螺旋 (ヴァンゲリスのアルバム)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/28 07:32 UTC 版)
『螺旋 Spiral』 |
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ヴァンゲリス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ロック シンセサイザー音楽 |
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時間 | ||||
レーベル | RCAレコード(US=発売時) | |||
プロデュース | ヴァンゲリス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ヴァンゲリス 年表 | ||||
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『螺旋』(らせん、SPIRAL)は、ヴァンゲリスのアルバム。
収録曲
- 螺旋 - Spiral (6:56)
- バラッド - Ballad (8:25)
- 托鉢僧D - Dervish D (5:13)
- 見知らぬ男 - To The Unknown Man (9:03)
- 3+3 (9:35)
概要
RCAレコードで『反射率0.39』に続いてリリースした3作目のアルバム。ジャケットはオーディオ用のプラグが先頭に装備されたカール型のコードが、青空を螺旋状に進んでいくというもので、ヴァンゲリス自らがデザインした[2]。
ジャケット下部に掲げられた"Going on means going far Going far means returning (TAO TE-CHING )"という言葉は、古代中国の思想家・老子の著作とされる『老子道徳経』(TAO TE-CHIN)第25章の第5節「大曰逝、逝曰遠、遠曰反」の英訳である。書き下し文は「大なれば曰(ここ)に逝(ゆ)く、逝けば曰に遠く、遠ければ曰に反(かえ)る」。現代語に訳すと「広がり行けば遠ざかり、遠ざかれば回帰する」といった意味。
なお、日本盤ではTo The Unknown Man に「見知らぬ男」との邦題が付けられているが、これは誤訳。「名も無き者へ」とすべきである。
シングル
本アルバムの発売に合わせて、次のシングルレコードが欧米で発売された。ただし、欧州盤と米国盤とでは、収録曲目は同じであるが内容が異なる。以下は欧州盤の内容。
- 『To The Unknown Man』
- A面: To The Unknown Man
- B面: To The Unknown Man (Part Two)
- ※ このEP盤については米国盤ではアルバムの4.を分割してA・B両面に収録しているが、欧州盤ではA面は同じくアルバムの4.の抜粋であるものの、B面はアルバム未収録の曲が収録されている。この欧州盤のB面のPart Twoは、その後のヴァンゲリスのいかなるアルバムにも収録されておらず、事実上「幻の曲」となっている。
歌
ドイツ語
アルバムの4.の序盤から中盤にかけて(6:02辺りまで)の部分の旋律は、ミルバによって歌(ドイツ語)として次のアルバムに含まれリリースされている。
- 『女心/ヴァンゲリスを歌う Ich hab' keine Angst』 (ドイツ盤1981年、日本盤1986年)
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1. 眠れない理由(わけ) - Ich hab' keine Angst (To The Unknown Man) (4:14) ※ 作詞: Thomas Woitkewitsch
- 日本語曲名及び収録時間は日本国内盤LP(K28P 337)による。ただし、曲順はCD上のもの。
日本語
アルバムの4.の序盤から中盤にかけて(6:02辺りまで)の部分の旋律は、みなみらんぼうによって歌(日本語)として次のアルバムに含まれリリースされている。
- 『ランブリング ランボウ Rambling Rainbow』 (1982年)
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A面5. 見知らぬ男 (5:42) ※ 作詞: みなみらんぼう、編曲: 若草恵
- 日本語曲名及び収録時間は日本国内盤LP(RHL-8803)による。他にカセットでも発売された(RHT-8803)。
脚注
- ^ dutchcharts.nl - Vangelis - Spiral
- ^ 本アルバム日本国内盤のライナーノーツより。
「螺旋 (ヴァンゲリスのアルバム)」の例文・使い方・用例・文例
- 牝螺旋
- 男螺旋と女螺旋
- 右から左へ螺旋になって上昇する
- 火器の銃身の内側に螺旋状の溝を掘ること
- 先端が丸く多数の鞭毛を持つ螺旋状、曲線上、あるいは一直線の好気菌の属
- 堅い螺旋状に曲がった細長いバクテリア
- 3つから5つの波形の螺旋がある小さな柔軟な寄生スピロヘータ
- 螺旋葉緑素帯を含んでいる微小なフィラメントからなる淡水藻
- 大きな外側のふちのある明るく色のついた螺旋状の貝殻を有するStrombus属の様々な食用の熱帯海洋腹足類動物のいずれか
- アマオブネガイ科腹足類で、短くなめらかなまたは螺旋状の突起部がある殻を持ち、厚い通常歯のある外唇と歯のあるふたが付いている
- 暖海にすむ頭足類の軟体動物で、雌は繊細で紙のように薄い螺旋状の殻を持つ
- 平らの螺旋において巻かれた多くの房に分かれた貝殻と目立つ目と短い腕を持つイカの一種属の小さな熱帯の頭足類
- 螺旋か、あるいはジグザクのコースを動く
- 渦巻き状にされるか、うねって進む(特に同心円状のリングまたは螺旋において)
- 黒い背中と螺旋角のある一般的なインドのアンテロープ
- 螺旋の溝のあるふたを持つ
- 螺旋を形成する貝殻を持つさま
- 旋回運動のように巻きつくあるいは内側に曲がる、カタツムリのように特に内部への螺旋に
- 螺旋を形成する
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