葛の葉 葛の葉を題材とする作品

葛の葉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 13:25 UTC 版)

葛の葉を題材とする作品

  • 浄瑠璃『しのたづま つりぎつねあべノ清明出生』延宝2年(1674年)
  • 歌舞伎『しのだづま』元禄12年(1699年)
  • 地歌『狐会(こんかい)』元禄13年(1700年) - 母の病気を治すために招いた法師が実は母を恋慕する狐であり、病気になったこと自体が狐の仕業であった。息子がそれを見破り追い払うという内容。男女が入れ替わっているために立役のために作られた芝居唄と考えられている。
  • 紀海音 浄瑠璃『信田森女占』元禄16年(1703年)
  • 初世竹田出雲 人形浄瑠璃『蘆屋道満大内鑑享保19年(1734年)
  • 歌舞伎『蘆屋道満大内鑑』享保20年(1735年) - 歌舞伎化
  • 岡田玉山 『阿也可之譚(あやかし ものがたり)』文化3年(1806年)
  • 曲亭馬琴 『敵討裏見葛葉(かたきうち うらみ くずのは)』文化4年(1807年)
  • 歌舞伎舞踊『保名』文政元年(1818年)初演 - 地(曲)は『清元
  • 瞽女唄『葛の葉子別れ』
  • 映画『恋や恋なすな恋』 1962年 - 監督:内田吐夢、主演:大川橋蔵東映
  • 小松左京 『女狐』 1967年
  • 石ノ森章太郎変身忍者嵐』第3話 1972年
  • 横溝正史車井戸はなぜ軋る』 1973年
  • 手塚治虫 『悪右衛門』 1973年
  • 阿井文瓶 ウルトラマンレオ第29話 運命の再会!ダンとアンヌ』[要出典] 1974年
  • 辻井喬 『狐の嫁入り』 1976年
  • 坂田靖子 『葛の葉』(『珍見異聞1』所収)1991年
  • 田辺真由美 『華夜叉 巻之九 葛の葉』 1996年
  • 藤原眞莉姫神さまに願いを』 1998年–2006年
  • 演劇 月蝕歌劇団『陰陽師 安倍晴明ー最終決戦ー』 2001年 - 作・演出:高取英、音楽:J・A・シーザー
  • 小松左京・高橋桐矢 『安倍晴明 天人相関の巻』 2002年
  • 説経節『信太妻』(『信田妻』とも)
  • 落語「天神山」(上方落語) / 「墓見」(江戸落語、「安兵衛狐」「葛の葉」とも) - 罠にかかった狐を逃がしてやった保名ならぬ「安兵衛」のところに狐が化けた女房が訪ねてくる物語。信太ではなく、上方落語では安居天神(安居神社)、江戸落語では谷中天王寺が舞台となる。上方落語では狐が書き残す歌も「恋しくばたずねきてみよ 南なる天神山の森の中まで」となっている。
  • オペラ「白狐」 - 岡倉覚三(天心)が英語で執筆した "The White Fox"を原作とするオペラ[32]
  • 日本のサーカスには足芸(台に寝転んだ人の足の上に物や人を乗せる芸)で、障子と人を乗せ、乗った人が障子に:恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉毛筆で書く芸がある[33]

安倍晴明を主人公とする作品には、葛の葉に触れているものもある。安倍晴明が登場する作品を参照。


  1. ^ 藤巻一保 2000, p. 68.
  2. ^ a b c 諏訪春雄 2000, pp. 149–187.
  3. ^ 武田比呂男 2002, p. 101.
  4. ^ a b 沖浦和光 2004, p. 55.
  5. ^ a b 水澤龍樹 2011, p. 228.
  6. ^ 長谷川靖高; 長谷川裕高 2011, pp. 37–38.
  7. ^ 斎藤英喜 2014, p. 93.
  8. ^ 渡辺守邦 1989, p. 149.
  9. ^ 武田比呂男 2000, p. 115.
  10. ^ 信太の森の鏡池史跡公園協力会研究グループ 2017, p. 101.
  11. ^ なお、晴明の父に“やすな”と名がつけられるのは『安倍晴明物語』以降のことである。
  12. ^ a b 横山重 編「しのたづま つりぎつねあべノ清明出生」『古浄瑠璃正本集』 第四、角川書店、1965年。 NCID BN00500916全国書誌番号:58014087 
  13. ^ 誓誉『泉州信田白狐伝』 二、1757年。 
  14. ^ 豊嶋泰國 1999, p. 141.
  15. ^ 豊嶋泰國 1999, p. 152.
  16. ^ 武田比呂男 2000, pp. 119–120.
  17. ^ 斎藤英喜 2004, p. 277.
  18. ^ 盛田嘉徳 1974, pp. 238–239.
  19. ^ 沖浦和光 2004, p. 74.
  20. ^ 和泉市史編纂委員会 1968, p. 85.
  21. ^ 盛田嘉徳 1974, p. 237.
  22. ^ 奥田家文書研究会 1972.
  23. ^ 和泉市立人権文化センター 2004, p. 52.
  24. ^ 沖浦和光 2004, p. 64.
  25. ^ a b c d 諏訪春雄『霊魂の文化誌』 勉誠出版 2010 ISBN 978-4-585-23002-1 pp.94-99.
  26. ^ 若月保治 1944, p. 445.
  27. ^ 秋庭隆 1986.
  28. ^ 石橋新右衛門 1700.
  29. ^ 粂稔子 1985, p. 703.
  30. ^ 中塚喬清 1987, p. 235.
  31. ^ 信太の森の鏡池史跡公園協力会研究グループ 2017, p. 103.
  32. ^ オペラ白狐について妙高市文化ホール、2013年12月1日
  33. ^ 木下サーカスプログラム
  34. ^ 岡田哲著『たべもの起源事典』東京堂出版 p.212・p.126 2003年


「葛の葉」の続きの解説一覧




葛の葉と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「葛の葉」の関連用語

葛の葉のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



葛の葉のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの葛の葉 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS