第3回統一地方選挙 第3回統一地方選挙の概要

第3回統一地方選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/27 02:37 UTC 版)

概要

地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律」(臨時特例法)に基づき、1955年4月23日と30日の2回に分けて実施された。

実施された選挙

4月23日投票

21都道府県知事選挙(改選21名)

このうち岡山県と島根県では現職以外に立候補者がおらず無投票となった。そのため実際に投票が行われたのは19都道府県である。

46都道府県議会議員選挙(改選2,613名)
米軍施政下の沖縄県は対象外
特別市の市長選挙(改選2名)
特別市の市議会議員選挙(改選813名)
横浜市・名古屋市京都市・大阪市・神戸市 

4月30日投票

特別市以外の市長選挙(179市)
特別市以外の市議会議員選挙(270市9,092名)
町村長選挙(1,964町村)
町村議会議員選挙(2,653町村48,326名)
東京都22特別区の区議会議員選挙(938名)

選挙結果

党派の凡例
自=自由党、民=日本民主党、左社=左派社会党、右社=右派社会党、無=無所属  
新旧の凡例
前=前職、新=新人

4月23日投票

19都道府県知事選挙では、保守系候補が14名当選し、圧倒的優位を占める結果となった。都道府県議会議員選挙でも保守系が優勢であったが、革新系も左派社会党(150→232)を中心に議席を順調に伸ばし、改選前において圧倒的優位を占めていた自由党(926→624)は議席を大きく減らす結果となった。

都道府県知事選挙当選者(無投票当選含む)

投票率:74.85%[1]

自由党:1名
右派社会党:1名
民主・自由:1名
無所属:18名(保守系11+革新系2+その他5)[2]
都道府県議会議員選挙

投票率:77.24%[1]

自由党:624名
日本民主党:594名
左派社会党:232名
右派社会党:185名
労働者農民党:6名
日本共産党:10名
諸派:94名
無所属:2613名
保守系:652名
革新系:157名
その他:59名

無投票当選は74名(自22+民17+左社5+右社2+諸4+無21)、女性当選者は29名[3]

特別市長選挙当選者

4月30日投票

投票率[1]

  • 市区町村長選:83.67%
  • 市区町村議選:80.99%

  1. ^ a b c 統一地方選挙における投票率の推移 (PDF) .明るい選挙推進協会(2012年1月28日閲覧)
  2. ^ 保革別の数字については朝日新聞1955年4月25日付1面表「知事当選者数」(縮刷版307頁)を参照。
  3. ^ 朝日新聞1955年4月25日付


「第3回統一地方選挙」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第3回統一地方選挙」の関連用語

第3回統一地方選挙のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第3回統一地方選挙のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第3回統一地方選挙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS