鶴見駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/04 12:47 UTC 版)
駅構造
京浜東北線は島式ホーム1面2線を有する地上駅、鶴見線はその西側にある頭端式ホーム2面2線を有する高架駅である。京浜東北線ホーム東側には、ホーム側から順に東海道線旅客列車線上下線、東海道貨物線上り線、着発線3本、東海道貨物線下り線があり、いずれもホームは設けられていない。武蔵野南線・東海道線列車線・横須賀線を経由する臨時特急「鎌倉号」は当駅で運転停車し(列車番号も変わる)、ホームの無い線路で乗務員が交代して貨物線と東海道線列車線(横浜方面)間転線を行う。なお、東海道線と横須賀線間転線は戸塚駅で行っている。
鶴見線が当初鶴見臨港鉄道の路線であった名残りとして、2022年2月28日まで京浜東北線と鶴見線の間に中間改札が設けられていた。鶴見線利用者の多くは当駅を経由することから、1971年に鶴見線の当駅以外の駅を無人化し、改札業務を当駅で集約していた[24]。2022年3月1日以降は、中間改札機能を廃止し、鶴見線各駅から自動券売機も廃止された。よって、鶴見線内各駅からSuica等なし(残高不足含む)で乗車して当駅から京浜東北線に乗換える場合は、乗車駅で乗車駅証明書を発行し、当駅ではそのまま京浜東北線に乗換し、最終下車駅にて乗車駅証明書を提示して精算する必要がある[22]。なお、浜川崎駅の南武支線側を除く鶴見線の各駅は当駅が管理している。
みどりの窓口・指定席券売機[4]・自動改札機が設置されている。東口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、早朝は遠隔対応のため改札係員は不在となる[4]。また、京浜東北線ホームには改札内コンコースとを結ぶエスカレーターとエレベーターも設置されている。トイレは改札内コンコース(東口改札横)に設置されている。川崎統括センターの直営駅。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
地上ホーム | |||
1 | 京浜東北線 | 南行 | 横浜・桜木町・洋光台方面 |
2 | 北行 | 東京・上野・大宮方面 | |
高架ホーム | |||
3・4 | 鶴見線 | 下り | 弁天橋・海芝浦・大川・浜川崎・扇町方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
京浜東北線は、朝夕ラッシュ時に当駅始発(東京方面行)電車があり、新子安寄り引上線2線を使用して折返す。折返し列車は事故・各種トラブルや、大雨・落雷等による輸送障害でダイヤが乱れた場合にも臨時で設定されることもある。
鶴見線は主に3番線を使用し、4番線は朝ラッシュ時のみ使用する[24]。また、車両の夜間留置が設定されている。
-
東口改札(2023年5月)
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西口改札(2023年5月)
-
1・2番線(京浜東北線)ホーム(2023年5月)
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3・4番線(鶴見線)ホーム(2023年5月)
発車メロディ
京浜東北線ホームでは東洋メディアリンクス制作の発車メロディを使用している。鶴見線ホームではテイチク制作の発車メロディを使用していた[25]。
1 | Verde Rayo | |
---|---|---|
2 | Water Crown | |
3 | ||
4 |
配線図
※鶴見駅周辺の鉄道配線略図(東海道本線関係分のみ、注意 表示巾840px)を表示するには、右の [表示] をクリックして下さい。
駅構内設備
- 売店等
- スーパーマーケット
- 京急ストア 鶴見西店 - 西口改札外1F(鶴見線ホーム高架下)
かつては東口に駅ビル「つるみカミン」が営業していたが、2008年9月30日限りで閉店となり、南隣の敷地と合わせて再開発が行われた。2010年に先行して建設が進んでいた南側に「シークレイン」が開業。2012年11月1日に「シァル鶴見」が開業した。
記事本文
- ^ a b c 鶴塩線とは、1964年3月25日の浜川崎駅 - 塩浜操車場(現・川崎貨物駅)間の開通および1976年3月1日に浜川崎駅 - 当駅間が開業した時に付けられた通称名で、「鶴」は鶴見駅が由来で、「塩」は川崎貨物駅の旧称塩浜操車場が由来である[1]。ただし、鶴塩線という通称は、塩浜操車場が川崎貨物駅に改称して以降、あまり使用されなくなった。
- ^ a b 東京貨物ターミナル支線とは、東海道貨物線の浜松町駅 - 東京貨物ターミナル駅 - 浜川崎駅 - 八丁畷駅 - 当駅間の総称で、このうち前述の「鶴塩線」と浜松町駅 - 東京貨物ターミナル駅間には「大汐線」(おおしおせん)[1]という通称名もあり、大汐線の「大」は、東京貨物ターミナル駅計画時の名称である「大井貨物駅」(大井埠頭からという説もある)が由来で、「汐」は当路線のかつての起点駅であった汐留駅が由来である[1]。
- ^ a b 大人かつきっぷで購入した場合。
- ^ 経路上では羽沢横浜国大駅の隣駅に当たる。
- ^ 運賃計算の特例の「鶴見、新子安、東神奈川または川崎以遠(蒲田または尻手方面)、国道以遠(鶴見小野方面)もしくは大口以遠(菊名方面)の各駅と羽沢横浜国大駅との各駅相互間[鶴見~横浜、新子安~横浜、東神奈川~横浜、鶴見~武蔵小杉]」に当たり、鶴見 - 横浜間と武蔵小杉 - 鶴見間が往復(重複)乗車となるが、重複分の距離を計算しない特例がある。
- ^ 運賃計算の特例には記載がない。鶴見 - 川崎 - 武蔵小杉 - 鶴見間が1周乗車となる。規定上の扱いは不明。
- ^ 曜日や時間帯により急行便の運行や経由地の変更などがある。
- ^ 当初は鶴見駅東口の緑地帯に時計塔として設置[30]
利用状況
- ^ a b c d e f g 岩成政和「変貌間近!? 東海道貨物線のあゆみ」『Rail Magazin2018.5 特集 東海道貨物線』第35巻第5号 №416、ネコ・パブリッシング、2021年5月1日、21 - 22頁。
- ^ a b 草町義和「朝ラッシュの「エアボート成田」でたどる 横須賀線-総武線」『鉄道ジャーナル2015年1月号 特集● 関東・関西 快速電車 実力をチェック』第49巻第1号(通巻第579号)、鉄道ジャーナル社、2015年1月1日、48頁。
- ^ 『JR全線全駅 2001年版』弘済出版社、2000年12月7日、70頁。
