葛の葉
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備考
- 油揚げを用いた食べ物のことを、葛の葉の生誕地とされる信太の森にちなんで「しのだ」と呼ぶことがある[34]。(例:信太巻)
- 明治時代の曲芸に、「信田妻」という、両手での同時筆記、筆を口に加えての筆記などを売り物にした演目がある。
- 南海本線の高石駅と阪和線の北信太駅は、それぞれ「葛葉」と「葛葉稲荷」という駅名で開業している。
- 信太森葛葉稲荷神社の鎮座地は、中という村名（のち信太村の大字名）だったが、和泉市編入の際に「葛の葉町」と改称されている。
参考文献
- 秋庭隆 編『日本大百科全書』 11巻、小学館、1986年。ISBN 4095260114。全国書誌番号:86052897。
- 石橋新右衛門『泉州志』 三、1700年、信太森。
- 和泉市史編纂委員会 編『和泉市史』 二、大阪府和泉市役所、1968年。全国書誌番号:73002788。
- 和泉市立人権文化センター 編『しのだ妻の世界』和泉市立人権文化センター、2004年。
- 沖浦和光『陰陽師の原像』岩波書店、2004年。ISBN 4-00-022379-8。 NCID BA69409569。全国書誌番号:20700081。
- 奥田家文書研究会 編「土地」『奥田家文書』 七、大阪府同和事業促進協議会; 大阪部落解放研究所、1972年。全国書誌番号:73019596。
- 折口信夫 「信田妻の話」 『折口信夫全集』第二巻、中央公論社、1965年 ISBN 4-1240-0712-4 / ISBN 4-1220-0267-2〈中公文庫〉
- 粂稔子 著「狐と稲荷信仰」、五来重 編『稲荷信仰の研究』山陽新聞社、1985年、信太狐と葛葉稲荷。 NCID BN01697656。全国書誌番号:86010305。
- 斎藤英喜『安倍晴明‐陰陽の達者なり‐』ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2004年。ISBN 4-623-04255-3。 NCID BA68922010。全国書誌番号:20686105。
- 斎藤英喜『陰陽師たちの日本史』株式会社KADOKAWA〈角川選書546〉、2014年。ISBN 978-4-04-703546-1。 NCID BB16988738。全国書誌番号:22489196。
- 信太の森の鏡池史跡公園協力会研究グループ 編『信太の森の狐』信太の森の鏡池史跡公園 信太の森ふるさと館、2017年。全国書誌番号:22648219。
- 諏訪春雄「民間陰陽師系晴明伝説の成立」『安倍晴明伝説』筑摩書房〈ちくま新書276〉、2000年。ISBN 4-480-05876-1。 NCID BA49827511。全国書誌番号:20177531。
- 高木元 『江戸読本の研究 －十九世紀小説様式攷－』 ぺりかん社、1995年 ISBN 4-8315-0677-X
- 武田比呂男「晴明＜葛の葉＞伝承と折口学」『「総特集」安倍晴明 陰陽師・闇の支配者』河出書房新社〈KAWADE夢ムック文藝別冊〉、2000年。ISBN 4-309-97585-2。全国書誌番号:20166546。
- 武田比呂男「<安倍晴明>説話の生成」『<安倍晴明>の文化学』新紀元社、2002年。ISBN 4-7753-0109-8。 NCID BA5988492X。全国書誌番号:20359607。
- ともえ 「越後の瞽女さん」 ともえのお部屋 - ウェイバックマシン（2000年2月29日アーカイブ分）、2002年
- 豊嶋泰國『安倍晴明読本』原書房、1999年。ISBN 4-562-03219-7。 NCID BA42723675。全国書誌番号:20004405。
- 中塚喬清『信太郷土史』1987年。 NCID BA44779499。
- 長谷川靖高; 長谷川裕高「中世」『阿倍野王子物語』株式会社新風書房、2011年、葛之葉子別れ伝説。ISBN 978-4-88269-745-9。全国書誌番号:22026665。
- 藤巻一保「晴明を知るための24のキーワード」『「総特集」安倍晴明 陰陽師・闇の支配者』河出書房新社〈KAWADE夢ムック文藝別冊〉、2000年。ISBN 4-309-97585-2。全国書誌番号:20166546。
- 水澤龍樹「鬼門と陰陽師」『日本のまつろわぬ民』新人物往来社、2011年、安倍晴明の母。ISBN 978-4-404-04004-6。 NCID BB05897594。全国書誌番号:21936144。
- 盛田嘉徳「「しのだづま」の語り手」『中世賤民と雑芸能の研究』雄山閣出版、1974年。全国書誌番号:75043126。
- 若月保治『古浄瑠璃の研究』 第二巻 延寶･享保篇 上卷、桜井書店、1944年。 NCID BN05855442。全国書誌番号:46023495。
- 渡辺守邦「〈狐の子別れ〉 文芸の系譜」『国文学研究資料館紀要』第15号、国文学研究資料館、1989年。
- 「説経とその枝葉」（十四） 『邦楽ニュース』VOL.190、日本の伝統音楽を守る会、2001年
関連項目
- ^ 藤巻一保 2000, p. 68.
- ^ a b c 諏訪春雄 2000, pp. 149–187.
- ^ 武田比呂男 2002, p. 101.
- ^ a b 沖浦和光 2004, p. 55.
- ^ a b 水澤龍樹 2011, p. 228.
- ^ 長谷川靖高; 長谷川裕高 2011, pp. 37–38.
- ^ 斎藤英喜 2014, p. 93.
- ^ 渡辺守邦 1989, p. 149.
- ^ 武田比呂男 2000, p. 115.
- ^ 信太の森の鏡池史跡公園協力会研究グループ 2017, p. 101.
- ^ なお、晴明の父に“やすな”と名がつけられるのは『安倍晴明物語』以降のことである。
- ^ a b 横山重 編「しのたづま つりぎつね付あべノ清明出生」『古浄瑠璃正本集』 第四、角川書店、1965年。 NCID BN00500916。全国書誌番号:58014087。
- ^ 誓誉『泉州信田白狐伝』 二、1757年。
- ^ 豊嶋泰國 1999, p. 141.
- ^ 豊嶋泰國 1999, p. 152.
- ^ 武田比呂男 2000, pp. 119–120.
- ^ 斎藤英喜 2004, p. 277.
- ^ 盛田嘉徳 1974, pp. 238–239.
- ^ 沖浦和光 2004, p. 74.
- ^ 和泉市史編纂委員会 1968, p. 85.
- ^ 盛田嘉徳 1974, p. 237.
- ^ 奥田家文書研究会 1972.
- ^ 和泉市立人権文化センター 2004, p. 52.
- ^ 沖浦和光 2004, p. 64.
- ^ a b c d 諏訪春雄『霊魂の文化誌』 勉誠出版 2010 ISBN 978-4-585-23002-1 pp.94-99.
- ^ 若月保治 1944, p. 445.
- ^ 秋庭隆 1986.
- ^ 石橋新右衛門 1700.
- ^ 粂稔子 1985, p. 703.
- ^ 中塚喬清 1987, p. 235.
- ^ 信太の森の鏡池史跡公園協力会研究グループ 2017, p. 103.
- ^ オペラ白狐について妙高市文化ホール、2013年12月1日
- ^ 木下サーカスプログラム
- ^ 岡田哲著『たべもの起源事典』東京堂出版 p.212・p.126 2003年
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