音楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 06:53 UTC 版)
要素
上記の要素に関連して、いわゆる西洋音楽の世界では、一般に音楽はリズム、メロディー、ハーモニーの三要素からなる、と考えられている。だが実際の楽曲では、それぞれが密接に結びついているので一つだけを明確に取り出せるわけではない。また、音楽であるために三要素が絶対必要という意味ではない。たとえば西洋音楽以外ではハーモニーは存在しないか希薄であることが多いし、逆に一部の要素が西洋音楽の常識ではありえないほど高度な進化を遂げた音楽も存在する。このようにこれら三要素の考え方は決して完全とは言えないが、音楽を理解したり習得しようとする時に実際に用いられ、効果をあげている。
- 西洋音楽において和声が確立した音楽におけるメロディ
- メロディ(旋律)は特に和音の構成によってなされており、和音は周波数のおよそ整数比率によって発生する。
- 音の発生方法
- 音を発生する方法には声、口笛、手拍子、楽器などがある。西洋の伝統的な分類法においては楽器は息を吹き込む管楽器[注 2]、弦を振動させることで音を出す弦楽器[注 3]、そして楽器そのものを打ったり振ったりして音を出す打楽器(太鼓など)の3つに分類される。楽器は地域的な特色が強く出るものであり、西洋音楽の普及によって西洋起源の楽器が世界中に広まっていった後も、世界各地にはその土地ならではの特徴的な楽器が多く存在し、同じ楽器でも使用する素材が異なることも珍しくない[23]。
注釈
出典
- ^ The Painful Birth of Blues and Jazz
- ^ Morley 2013, p. 5.
- ^ Mithen 2005, pp. 26–27.
- ^ アウグスティヌス著作集 第三巻
- ^ ジョン・ブラッキング 『人間の音楽性』岩波書店、1973年
- ^ 『138億年の音楽史』 p72 浦久俊彦 講談社現代新書 2016年7月20日第1刷
- ^ “現代音楽が難しい理由 - 現代音楽入門 Shoichi's Lab”. shoichi-yabuta.jp. 2023年5月12日閲覧。
- ^ 『図説 人類の歴史 別巻 古代の科学と技術 世界を創った70の大発明』 p220 ブライアン・M・フェイガン編 西秋良宏監訳 朝倉書店 2012年5月30日初版第1刷
- ^ 『増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p15-19 音楽之友社 2009年4月10日第1刷
- ^ 『増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p24-28 音楽之友社 2009年4月10日第1刷
- ^ 『増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p49-52 音楽之友社 2009年4月10日第1刷
- ^ 『増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p53-59 音楽之友社 2009年4月10日第1刷
- ^ 『増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p87 音楽之友社 2009年4月10日第1刷
- ^ 『増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p103-104 音楽之友社 2009年4月10日第1刷
- ^ 『増補改訂版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p136 音楽之友社 2009年4月10日第1刷
- ^ 「図説 日本のマスメディア 第二版」p241-242 藤竹暁編著 NHKブックス 2005年9月30日第1刷発行
- ^ 「図説 日本のマスメディア 第二版」p247-248 藤竹暁編著 NHKブックス 2005年9月30日第1刷発行
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p42 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ 『138億年の音楽史』 p239-240 浦久俊彦 講談社現代新書 2016年7月20日第1刷
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p40 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ 『138億年の音楽史』 p240 浦久俊彦 講談社現代新書 2016年7月20日第1刷
- ^ a b 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p132 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p11 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ 『138億年の音楽史』 p253-254 浦久俊彦 講談社現代新書 2016年7月20日第1刷
- ^ 「138億年の音楽史」p218-219 浦久俊彦 講談社現代新書 2016年7月20日第1刷
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p12-13 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ a b 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p132 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ “Put your brain to the challenge” (英語). Harvard Health (2021年5月1日). 2021年6月4日閲覧。
- ^ MD, Andrew E. Budson (2020年10月7日). “Why is music good for the brain?” (英語). Harvard Health Blog. 2020年10月13日閲覧。
- ^ a b c Publishing, Harvard Health. “Music to your health”. Harvard Health. 2021年1月23日閲覧。
- ^ Publishing, Harvard Health. “Listening to music may interfere with creativity”. Harvard Health. 2020年9月9日閲覧。
- ^ “1-7 Should You Listen to Music When You're Studying? - Change IS possible”. Coursera. 2021年1月23日閲覧。
- ^ Publishing, Harvard Health. “Put a song in your heart”. Harvard Health. 2021年1月23日閲覧。
- ^ 「文化人類学キーワード」p196 山下晋司・船曳建夫編 有斐閣 1997年9月30日初版第1刷
- ^ 『138億年の音楽史』 p118-120 浦久俊彦 講談社現代新書 2016年7月20日第1刷
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p8-9 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p96 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ “タリバン、人気歌手を殺害…「イスラムでは音楽は禁止」と述べた数日後に”. businessinsider (2021年8月30日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “アフガン国立音楽院生徒ら101人、国外脱出”. AFP (2021年10月6日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ 『138億年の音楽史』 p212-213 浦久俊彦 講談社現代新書 2016年7月20日第1刷
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p147 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ 『音楽のヨーロッパ史』 p198-199 上尾信也 講談社 2000年4月20日第1刷
- ^ 『音楽のヨーロッパ史』 p3-4 上尾信也 講談社 2000年4月20日第1刷
- ^ 『決定版 はじめての音楽史 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで』 p103-104 音楽之友社 2017年9月30日第1刷
- ^ 『文化人類学キーワード』 p196-197 山下晋司・船曳建夫編 有斐閣 1997年9月30日初版第1刷
音楽と同じ種類の言葉
「音楽」に関係したコラム
-
株主優待銘柄とは、株主に対する還元策の1つとして商品券や割引券など配布している銘柄のことです。企業は、株主還元のため、また、株主の獲得のためにさまざまな株主優待を用意しています。株主優待は、1単元でも...
- >> 「音楽」を含む用語の索引
- 音楽のページへのリンク