Microsoft Visual Studio Express 種類

Microsoft Visual Studio Express

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 13:57 UTC 版)

種類

Visual Basic Express

Visual Basic ExpressはVisual Basic言語 (Visual Basic .NET, VB.NET) のためのエディションである。ただしVB.NETの前身であるVisual Basicには対応していない。

Windows Forms アプリケーション、Windows Presentation Foundation アプリケーション、WPF ブラウザー アプリケーション、コンソール アプリケーション、およびクラス ライブラリの開発ができる。Windows FormsとWindows Presentation Foundationのコントロール ライブラリの開発はできない。

Visual C# Express

Visual C# ExpressはC#言語のためのエディションである。

Windows Forms アプリケーション、Windows Presentation Foundation アプリケーション、WPF ブラウザー アプリケーション、コンソール アプリケーション、およびクラス ライブラリの開発ができる。Windows Forms と Windows Presentation Foundation のコントロール ライブラリの開発はできない。

追加のXNAのインストールによってWindowsとXbox 360向けのゲーム開発が可能である。

Visual C++ Express

Visual C++ ExpressはC/C++言語のためのエディションである。また、C++の.NET Framework対応言語であるC++マネージ拡張C++/CLIにも対応している。

開発ソリューションはWindows Forms アプリケーション、クラス ライブラリ、コンソール アプリケーション、およびメイクファイルの各プロジェクトのみ提供される。なお、ATLMFC、リソースエディターは付属しない。2012以降はWindows Formsアプリケーションプロジェクトのテンプレートは付属しないが、WinRTアプリケーションプロジェクトのテンプレートが付属する。

Windows SDKはVisual C++ 2005 Expressでは同梱されていなかったが、Visual C++ 2008 Expressからは同梱されている。

2010までのVisual C++ Express Editionでは64ビット アプリケーションの開発には同梱されているものとは別のWindows SDKをインストールする必要があったが、2012では追加のインストールを必要とせず64ビット アプリケーションの開発を行なえる。また、2012以降はWinRT用独自拡張言語であるC++/CX英語版にも対応している。

Visual Web Developer Express

Visual Web Developer ExpressはVB.NETまたはC#のどちらかのプログラミング言語とASP.NETで開発する。 ウェブ開発のためExpress Editionはリモートへのデータ アクセスが可能である。

Silverlight SDKをインストールすることによって、Silverlightアプリケーションの開発に対応できる。また、Visual Web Developer 2010 ExpressからWindows Azureのクラウド アプリケーションの開発に対応している。

Visual J# Express

Visual J# ExpressはJ#言語のためのエディションである。Express Editionでは日本語版は提供されず、Visual J# 2005 Expressを最後に提供が終了した。




  1. ^ a b 商用システムの設計・開発に利用しても問題はない。Windowsストアで販売する製品の開発も可能。Communityエディションにおける厳しい制約もない。ただし、2010など、バージョンによっては制約が明記されていない(禁止もしていない)ものもある。http://www.visualstudio.com/ja-jp/products/visual-studio-express-vs.aspx
  2. ^ このインストーラーではインストール中に必要なファイルは、インストール処理中にインターネットを通じて自動でダウンロードされるため、インストーラー自体のファイルサイズは比較的小さい。オフラインインストールに必要なファイルをあらかじめダウンロードする場合もこのインストーラーを使用する。
  3. ^ “Microsoft(R) SQL Server(TM) 2005およびMicrosoft Visual Studio(R) 2005日本語版、2月1日(水)に発売” (プレスリリース), マイクロソフト, (2005年12月15日), http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=2531 2011年4月2日閲覧。 
  4. ^ パッケージ版Visual Studio 2005の価格が決定”. ITPro (2005年9月16日). 2011年4月2日閲覧。
  5. ^ 「Visual Studio 2005 Express Edition」の無償提供期間が1年から無期限へ変更”. Impress Watch (2006年4月20日). 2011年4月2日閲覧。
  6. ^ MS、「Visual Studio 2008 Express Edition」の日本語正式版を無償公開”. Impress Watch (2007年12月18日). 2011年4月2日閲覧。
  7. ^ マイクロソフト、無償の開発環境 "Visual Studio 2010 Express" シリーズを公開”. Impress Watch (2010年4月28日). 2011年4月2日閲覧。
  8. ^ 「Windows Phone 7.8 向け Windows Phone SDK 更新プログラム」が必要。
  9. ^ Visual Studio Community 2013 - Visual Studio”. 2014年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月3日閲覧。 “Q: Visual Studio Express エディションはどうなりますか? A: 存在している Visual Studio Express のバージョン (2012 および 2013) はそのまま残ります。しかし現時点では Express エディションは 2015 バージョンではリリースする予定はありません。無償製品は今後 Community エディションに統合される予定です。”
  10. ^ Visual Studio 2015 の製品ラインアップを発表 – Visual Studio 日本チーム Blog”. 2017年10月16日閲覧。 “また、Visual Studio Professional、Team Foundation Server、Team Foundation Server Express、Visual Studio Express、MSDN Platforms は引き続き完全な Visual Studio 2015 および MSDN ポートフォリオの一環として提供されます。”
  11. ^ Visual Studio 2015 が7/20にリリース! ただUWPを作る人はちょっと注意 - 高橋 忍のブログ - Site Home - MSDN Blogs
  12. ^ a b Visual Studio Express”. 2017年10月15日閲覧。 “This will be the final version of Visual Studio Express, and there will not be a UWP or Web offering of Visual Studio Express 2017. We encourage all users to look at the free development options offered by Microsoft such as Visual Studio Code and Visual Studio Community for future development needs.





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