2006年のチャンプカー・シーズン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 04:49 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動2006年のチャンプカー・シーズン | |||
前年: | 2005 | 翌年: | 2007 |
参加チームとドライバー
チーム | シャシー | エンジン | タイヤ | No | ドライバー |
---|---|---|---|---|---|
ニューマン・ハース・レーシング | ローラ B02/00 | フォード・コスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 1 | セバスチャン・ボーデ |
2 | ブルーノ・ジュンケイラ | ||||
フォーサイス・チャンピオンシップ・レーシング | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 3 | ポール・トレーシー デヴィッド・マルチネス |
7 | マリオ・ドミンゲス A.J.アルメンディンガー バディ・ライス | ||||
ルースポート | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 9 | ジャスティン・ウィルソン |
10 | A.J.アルメンディンガー クリスチアーノ・ダ・マッタ ライアン・ブリスコー | ||||
PKVレーシング | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 6 | オリオール・セルビア |
12 | ジミー・バッサー | ||||
20 | キャサリン・レッグ | ||||
チーム・オーストラリア | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 5 | ウィル・パワー |
15 | アレックス・タグリアーニ | ||||
ロケットスポーツ・レーシング | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 8 | ニッキー・パストレッリ マリオ・ドミンゲス |
アントニオ・ピッツォニア | |||||
18 | |||||
トニス・カセメッツ | |||||
CTE-HVMレーシング | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 4 | ネルソン・フィリップ |
14 | ダン・クラーク | ||||
デイル・コイン・レーシング | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 11 | ヤン・ヘイレン |
19 | クリスチアーノ・ダ・マッタ マリオ・ドミンゲス フアン・カセレス アンドレアス・ブルツ | ||||
コンクエスト・レーシング | ローラ B02/00 | フォードコスワース2.65 L ターボV8 | ブリヂストン | 27 | アンドリュー・レンジャー |
34 | チャールズ・ツォルスマン |
ドライバーの変更
ニューマン・ハース・レーシングは昨シーズンチャンピオンのセバスチャン・ボーデと、昨シーズンはインディ500の負傷でオリオール・セルビアに代わられたブルーノ・ジュンケイラを再起用した。オリオール・セルビアはクリスチアーノ・ダ・マッタに代わってPKVレーシングに加入、ルーキーのキャサリン・レッグとチームメイトになった。レッグは2005年のアトランティック・チャンピオンシップでシーズン3位となり、チャンプカー・シリーズにフル参戦する初の女性ドライバーであった。チームの共同オーナーであるジミー・バッサーはサードカーをドライブしていくつかのレースに出走した。フォーサイス・チャンピオンシップ・レーシングはポール・トレーシーとマリオ・ドミンゲスを、ルースポートはジャスティン・ウィルソンとA.J.アルメンディンガーを昨年に引き続いて起用した。
チーム・オーストラリアはアレックス・タグリアーニとウィル・パワーという昨シーズン終盤のラインナップを継続した。コンクエスト・レーシングはアンドリュー・レンジャーを引き続いて起用し、チームメイトには2005年アトランティック・チャンピオンシップのシリーズチャンピオンであるチャールズ・ツォルスマンを起用した。ロケットスポーツ・レーシングは昨シーズンのルーキーオブザイヤーであったティモ・グロックと、マイケル・マクドウェルの両名を失ったが、ウィリアムズF1から有望なブラジル人ドライバーのアントニオ・ピッツォニアを獲得した。しかしながら、目立った戦績を上げることはできなかった。
CTE-HVMレーシングは昨シーズン4名のドライバーを起用したが、今シーズンは新たにダン・クラークとネルソン・フィリップの2名を起用した。デイル・コイン・レーシングは最も大きなワイルドカードを獲得した。2度のシリーズチャンピオンに輝いたクリスチアーノ・ダ・マッタをナンバー1ドライバーとして起用し、チームメイトはルーキーのベルギー人ドライバー、ヤン・ヘイレンであった。