- ^ a b c d “駅の情報(鶴見駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月6日閲覧。
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ 2019年11月 ダイヤ改正について (PDF) (JR東日本)
- ^ “「遠い駅」の方が安い? 相鉄・JR直通線の運賃のナゾ”. 鉄道コム・朝日インタラクティブ(2019年11月30日作成). 2019年11月30日閲覧。
- ^ “運賃計算の特例:JR東日本”. JR東日本:東日本旅客鉄道株式会社. 2020年11月22日閲覧。
- ^ 鶴見駅に中距離電車を停めよう!~JR東日本本社へ要望活動に行ってきました~(横浜市)
- ^ “平成24年度版 発見つるみ! ~データでみる鶴見区~”. 横浜市. 2022年11月24日閲覧。
- ^ 明治35年2月5日付官報(第5574号) 逓信省告示第六十一号
- ^ 明治43年6月22日付官報(第8099号) 鉄道院告示第五十九号
- ^ 杉山淳一 (2023年1月5日). “なぜ鶴見駅に東海道線が停まらなくなったのか 150年の日本最古級駅「せめて相鉄直通を…」”. のりものニュース. 2023年1月5日閲覧。
- ^ 大正6年6月16日付官報(第1462号) 鉄道院告示第三十四号
- ^ “鶴見の歴史 横浜市鶴見区”. 横浜市 (2018年11月1日). 2022年9月18日閲覧。
- ^ 横浜市鶴見区教育研究会『鶴見の発達』横浜市鶴見区教育研究会、1955年3月25日、71頁 。
- ^ 昭和4年8月16日付官報(第790号) 鉄道省告示第百六十二号
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 38号 青梅線・鶴見線・南武線・五日市線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年4月11日、16-17頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '93年版』ジェー・アール・アール、1993年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-114-7。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-123-6。
- ^ 『京浜東北線 鶴見駅のホームドア使用開始日について』(PDF)(プレスリリース)JR東日本横浜支社、2018年2月16日 。2018年2月20日閲覧。
- ^ a b “JR東日本の駅で「のりかえ改札」消滅 JR西日本では増加のナゼ 進むキャッシュレス化”. 乗りものニュース (2022年2月25日). 2022年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月27日閲覧。
- ^ “JR鶴見線、16日からワンマン運転 新型車両投入で”. 日本経済新聞 (2024年3月14日). 2024年4月26日閲覧。
- ^ a b “ローカルなJR鶴見線の改札とホームが謎の構造だって本当? - [はまれぽ.com 横浜 川崎 湘南 神奈川県の地域情報サイト]”. web.archive.org (2020年7月7日). 2020年7月7日閲覧。
- ^ “カテゴリから探す|鉄道モバイル”. www.te2do.jp. 2020年2月11日閲覧。
- ^ 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想) (PDF) 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
- ^ 上大岡が副都心に選ばれた理由、そして副都心の定義とは?(はまれぽ.com 2012年8月19日)
- ^ 『駅近ホテルの「JR東日本ホテルメッツ」があなたのオフィス空間に ~STATION WORK会員限定 特別キャンペーン料金1,150 円(税抜)より利用可能~』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道/日本ホテル、2020年6月15日 。2020年6月15日閲覧。
- ^ “かながわ駅めぐり(7)JR鶴見駅 : 鉄道ニュース : 旅のしおり : 新おとな総研”. YOMIURI ONLINE(読売新聞). 読売新聞社 (2010年8月25日). 2010年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月27日閲覧。
- ^ “駅前に時計塔贈る”. 朝日新聞: pp. 6. (1959年8月5日)
- ^ 横浜市統計書 - 横浜市
- ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 17ページ
- ^ a b 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度) - 220ページ
- ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 220ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 222ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 224ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 228ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 238ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 232ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 234ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF) - 244ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 236ページ
- ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 220ページ
固有名詞の分類
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