粉粒体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 15:14 UTC 版)
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粉粒体は、粉(粒)の間の空間(空隙)を占める媒質も含めて一つの集合体と考える。個々の粉、粒は固体であるが、集合体としては流体(液体)のように振る舞う場合がある。砂の振る舞いは一つの例と言える。
米国での調査によると、化学工業で製品の1/2、原料の少なくとも3/4が粉粒体であるという。しかし粉粒体の取り扱いは経験的になされることが多く、経済的ロスも多く発生している。1994年には610億ドル(約10兆円)が粉粒体技術に関連した化学工業であり、電力の1.3 %が粉粒体製造で消費されている。その一方で、毎年1000基のサイロ、ビン(貯蔵槽)やホッパーが故障したり壊れたりしている[1]。
- ^ a b 林茂雄『移動現象論入門』東洋書店、2007年、400頁。ISBN 978-4-88595-691-1。
- ^ 化学工学会 編『化学工学』(3版)槇書店、2006年、214頁。ISBN 4-8375-0690-9。
- ^ “粉体|粉体のフレコン輸送の比重や粉塵爆発対策|株式会社ウインテックス”. www.win-tex.co.jp. 2022年11月9日閲覧。
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