シーズン中の変更
- アントニオ・ピッツォニアはロケットスポーツ・レーシングで限られた数戦しか参加しなかった。ニッキー・パストレッリがポートランドでロケットスポーツのテストを受け、ピッツォニアよりも高評価を受けたと思われたが、開幕戦のロングビーチではピッツォニアがドライブした。その後ピッツォニアはモントリオールで18号車をトニス・カセメッツに代わってドライブした。
- ミルウォーキー・マイルの後A.J.アルメンディンガーはルースポートを離れ、デイル・コイン・レーシングを離れたクリスチアーノ・ダ・マッタが加入した。ミルウォーキー戦から1週間後にマリオ・ドミンゲスはフォーサイス・レーシングを合意の上離脱し、ダ・マッタに代わってデイル・コイン・レーシングに加入、ドミンゲスの空席はアルメンディンガーが埋めることとなった。
- トロント戦ではニッキー・パストレッリがスポンサーフィーを使い果たした。ロケットスポーツは週末パストレッリの車を走らせられなかったが、エドモントン戦では復帰した。
- クリスチアーノ・ダ・マッタはロード・アメリカのテスト走行中に鹿との衝突事故を起こし重傷を負った。ルースポートはデンバー戦でジャスティン・ウィルソンのみを走らせ、ダ・マッタの代役の発表は行われなかった。
- マリオ・ドミンゲスはエルクハート・レイク戦の週末前にデイル・コイン・レーシングを離脱し、ロケットスポーツ・レーシングに加入した。
- ヨーロッパF3000およびミナルディF1のテストドライバーであったウルグアイ人ドライバーのフアン・カセレスがドミンゲスに代わってデイル・コイン・レーシングの19号車をエルクハート・レイクでドライブした。ドイツ人ドライバー、アンドレアス・ブルツがカセレスに代わって19号車をサーファーズ・パラダイスでドライブした。
- サーファーズ・パラダイス戦の後、アルメンディンガーは2007年シーズンはNASCARに参戦することを発表した。フォーサイスは彼に代えてバディ・ライスを起用し、最終戦までドライブさせた。
- ポール・トレーシーはゴルフカートに乗って砂丘を飛ぼうとして肩を負傷し[1]、最終戦のメキシコシティを欠場した[2]。彼の代わりに、すでにフォーサイスとサードカーをドライブする契約を結んでいたデヴィッド・マルチネスが出場した。
レース
Rd | レース | サーキット | 開催地 | 開催日 |
---|---|---|---|---|
1 | Toyota Grand Prix of Long Beach | ロングビーチ市街地コース | カリフォルニア州ロングビーチ | 4月9日 |
2 | Grand Prix of Houston | ヒューストン市街地コース | テキサス州ヒューストン | 5月13日 |
3 | Tecate Grand Prix of Monterrey | ファンディドラ・パーク | メキシコ、モンテレイ | 5月21日 |
4 | Time Warner Cable Road Runner 225 | ミルウォーキー・マイル | ウィスコンシン州ウェスト・アリス | 6月4日 |
5 | Grand Prix of Portland | ポートランド・インターナショナル・レースウェイ | オレゴン州ポートランド | 6月18日 |
6 | Grand Prix of Cleveland | クリーブランド・バーク・レイクフロント空港 | オハイオ州クリーブランド | 6月25日 |
7 | Molson Grand Prix of Toronto | エキシビション・プレイス | オンタリオ州トロント | 7月9日 |
8 | West Edmonton Mall Grand Prix | ブラッチフォード・フィールド空港 | アルバータ州エドモントン | 7月23日 |
9 | Canary Foundation Grand Prix of San Jose | サンノゼ市街地コース | カリフォルニア州サンノゼ | 7月30日 |
10 | Grand Prix of Denver | デンバー市街地コース | コロラド州デンバー | 8月13日 |
11 | Champ Car Grand Prix de Montreal | ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット | ケベック州モントリオール | 8月27日 |
12 | Grand Prix of Road America | ロード・アメリカ | ウィスコンシン州エルクハートレイク | 9月23日 |
13 | Lexmark Indy 300 | サーファーズ・パラダイス市街地コース | オーストラリア、サーファーズ・パラダイス | 10月22日 |
14 | Gran Premio Telmex | エルマノス・ロドリゲス・サーキット | メキシコ、メキシコシティ | 11月12日 |
|
- 1 2006年のチャンプカー・シーズンとは
- 2 2006年のチャンプカー・シーズンの概要
- 3 シリーズ結果
- 4 備考
- 2006年のチャンプカー・シーズンのページへのリンク