Microsoft Visual Studio Express
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 13:57 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動開発元 | マイクロソフト |
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初版 | 2005; 2005年12月15日 |
最終版 |
for Windows 10/Web: 2015; 2015年7月20日 for Windows Desktop: 2017 |
対応OS | Microsoft Windows |
種別 | 統合開発環境 |
ライセンス | Microsoft EULA |
公式サイト | Visual Studio Express |
特徴
Visual Studio Express はプログラミング初心者・ホビー ユーザー・学生を対象に、評価・学習・ホビーを目的とした[1]各プログラミング言語を単体で提供するエディションである。30日以上利用する場合はマイクロソフトに製品の登録が必要である(登録も、その後の利用も無償)。
有償エディションに比べて、以下のような機能等がサポートされない。
- Visual Studio コントロール アドオン
- Windows CE/Windows Mobile アプリケーション開発
- クラス デザイナー
- ソースコード管理
- リファクタリング
- リモート デバッガー
- リモートへのデータ アクセス
- リモートのデータベース デザイン
- 各種類ごとの特定の制限
- 拡張機能
それ以外の、IntelliSenseやビジュアルデバッガーのようなVisual Studioで注目される機能は提供される。サポート ライフサイクルは有償版のVisual Studioと同じ期間に設定されている。
インストーラーはWebインストーラー[2]で提供される。2013まではオフラインインストールに必要なファイルが格納されたISOイメージファイルも提供されていた。
関連製品
- SQL Server Express
- 関係データベース管理システム (RDBMS) であるMicrosoft SQL Serverの無償版としてSQL Server Expressが提供されている。
- Visual Studio Community
- Visual Studio Professional相当の機能を有し、かつ無償であるVisual Studio Communityが2013より提供されている。利用者に関するライセンス制限が付与されている(一方で、Expressでは大規模企業による商用利用なども原則的に可能[1])。
- Visual Studio Team Foundation Server Express
- サーバ側のソフトウェアで、製品のバージョン管理、レポーティング、要件管理、プロジェクト管理、ビルド自動化、テスト自動化、リリース管理機能などのチーム開発機能を提供するTeam Foundation Serverの無償版であるVisual Studio Team Foundation Server Expressが 2012より提供されている。Visual Studio Expressが2017を最後に提供されなくなった後も、2018、さらにはAzure DevOps Serverにブランド変更された後のAzure DevOps Server Expressも新しいバージョンのリリースが続けられている。
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- ^ a b 商用システムの設計・開発に利用しても問題はない。Windowsストアで販売する製品の開発も可能。Communityエディションにおける厳しい制約もない。ただし、2010など、バージョンによっては制約が明記されていない(禁止もしていない)ものもある。http://www.visualstudio.com/ja-jp/products/visual-studio-express-vs.aspx
- ^ このインストーラーではインストール中に必要なファイルは、インストール処理中にインターネットを通じて自動でダウンロードされるため、インストーラー自体のファイルサイズは比較的小さい。オフラインインストールに必要なファイルをあらかじめダウンロードする場合もこのインストーラーを使用する。
- ^ “Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005およびMicrosoft Visual Studio(R) 2005日本語版、2月1日(水)に発売” (プレスリリース), マイクロソフト, (2005年12月15日) 2011年4月2日閲覧。
- ^ “パッケージ版Visual Studio 2005の価格が決定”. ITPro (2005年9月16日). 2011年4月2日閲覧。
- ^ “「Visual Studio 2005 Express Edition」の無償提供期間が1年から無期限へ変更”. Impress Watch (2006年4月20日). 2011年4月2日閲覧。
- ^ “MS、「Visual Studio 2008 Express Edition」の日本語正式版を無償公開”. Impress Watch (2007年12月18日). 2011年4月2日閲覧。
- ^ “マイクロソフト、無償の開発環境 "Visual Studio 2010 Express" シリーズを公開”. Impress Watch (2010年4月28日). 2011年4月2日閲覧。
- ^ 「Windows Phone 7.8 向け Windows Phone SDK 更新プログラム」が必要。
- ^ “Visual Studio Community 2013 - Visual Studio”. 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月3日閲覧。 “Q: Visual Studio Express エディションはどうなりますか? A: 存在している Visual Studio Express のバージョン (2012 および 2013) はそのまま残ります。しかし現時点では Express エディションは 2015 バージョンではリリースする予定はありません。無償製品は今後 Community エディションに統合される予定です。”
- ^ “Visual Studio 2015 の製品ラインアップを発表 – Visual Studio 日本チーム Blog”. 2017年10月16日閲覧。 “また、Visual Studio Professional、Team Foundation Server、Team Foundation Server Express、Visual Studio Express、MSDN Platforms は引き続き完全な Visual Studio 2015 および MSDN ポートフォリオの一環として提供されます。”
- ^ Visual Studio 2015 が7/20にリリース! ただUWPを作る人はちょっと注意 - 高橋 忍のブログ - Site Home - MSDN Blogs
- ^ a b “Visual Studio Express”. 2017年10月15日閲覧。 “This will be the final version of Visual Studio Express, and there will not be a UWP or Web offering of Visual Studio Express 2017. We encourage all users to look at the free development options offered by Microsoft such as Visual Studio Code and Visual Studio Community for future development needs.”
- 1 Microsoft Visual Studio Expressとは
- 2 Microsoft Visual Studio Expressの概要
- 3 バージョン
- 4 種類
- 5 関連項目
- Microsoft Visual Studio Expressのページへのリンク