11 A, B & C A. B. and C. パット・

ジャクソン

アンソニー・

スケーン

4 4 2 われらに自由を Free For All パトリック・

マクグーハン

パディ・フィッツ
5 5 7 暗号 The Schizoid Man パット・

ジャクソン

テレンス・

フィーリィ

6 6 10 将軍 The General ピーター・

グラハム・スコット

ジョシュア・

アダム

7 7 13 皮肉な帰還 Many Happy Returns ジョセフ・サーフ アンソニー・

スケーン

8 8 4 死の筋書 Dance of the Dead ドン・

チャフィ

アンソニー・

スケーン

9 13 14 思想転移 Do Not Forsake Me

Oh My Darling

パット・

ジャクソン

ビンセント・

ディルスレー

10 11 8 暗殺計画[2] It's Your Funeral ロバート・

アシャー

マイケル・

クラモイ

11 9 3 チェックメイト Checkmate ドン・

チャフィ

ジェラルド・

ケルスレー

12 14 15 悪夢のような Living in Harmony デビッド・

トンブリン

デビッド・

トンブリン

13 12 9 反動分子[3] A Change of Mind ジョセフ・サーフ ロジャー・

パークス

14 10 12 No.2旗色悪し Hammer into Anvil パット・

ジャクソン

ロジャー・

ウッディース

15 15 16 おとぎ話 The Girl

Who Was Death

デビッド・

トンブリン

テレンス・

フィーリィ

16 16 6 最後の対決 Once Upon a Time パトリック・

マクグーハン

パトリック・

マクグーハン

17 17 17 終結 Fall Out パトリック・

マクグーハン

パトリック・

マクグーハン

リメイク

AMCおよび英ITVにより、2009年制作。基本プロットである「主人公No.6が謎の村に幽閉され、村の支配者No.2と対立する」点以外、オリジナルとの共通点は殆どない。全6話。

日本ではAXNミステリー(スカパーHD649、スカパー728)で2010年5月24日から、日本語字幕スーパー版が放送された。

キャスト

主人公。ある日、砂漠で目を覚まし「村」にたどり着く。「村」から脱出しようとし、No.2と戦っていく。
「村」の中心人物。NO.6を執拗に追い続け、村に馴染ませようとする。
「村」の女医。No.6の話を妄想だと考え、現実である「村」を受け入れさせようとする。
No.2の子供。母と共に父No.2と「村」の宮殿に住んでいる。恵まれた生活を送っているようでいて、実は不満を持っている。
盲目の女性。
タクシー運転手。「村」に着いたNo.6が最初に出会う人物。

スタッフ

  • 製作総指揮/脚本:ビル・ギャラガー
  • 監督:ニック・ハラン
  • 制作:AMC/ITV

エピソードタイトル

  1. 到着 Arrival
  2. 融和 Harmony
  3. 金床 Anvil
  4. 愛しい人 Darling
  5. 分裂 Schizoid
  6. チェックメイト checkmate

書籍

関連作品

  • Alice 6 - 第11話(最終話)は本作のパロディ。
  • ザ・シンプソンズ - シーズン12第6話「ミスターX告発の行方(The Computer Wore Menace Shoes)」は本作のパロディ。「Number Six」という役名でパトリック・マクグーハンも声の出演をしている。
  • マトリックス - エージェントに追われる主人公ネオが逃げ込んだ部屋で老婆が視聴しているTVに本作が映っている。
  • 宇宙刑事シャリバン - 本作に登場する白い巨大な球体(ローヴァー)を模した球体が、敵ボスの化身として度々登場する。
  • ルパン三世 (TV第2シリーズ) - 第62話「ルパンを呼ぶ悪魔の鐘の音」が本作を彷彿させている。
  • ルノー・21のCM - 「21」のバッジをつけた男性がルノー21に乗り、ローヴァーの追撃をかわして「村」と思しき場所を脱出するという内容。
  • ニューヨークの恋人 - 現代のニューヨークにタイムスリップしたレオポルド公爵が誤ってスイッチを入れたTVに本作が映る、という場面がある。
  • 世にも奇妙な物語 - 1991年1月31日放送のエピソード「プリズナー」にて、巷で噂のビデオ「プリズナー」を探すのに夢中の主人公が見つけるも、名前が似ているだけの別物であると気付いて落胆する場面で登場するのが本作のビデオソフト版。
  • アイアン・メイデン - 1982年発表のアルバム『魔力の刻印』に本作をテーマにした楽曲「Prisoner」が収録されている。
  • かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 - アニメ版二期で登場人物がローヴァーに追いかけられるパロディシーンがある。
  • GALACTICA/ギャラクティカ - ナンバー6という名前のレギュラーキャラが登場する。本作のプロデューサー及び脚本担当のロナルド・D・ムーアによると「プリズナーNo.6」のオマージュとなっている。

脚注

  1. ^ 往年の人気TV「プリズナーNo.6」映画化へ
  2. ^ 「反動分子」の別タイトル有り
  3. ^ 「転向」の別タイトル有り

外部リンク


「THE PRISONER」の例文・使い方・用例・文例

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